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言葉の持つ力

植物に話かけるとよく育つとか、お米の入ったビンに「ありがとう」と「ばかやろう」書いた2種類のビンを置いておくと、「ありがとう」の方は腐らないけれど、「ばかやろう」の方は腐るとか、話は知っていたけれど、

「水は答えを知っている」という、江本勝さんの書いた有名な著書を読んで、実際の水の結晶の写真を見たり、数々の実話を読んで、

これは、本当のことなんだなと深く感動した。

実際に江本さんが、時間と労力をかけて実験した結果だからこそ、説得力があるし、心にも深く響いた。

本の中で、水に見せると綺麗な結晶ができる言葉は沢山あるが、

やはり、一番最初に出てくる写真で、江本さんに
「完璧と言ってもよいほどの美しさ」と、言わしめた「愛・感謝」を見せた水の結晶は、美しい。

いつも飲む水の入ったペットボトルにも書いてみたら、綺麗な結晶になるのではないかと思い、我が家のペットボトルにも、紙に書いた「愛・感謝」を貼り付けている。

貼っている紙は、飲み終わっては使いまわしているので、若干破けて汚くなっているのが物悲しいが、「愛・感謝」が貼ってあることには違いないので、結晶は綺麗に違いないと思って毎日飲んでいる。

最近は、ボディークリームの容器にも、油性ペンで「愛・感謝」と書くほどの貪欲さで、身の回りの液体を綺麗にするための活動を実行している。

この本を読んで、美しい言葉が美しい結晶を作ることに感動したのと同時に、汚い言葉が、水の結晶を破壊する写真を見て、心底恐怖を感じた。

日頃軽々しく使っている言葉に、こんなに影響力があったなんて。。。

かといって、今日から一切マイナスな言葉を使わないというのは難しいが、つい汚い言葉が、浮かびそうになる時は、あの破壊された結晶を思い出そうと思う。

身体の中を流れている血液が、言葉によって綺麗な結晶になったり、破壊されたりしていると思うと、何気ない日常生活の重みを感じる。

私達は、自分の身体を健やかに保つのも、破壊するのも、自分自身の言動にかかっているのだ。

身につまされる思いである。

 そういえば、銀色夏生さんが、「上手いこと静かにしている」という表現を使ってらして、「上手いこと静かにしている」ってなんかいいなと思った。

多分、余計なことは言わないけど、黙りこくっていて感じ悪いって言う風にも見えない状態と推測する。

ついその場しのぎで、心にもない余計なことを言ってしまいがちな私には、憧れの状態である。

私も上手いこと静かにして生きていきたい。

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