時間は「人生の投資」である【 神時間力 時間を使いこなせば人生は思い通り 】星渉
金曜投稿目指そうと思ったがイレギュラー重なりズレてしまったことを許して欲しい。
「 時間がない 」
ここ最近の私が時々脳裏に過ぎらせているフレーズでもある。
時間は24時間平等というのも分かってもいるし時間に関する本は読んでもきたし今投稿みたく過去にも投稿してきた。
その上で " 最近忙しくなってきて自由時間減ったなぁ" と不満を言いそうにもなる。
人間忙しく、尚且つ自由時間が限られているからこそ時間を楽しめるというのも重々承知(なはず)
それでも改めて「時間を使いこなしたい」と強く思ったので手に取ってみた1冊を紹介しよう。
今回は
星渉 著
神時間力
時間を使いこなせば人生は思い通り
本書は
・そもそも時間とは?
・頭のいい時間の使い方
・「完璧主義」がマイナスな理由
・趣味や娯楽について
・効率的な時間術
など時間にまつわる疑問点や概念、それらの解決策が文壇に書かれた1冊となります。
著者の星渉さんは作家、ビジネスコンサルタント、株式会社の代表取締役など様々な面で活躍されている人です。
著者は2011年3月11日の東日本大震災を体験し、「人はいつ死ぬか分からない。自分のやりたいと思うこと以外に時間を費やさない」と決心し独立したという経験を持っています。人はいつ死ぬか分からないと実体験された本人だからこその説得力のある内容でした。
そんな著者がたどり着いた時間術の数々が物語のストーリー形式で展開されていくのが本書です。
・時間の神である黒野
・黒野の元に現れる謎の影
・「時間がない」と黒野にすがる社会人の春香
・黒野に育てられたOB達
などの登場人物によって話が進んでいくので内容がスっと頭に入ってきやすいのも本書の魅力です。
前置きだけで長くなってきたので本書の解説に進んでいきましょう。
人生とは「時間の投資」
タイトルにも使用させて頂いたフレーズですが説明しましょう。
そもそも投資とは経済や自己成長などの未来にプラスをもたらす行為です。
など将来的なリターンを狙うという認識でOKです。
私が毎週やっている読書も知識や著者の人生観から学ぶための自己投資だと思っております。
時間も同じというのが本書のメインテーマの1つ。
同じ一日でもテレビを見るだけで終わる人もいれば、自分が本当にやりたいことに直結する努力などに費やす人もいます。
同じ1日いや1時間でも使い方次第で将来的なプラスにもマイナスにもなりうるわけです。
限られた時間の中で将来的なリターンをどのようにして得ていきたいか?というのが一応の本書のテーマとなります。
・時間をどこに使っているか?
・そこから何を得られるのか?
ということを考えながら動いていくことが限られた時間において重要というわけです。
本書の具体例をあげましょう
「父に欲しがっていたゴルフウェアをプレゼントする 」 としましょう。
ここでは「ゴルフウェアを探して買う」という投資を通じて【 父に喜んでもらう 】という結果を得られることでしょう。
これは私たちの行動全てに該当することでしょう。
資格勉強に時間を投資するのは「合格」さらにはその先の就きたい仕事につくという結果のためにやる事となります。
推しのコンサートに費やす時間も「幸福な時間をすごすため」となるでしょう。
得たい結果が分からない時は一度じっくり考えたうえで「自分の時間を投資して得たい結果は何か」を意識せよ!ということです。
貯金感覚で時間も先取りする
貯金でよく言われるフレーズなのでご存知の人も多いかもしれませんが先取り貯金というものを聞いたことがある人も多いかもしれません。
これは手元に入った給料や報酬の一部を入った瞬間から貯金に移し、残った分でやりくりするという方法です。
これは時間においても活用できる方法となります。
本書の例でいえば
「来週木曜日に〇〇に会う」という予定が時間貯金にあたります。
そして「翌週木曜に〇〇に会った」という事実が時間貯金を使ったということになります。
分かりやすく説明すると「この日この時間にする事を予約しておく」イメージです。
