旅事件🚌

「死ぬ前に47都道府県の地を踏もう!」
とおもいたってはじまったチャレンジ

始まりは2022年の1月から
もともと1人で旅行したことはなく
普段は地元でバス通勤、方向音痴
Googleマップと顔見知り程の関係もない20代

沢山の事件がおこるおこる
1人では消化しきれないくらい
今となっては笑い話
思い出しながら残しておこう✏️

①島根・鳥取

島根の玉造温泉へ行った時
普段は素泊まりのビジネスよりのホテルやホステルに
泊まることが多いけれど
せっかくの温泉地、「少し良さげな旅館に泊まろう」と
旅行サイトで1人でも浮かなさそうな、目に付いた旅館を予約
当日、日中の観光をおえて、夜行バスのお供大きめのリュックを背負いながら旅館へ

丁寧に案内されチェックイン
お部屋やお風呂の説明後、スタッフさんの指さす方へ目を向けると、酒瓶と米袋がズラリ

「宿泊のお客様にささやかですがプレゼントさせていただいています、ぜひお持ち帰りください」

急なことにわたわたする私に
お酒の解説をしてくださるスタッフさん
普段、カクテルしか飲まない私の理解は追いつかず
渡されるがまま酒瓶と米袋を持ち部屋へ

え、これ持ち歩くの…?

実は翌日鳥取へよって島根から帰路は夜行バス
つまりチェックアウトからリュックは背負いっぱなし
折角いただいた好意、無駄にはしないと
リュックの奥底につめて
翌日のスケジュール強行突破🏃‍♂️

帰る頃には酒瓶をリュックにつめて旅行してるのなんて私くらいじゃないかと面白くなってきた

断る勇気も大事だと学びつつ、良いお土産(話)を持ち帰ることが出来た旅だった

②福井

またも一人旅
1人だと夜ご飯に困る

「色んな名物が食べたい」

けど、お店で食べると量と値段がすごいことになる
調整しようとすると種類が限られてしまう
(あとお値段もかわいくない)

そこで旅行に慣れてくると
お土産もの屋さんで買ったちょこちょこしたものを
ホテルで食べるのが定番になってきた

人目も気にせず
気になったものを食べれる💮

福井でもお土産もの屋さんで
小さめの地酒(このころには日本酒が少し飲めるようになった)とごま豆腐かに新上(2枚入)を購入
あと少しおかずっぽいしょっぱいものがほしいなと思い
事前に教えてもらった名物の焼き鳥の購入を決定
持ち帰りの準備をしてもらうため電話注文
焼き鳥は全般好きなので決めきれず、

「オススメを2種類ください」
「本数は4本からしか注文できませんがどうされますか」
「それぞれ4本でお願いします」
(確かこんな会話だった)

買い物していたお土産屋さんから
焼き鳥屋さんへ
「持ち帰り予約のお客様ですね、お会計こちらになります!」
「タレもつけときますね!」

ん?ちょっと高いな?8本だよね
有名なお店みたいだしこんなものかな?
それにしてもタレ多くない?

ふわっと思いながら紙袋に包まれた焼き鳥を受け取った
温かいうちに食べたかったので、バタバタとホテルへ

良い匂いに我慢出来ず紙袋びりびり

ん?種類ごとに束ねてある珍しい
輪ゴム4つ?何本で1セット?
4本?4×4?…

16本……?

袋から出しながら数える
間違いなく16本
やってしまった🐥⸒⸒

明らかに1人の量じゃない
かに新上もあるよ(大きめ2枚)

始まるフードファイト
鼓舞してもらうために姉に電話

「どうしたらそうなる」

わからん
置かれた状況に、お酒も入り楽しくなりながら完食
美味しい名物でお腹と気持ちも満たされた旅だった

③岩手・宮城・福島 からの帰路

強行3県縦断旅の最終日
福島から帰る道
少しでも安い方がいいと、乗り継ぎ乗り継ぎ

時間も結構遅くなって、長旅の疲れも出て
普段乗らない路線に乗るので気も張る

最後の乗り換え、ホームから電車へ

ICカード持ってるよね
ポケットに手を入れて確認

よし、ある。乗るぞ
姉の後ろについて乗車

視界に映るICカード

飛んでいったスローモーションで
ホームと電車の隙間にイン

おっと???
あれは私のICカードだな?
おちたな?

理解が追いつかない頭
電車に踏み入れた足
閉まるドア、発車のアナウンス
座らなきゃ

進み出して、初めて状況把握

「ねえ、ICカード落とした」

姉に伝える

「え?いま?」

いや、ほんとうにそう、乗ってから言うことじゃない
なんなら座ってから少し間あったよ
疲れで麻痺した頭の判断は鈍かった

とりあえず目的の駅まで行って駅員さんに話すことに
乗ってる間気が気じゃない
Google先生に知恵を授けてもらおうと
姉とネットサーフィン

どうやら到着駅で現金払いできる
落し物は拾ってもらえるのは深夜の最終後

なんとかはなると気を保ちつつ
目的の駅
駅員さんのいる窓口へ

「すみません、ICカードを乗った駅に落としてしまって…」

「それですと現金で1度お支払いいただき、ICカードが見つかったらそちらを精算させていただきます。落としものはこちらの連絡先にお客様から連絡してもらう形になります。」

「連絡してもらってその場で探すことが出来なければ、見つかり次第連絡させてもらって本人様に受け取りにきていただくことになるかとおもいます」

当日、姉の家に泊まって翌朝飛行機で帰る予定
取りには来れない、諦めるか…

落ち込む私をなんとか受け取れるようにといろんな提案をしてくれる駅員さん
多少は目をつぶって、聞かなかったことにします、
(詳しい内容は伏せます)
もう少しで問い合わせ窓口も閉まるので電話してみてくださいとマーカーを引いて電話番号の書いた髪を手渡してくれる(優しいし、タイプの顔で惚れかけた←)

とりあえず電話してみよう
あそこまで説明してくれて私がやらないでどうする

「すみません、駅に落し物をしたんですけど…」

「ちょっとこちらでは対応しかねるので直接落とした駅に行って説明してください」

そうか…
やっぱそれしか…

翌日、始発で昨日の駅へ
ここまで来るとなんかもう意地のようなもの
絶対帰るまでに手にしてやる

「すみません昨日ホームの5号車2番ドアでICカードを落としたんですけど…」
(号車とドアは姉のアドバイスでメモ)

「昨日は落し物は届いてませんね…」

これは、もう無理か
明日行こうかな…

「今から取りに行くのでついてきていただけますか?」

ん?今から?
電車走ってるよ?

「少しお待ちください」

駅員さん2人登場
手にはすごく長いマジックハンドみたいな棒
大人しく着いていく私

「この辺ですね」
「危ないので下がってお待ちください」

しゃがみながら下を見回す駅員さん
キョロキョロ…

マジックハンドの手が動く

「ありました、こちらでお間違いないですか?」

PASMO〜!!!(ちょい濡れ)

「これです!!!」

こんなに早く見つかる?
電車の運行に影響を与えることなくスムーズに

「昨日現金でお支払いいただいた料金も精算しておきましたんで」

神?駅員さんってみんなこんなに優しいの?


嬉しさのあまり撮影

本当に感謝しかなかった
(PASMOの残高5000円くらい)

今まででベスト10には入る大事件でした

ここから先の旅行も沢山の事件を
巻き起こしながら、少しでも思い出に残るように
楽しんで行こうと思う👓


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