子宮頚がんの話②MRI.PETの結果
いつもyumiの記事を読んでいただきありがとうございます!
すぐに記事を書きたかったのですが、いろいろ考えることが多くて、
そして精神的にも不安定でなにも手につかない状況でした。。
前回の記事を読まれてない方はこちらを先に読んでいただくと話がわかりやすいかと思います!
2023.12.14 先日受けてきたMRIとPETの検査結果を聞きに行ってきました。
もう、気が気じゃなかった・・・・
とにかく、他に異常がないことを毎日祈るしかないし、転移してないように願った。
この日の担当は教授の肩書を持つ人だった。
遅刻してきたみたいで40分くらい待たされ、
慌ただしく部屋に呼ばれる。とても優しそう先生だった。教授の肩書きのイメージとは似つかわしく割と若めの先生だった(40代後半くらい?に見えた)
先生「では早速ですが、先日したMRIとPETの検査の結果です」
画像を見せてくれる。よくある輪切りのやつ。
もっとじっくり見たかったけど、あっという間にクリックで流され、子宮のあたりで止まる。
PETの写真は全身が綺麗に写っていた。
先生「画像で見ると、転移はなく綺麗な状態です。
PETは、がん細胞があるところに糖分が集まって光るようになっています。
脳や心臓、膀胱は集まりやすいのでこの辺りは色がついてても大丈夫ですが、
ちょうどこの・・子宮頸がんがこの辺りですね・・・ここが光ってます。
今回の検査で、他の部位に転移は見られず綺麗な状態でした。」
"転移が見られない"と聞けただけで、
肩の力が抜けた。よかった・・・・
次に病状の細かい説明と、現時点でのステージレベルの話にうつる。
子宮頸がんには2種類ある
教授の説明によると、子宮頸がん患者全体の約70%が扁平上皮がん、約30%が腺がんがらしく、私はこの30%の方に当てはまってしまった。
いわゆる、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染だ。
転移しやすいがんらしいので、今回の検査で他に転移が見られなかったのは不幸中の幸いかもしれない。
いよいよステージの説明に入る。
コレは、大きさによって変わってくるようだ。
私は、この " ⅠB1期 "か " ⅠB2期 " かが曖昧だったため、どちらかを判断するため、教授の最終チェックが入った。
測って見ると、2.5㎝だったため" ⅠB2期 "の診断に。
ステージによって、手術内容が変わる。
それでも、初期の方なのかなっと安心していた。
癌になっている部分だけ切除すればいいと思っていた。
医師から出た言葉は、
子宮全摘出
言葉が出なかった。
少し間が空いて、
私「え・・・・全部取るんですか?」
想像していなかったので、なんだか自分の事じゃないような感覚になった。
進行具合によって、手術の仕方も変わってくる。
私の場合は、初期の方だけど、I B2 なので全摘しないといけない内容らしい。
なんだか頭がぼーっとしていたけど、思いのほか冷静だったと思う。先生の話を聞き、付き添いできていた母が泣いていないか様子を伺う。
よく泣く母だが、泣くのを我慢しているのが分かって、それを見て私も涙が出そうになるのを堪えた。
笑ってみせた。
手術は3つのパターンを用意された。
①子宮も卵巣も全部とる
②子宮は取って卵巣は残す
③日本ではまだ限られた病院しかやってないけど、子宮頚がんの発生している部分を中心に子宮の2/3くらいを残す
これは、今後妊娠したいかどうか、子供が欲しいかどうかで方法が変わってくる。
①の場合、95〜97%完治。限りなく再発や転移の可能性はなくなる
②の場合、卵巣に現時点では可能性はかなり低いけど、2〜3%の確率でがんの細胞がある可能性がある。
③の場合、ここの病院ではやっておらず、日本だと倉敷中央病院か九州の方の病院だったかな・・?とのこと。この場合、5〜10%ほど再発リスクがあがる。
私は、妊娠を望んでおらず、今後も子供を産み育てるという予定をしていなかったので、