これをすれば毎日忙しくて時間がないという状況を打破できることでしょう。
よく聞く話でYouTuberとして伸びている人も最初は朝4時台から起きて動画制作をされていたと聞いたことありますのでクリエイティブな仕事をしたい人は朝に時間先取りすることを多書などで推奨されていました。
それともう1つ注意してほしいのが
これも本書の例を参考にすれば
来週中に「会議資料を作る」と予定するより
『 来週水曜の14~16時に会議資料を作る 』
と正確に決めた方が実行しやすくなるということです。
目指すべきゴールがあるだけで人生は充実する
人生は「時間の投資」と書いてきましたがもう少し説明入れていきましょう。
時間というものは限られていることは言うまでもなく理解できると思います。
つまり自分がやりたい事、叶えたい事にリソースを注いだ方がいいということになります。
人生の残り時間を後悔しないために目指すべきゴールを明確にした方がいいことになります。
目的なく放浪する人生はまさにゴールのないマラソンですし私に置き換えても人生無駄に消費するのは嫌です。
本書でもゴールを持つだけで人間の幸福度も上がると書かれています。
私がこの投稿を続けるのも、いずれ自身の成果物として評価されたいがために続けている面もあります(それ以前に趣味の一環として作っているだけでもある)
私の目標で Web系のサラリーマン、欲いえばフリーランスや経営主になって時間的にもお金、場所からも自由になるという願望が存在します。結果的に目標を持ってから人生が輝かしくなった気がします。
それに、ゴールは変わってもいいとも書かれています。
高校の時は「志望校に受かる」「部活でトップを取る」といった目標だったのが大学に入り「この業界に就職する」など自分のステージによって目標は変わっていったはずです。
「この業界に転職する」という目標が叶ったなら次は「3年後までに独立する」という目標に切り替えてもいいということです。
繰り返しになりますが「ゴールは常に変わるもの」なので常に次のゴールを決める時間を持つことも重要です。
人生目標が分からない時は
「一度立ちどまり人生目標を考える」と言いつつ「何が目標か分からない」という人も多いことでしょう。
本書では、黒野から「"明日"高尾山に登れ」といきなり言われ、春香が実際登ることとなります。
結果的に、天気のいい日だったりすれ違う人たちの優しさに気づけたりとやってよかったという結論に至っております。
言われなければやらなかった選択から楽しみを見つけるというストーリーではあるものの、これは現実的に必要とも捉えれます。
動かないだけでは何も始まらないということにも捉えれますし、そもそもやりたい事を叶えるための人生目標は自分の外側にある事がほとんどなのです。
私の場合「何かを広めることが大好き」「裏方のサポートをしたい」という価値観を持っている人間ではありましたが、シナリオライターやアフィリエイト(ブログなどを用いて商品を宣伝すること)SNSでの発信といった人生目標を叶える手段の存在は情報やYouTubeなどで知ることができました。
自分のしたい事、気づいてないだけで叶えたいことも全て外側を漁ったりしたからこそ知ること、魅力に気づけました。
私の話に逸れましたが自分の人生目標が分からない時は " とにかく動け " ということです。
その話抜きで知らない事を体験するのはめちゃくちゃ楽しい発見ばかりなので個人的にもオススメです。
優先順位のつけ方
様々な体験をしたり、元々いろんな趣味がある人も多いでしょう。
私も複数趣味ある人間なのでグゥ共感。
やりたい事が多くなると何を人生目標にすべきか迷うタイミングは避けられないかもしれません。
本書では大きめにこう書かれております。
これを常に考えるクセをつけた方がいいというのが本書から得た最大のキーワードでした。
人生目標は変わることが多いのでこれは正論といえるでしょう。
そのやりたい事や叶えたい目標が多い時というのが今回の本題。
それがやりたい事に点数を付ける。これだけ。
これだけじゃ何言いたいんか分からんという声も聞こえた気がするので私の例で説明しましょう。
