話を聞いてもらったら、次は話を受けとめる。
【 自己紹介 】
プロフィールページはこちら
このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
毎回ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。
【 今日のトピック:さみしさをぶつけた後 】
今週は、とても忙しかったです。まあ、毎晩午前様なんてことはありませんでしたが、午後9時頃までの残業が2日続きました。
大変でした。疲れました。
疲れていると、自分の中の「本能」の部分がむき出しになってきます。これは、非常によくありません。
人間みなそうだと思いますが、疲れていると、理性の働きが弱くなります。僕の場合は特に、これが顕著です。
「本能」って何かというと、「さみしい」とか「誰かと話したい」という欲求・感情です。
僕はいまひとり暮らしで、家に帰っても誰もいません。身体が元気なら、ひとり暮らしなんてへでもないのですが、身体の元気がなくなると、途端にひとり暮らしはさみしくなります。
人は、他人なしでは生きていけません。そうプログラムされています。
人間関係で悩むくせに、人間関係なしでは生きていけないという、なんともまあ、完全に矛盾したプログラムが人類全員にインストールされているのです。
やれやれ。
ひとり暮らしだと、人間関係のわずらわしさからは解放されますが、さみしさとは切っても切り離せません。
「さみしさ」との戦いは、現代人の宿命なのかもしれません。さみしさを紛らわせるには、誰かと会って話すしかありません。
とはいえ、さみしさを紛らわせるために会われる相手の身にもなったら、これはまた迷惑な話です。
さみしさをこじらせて会いに来るようなメンヘラですから、話を聞くだけで疲れてしまいます。
ここで大切なのは、「持ちつ持たれつ」なんだと思います。自分がメンヘラを発揮してしまったときに話を聞いてもらったら、次は、相手がメンヘラを発揮したときに、一生懸命話しを聞いてあげる。
確かに、独りよがりのメンヘラ話を聞かされると、非常に迷惑ですが、でも、疲れてさみしさをこじらせると、どうしたって、メンヘラになってしまいます。
それはもう、仕方ありません。メンヘラにならないような人もいるでしょうが、僕は違います。疲れるとメンヘラになってしまうのです。
そんな人間なんです。
だから、メンヘラを発揮して、友達や家族に話を聞いてもらったら、せめて最後に「話を聞いてくれてありがとう。次は、僕が話を聞く番だから、遠慮せずに言ってね」と言い残す必要がありそうです。
相手に対する気遣いも大切ですが、気遣いできないほどさみしさをこじらせたり、傷ついたりすることだってあります。
相手を気遣う余裕がないときこそ、誰かに話を聞いてもらう必要があるんですが、そんなメンヘラの相手をしていたら、逆に傷つけられてしまいます。
その結果、メンヘラって、だれかに話を聞いてもらう必要があるのに、周りから人が離れていって、どんどんメンヘラをこじらせるという悪循環に陥りがちです。
メンヘラがメンヘラをこじらせてしまうのは、こういった理屈です。
メンヘラは、誰かに話を聞いてもらわないと生きていけないわけで、だからこそ、相手の話を聞く能力が必要です。
「自分の話を聞いてほしい!」という身勝手を、ただただ受け入れてくれる人なんていません。人それぞれに、かけがえのない、その人だけの人生があるわけですから。
僕としては、メンヘラをこじらせてもいいとは思っています。ただ、「次は私の番」と思う覚悟が必要で、なおかつ、本当に「次」がやってきたときに、きちんと、相手の話を受けとめる度量も必要です。
「話を聞く」は、あーだこーだ指図したり意見を言うこととは違います。相手の話を受けとめることです。
受けとめるためには、「この人は受けとめくれるんだ」と思ってもらう必要もあります。
自分に余裕がないメンヘラには難しい能力なんですが、この能力を磨かないと、話を聞いてもらう相手がどんどん減ってしまい、自分がメンヘラをこじらせてしまいます。
どれだけメンヘラをこじらせても、何の対価もなしに100%自分の話を聞き続けてくれるような人を見つけるのも解決法ですが、そんな人なんて一生見つからないのが普通でしょう。
「持ちつ持たれつ」で、自分がメンヘラを発揮したら、次は、相手の話を受けとめる。
そうやって、自分のメンヘラと付き合っていこうと思います。
それではまた次回!・・・↓
*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:*
前回のブログはこちら↓
僕に興味を持っていただいた方はこちらからいろいろとご覧ください。
━━━━━━━━━━━━
※内容に共感いただけたら、記事のシェアをお願いします。※このブログの内容は、僕の所属する企業や団体とは一切関係ありません。あくまで僕個人の意見です。
サポートしてくださると,めちゃくちゃ嬉しいです!いただいたサポートは,書籍購入費などの活動資金に使わせていただきます!