話を聞いた時は「卵巣もとってもいいかな」と思っていた。
先生から、卵巣をとった場合は、ホルモン療法を閉経年齢近くまでする必要があり、エストロゲンホルモンをシールなどで補う。
と説明を受けた。
さっきまで、卵巣取ってもいいかと考えたけど、
今、甲状腺機能低下症で薬も飲んでるし、
また自力でホルモン調整できなくなるのか・・・とか、また病院ずっと通うのもめんどくさいな・・・とか、お金かかるなぁ〜・・・とか。
そんな考えが頭をよぎり、
私「これって一旦保留にして、どの手術にするか考えてもいいですか?」
と聞いてみた。
先生「もし、③番目の手術だと紹介状書いて、またそこから時間がかかると思うので、できるだけ手術も早い方がいいので4日後にお返事いただけますか?最大でまてても1月いっぱいにはお返事ほしいです。」
私「わかりました!大丈夫です!」
そうして、このあと、入院や手術についての説明と、○○があるので(半分聞いてなかった)」
と言われたのだか、すぐに仕事に戻らないと行けなかったので後日にしてもらって病室をでた。
まだ、頭の中がごちゃごちゃしていた。
私は何を考えればいいんだ?とりあえず早く仕事に戻らなきゃ。
また病院に来ないといけないのか・・・。
疲れるな・・・・
そんなことをモヤがかかった頭の中で考えながら、
でも、本当に転移してなくて良かった・・・と安心していた。
この時はまだ、これからくる悩みの大きさに気づいてなかった。
この後は店の予約が詰まっているから早く帰らなければいけないのに、最後のお会計時間が長くてイライラしていた。
オーナーと、私2人で回している美容室の為、予約が重なると1人ではどうしても回せないのだ。
なんとか、ギリギリ間に合って、お客様もスムーズに終わり、普段の何も変わらない、何事もなかったかのように仕事をした。
ボス「お疲れ様。どうだった??」
私「とりあえず、転移はなかったです。ただ、手術内容が・・・」
3つの選択肢があること、子宮は全部取らないといけないことを話した。
あれだけ母の前では気丈に振る舞っていたけど、
こうして、改めて自分の状況を誰かに説明すると一気に実感が湧いてきて涙が溢れた。
あぁ・・・私の体の中から臓器が一つなくなるんだ。
生まれて一度も想像しなかったできこと。
卵巣もとるべきか、残すのか・・・・。
少し落ち着いてから、甲状腺の病気のことでも相談に乗ってもらっていた、看護師のお客様に、どうしようか迷ったけど相談してみることにした。
幸いなことに、お店に来ているお客様は医療関係の方も多く、こうして私のことを妹の様に可愛がってくれ、私的に相談に乗ってくれる人がいることが本当にありがたかった。
私は、昔からそうだが、人には恵まれていると思っている。
もちろん、人間関係でいいことばかりではなかった。
小学校は男子からクソつまらない下ネタ系のあだ名で呼ばれたりしてたし(完全無視してたけど)
中学時代は親友だと思ってた子に悪口を言われて絶交した経験もあるし、高校時代は…あんま覚えてないな笑
とにかく学生時代は友達関係は楽しかった記憶がほぼないけど、先生と仲良くしてたおかげで(?)(一応勉強も真面目にそこそこ頑張ってた)
高校も推薦で入学できたし、高校時代にバイトしてたうどん屋の店長が、就職しようとしてた会社の常務と知り合いで私を推してくれたおかげで(?)すんなり入社できたし、今の職場でも、本当にいいお客様が多くてたくさんの方に可愛がってもらえてると勝手に思っている(笑)
そんな感じで(どんな感じやねん🫲🏻)
今までたくさんの人に助けてもらってきた私は、
今、また救われているの最中なのだ。
少し長くなったので、一旦ここで区切りろうかな。
次回は私の悩みネタをつらつら書かせてください笑
読んでくれてありがとうございます!
yumi
いつも読んで頂きありがとうございます。 サポートいただけると泣いて喜びます!皆様に幸せのおすそ分けできるよう頑張ります!