お客さんは選ばれている:悪い顧客は相手にしてもらえない
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
毎回ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。
【 今日のトピック:客は選ばれている 】
僕は、「西野亮廣エンタメ研究所」というオンライサロンのメンバーです。サロン記事は、基本的に毎日読んでいますし、ブログも欠かさず読んでいます。
「信者」と思われても全く構いませんが、実態としては、「信者」というよりは、単純におもしろいので読んでいる感じです。
それと、近くにサロンメンバーが営むお店があるかどうか地図で検索できて、これも便利なので結構使っています。
さて、今日も、いつものようにブログを読んでいたら(昼休みに読むのが日課です)、こんな記事が出ていました。
要は、「イイお客さんだけに商品やサービスを売りましょう」という話です。「売りましょう」というか、少子化で人口が減っている現状をふまえると、「売らざるを得ない」ということです。
↑の記事は、ビジネスをする側の視点で書かれています。「お客さんを選んで、限られたお客さんにだけ売っても成り立つビジネスを考えましょう」という話なので。
でも、これって、お客さん側から考えると、非常に残酷です。
売ってほしくても、売ってもらえないからです。客を選ばれてしまうと、「こっちは客だ」「金払うのはこっちだ」という理屈が通用しないからです。
どれだけのお金を積んでも、「あなたには売りません」と言われたら、どうしようもありません。
こういった世界が、これから待ち受けているかもしれません。
自分が「イイお客さん」でなければ、売ってもらえない。そんな世界だと、「イイお客さん」になるしかありません。
「めんどくさいお客さん」でいると、高品質な商品は買えなくなります。高品質で、人気な商品であればあるほど、売る側がお客さんを選べるからです。
お客さんを選べるような、高品質で人気がある商品を提供すれば、お客さんを選ぶことができます。その結果、良い商品は、「めんどくさいお客さん」には巡ってこなくなります。
これは「不当」でも「不正」でもありません。資本主義のルールに従っているだけです。
資本主義は、契約によって成り立っていますが、契約は「自由に」結ぶことができます。この「自由」は、契約の内容をどうするか自由に決められることだけでなく、「誰と契約するか」も自由に選べることを意味します。
「イヤな客には売りたくない(=イヤな客と契約を結びたくない)」は、資本主義世界の大原則です。
今から2年以上前に書いた、↑のブログでも、この「契約自由の原則」について書きました。
GAFAという「民間企業」によって、現在の便利な暮らしは成り立っていますが、民間企業だからこそ、契約相手を自由に選ぶことができて、こういった民間企業に選ばれなかった顧客は、現代社会の便利さを享受できません。
現代社会は、こういった理屈で成り立っています。残念ながら。
そして、より残念なことを正直に言うと、「イイお客さん」になれるかどうかは、遺伝に大きく依存しています。というのも、「イイお客さん」になるためには、社会の仕組みをきちんと理解できるだけの知能や学力が不可欠ですが、知能や学力は、遺伝に大きく左右されるからです。
理解力や学力が低いと、そりゃあ、「イヤな客」になりがちです。人は本能的に、「わからないこと」をおそれます。おそれると、相手に文句を言います。相手を怒ります。
怖いからこそ、怒るのです。自分の理解を超えると、人は怒ります。
で、遺伝のせいで、先天的に理解力が低い人がどうしてもいます。そうすると、遺伝のせいで、「イヤな客」となってしまい、商品を買えなくなるということが、起きてしまいます。
とても残酷です。書いていて虚しくなりますが、これが現実です。現実なので、目を背けてもなくなりません。悲しいですが。
この「遺伝による不都合な真実」を解決するのはハチャメチャに難しいと思いますが、少なくとも、「誰でも同じ理解力・知能・学力を持っている」とは考えないことが大切だと思います。人はそれぞれ違いますが、理解力・知能・学力すらも、遺伝によって大きく異なるのです。
それを知っておくだけで、優しい世界に少しだけ近づけると思います。
それではまた次回!・・・↓
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