憧れの花火デート
今日は大阪の淀川花火大会
なんと、マッチングアプリで知り合い2回ご飯に行った相手からお誘いがあった。
どうせ今年も花火なんて、男となんて、行かないだろうと高を括っていたのだが。
奇跡は起こるものだなとしみじみ思う。
17:30大阪に入るととたんに色とりどりの浴衣姿が目につく。
最近は男性も浴衣を着るらしく、チラホラ彼女と浴衣を着ている男性も見かけた。
また、浴衣にサンダルを履いている女性もチラホラいる。
たしかに下駄は指が痛くなるし歩きにくいし、鼻緒が切れたら縁起も悪い。
下駄が減るということは街からカランコロンという効果音も減少していくということ。
近頃は、5月の鯉のぼりも見なくなったし、風鈴もみない。
夏の風物詩は真っ先に切り捨てられ減っていく。
「おもむき」という言葉は「エモい」に言葉を変えた。
昔からの建築物が、災害などで崩壊したり、言葉や風物詩なども次の時代へ移り行く昨今。
変わらずに残っているものはあるのだろうか。
人の心は変わらず永遠 だなんて陳腐なことは言えない。
待ち合わせに現れた彼とトボトボ目的地に向かう。
途中で警備員さんは雪崩のようにドドドドと進んでくる人間の群れを、スピーカーであれこれと指示し安全を守ってくださる。
彼が持ってきてくれたブルーシーツをひいて場所を確保する。(その際事件現場みたいだね。という私のボケにクスッと笑ってくれた)
19:30ちょうどのタイミングで、ドコッ!ドコッ!っと爆発音と共に赤や緑の花が暗闇に咲く。
先ほど、人の心は不変ではないという趣旨の言葉をドヤ顔で吐いたが、人の想いは不変だと信じている。
20年前と変わらない花火を見ながら思いに耽った。(彼にはそんなことわざわざ話さなかった)
終電から2本早い電車で帰路に着く。
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