などのやりたい事を数値化することで優先順位が明確になるということです。
( 転職活動もっと上げた方がいいのは分かっているけど)
この中だとやはりヲタ活は外せないというのが私の揺るがない本音でした。
推しにも住んでいる地域がバラバラな人たちとも交流できる
この投稿などのアウトプットも正直投げ出したいときもありつつ、読んでから知識抜けた後も気に入った点を見返せたり、趣味として気分転換になるし、将来的に文字で食べていけるような人間になりたいという理想のために続けているようなものです。
娯楽にせよ自己成長でも今自分が何を得たいのかを数値として明確にするというのが大事ということです。
得たい結果は1つ、多くても2つに絞る
先程は優先順位で人生目標を明確にしてきましたが優先順位すべてに全力投球するのも難しい話です。
仮に一日の自由時間が10時間あるとしましょう。
婚活に3時間
推し活に3時間
TOEICの勉強に4時間
と分散するのはよろしくないというのが本書の内容です。
もし自分にとっての最重要事項がTOEICの勉強ならそこに10時間フル活用したほうが結果が出やすいということになります。
私の好きな本のひとつである世界的ベストセラー
The Long Gameという本のなかでも同じ内容でかかれています。
この本は長期目線で人生目標を立てることの重要性について書かれた本で、本書の中でも目指す目標は1つに絞れと書かれています。
この本は「10年あれば大抵の目標は叶う」という前提で書かれてはいたものの、限られた10年でベストを出すために1点集中することの大切さについて触れられていました。
つまり世界的にも目標を絞ることは重要という結果にも見えます。
・5年後独立するために今から準備していく
・将来のパートナーとの絆を深める
などのこれだけはどうしても叶えたい!という目標を絞って突き進むことが重要だと本書では伝えられています。
やるべきことのギリギリラインを明確化する
全てを100%で仕上げねばならない。
という考えに至る人のことを完璧主義者という人は多いかもしれません。
一見すると何事にも全力で素晴らしくも見えますが完璧にしないと気が済まない。完璧にならないと手が付けられないというデメリットの側面が多いのも事実です。
そんな完璧主義者向けに本書では「やる事の最低ラインは超えない」という考えで書かれていました。
というより全部を完璧に終わらすなど無理に等しいのです。
やらなければならない仕事で自分の目標に直結すること自体が少なくも感じます。
会議の資料にしても、内容さえ書いていればデザインなどに凝る必要はないということです。
案外やらなくてもいいことはそこらじゅう転がっているものなのです。
だったら60%のクオリティでいい仕事は61%を超えない程度で終わらせ、やらなくてもいい仕事は徹底的に省いた方がいいに決まっているでしょう。
これは家事にも応用できることでしょう。
洗濯も、乾燥機付きを選べば洗濯物を干す時間も浮きますし。時短家電を導入することで得られる時間は絶大なものです。
そして浮いた時間で自分の目標に向けた行動に打ち込めばいいというのが本書から得られた結論です。
現実的に感じられる単位で期限を決めよ
人生目標で「2年後〇〇を実現する」と書く人も多いかもしれません。
私も「3.4年後に〇〇な生き方を実現する」と紙に書いたことがあるのである意味仲間です。
しかし書いても実感湧かないというのが本音でもある。
その解決策についても有難いことに本書には記されていた。
それがゴールを週、日単位で考えること。
1年は大体52週、365または366日なのは言うまでもない事実。
その中でも仕事もある。睡眠時間もあるし7.8時間費やさねば翌日全てのパフォーマンスに響く。
人生目標もありつつやはり人間関係の構築は何よりも大切な財産なので削ってはならない。
それに趣味や娯楽もなければ人生は味気ないものになる。
つまり使える時間はその中のほんの少し。
そう考えれば残された時間というのは想像以上に少ないというのが我ながら驚いた結論です。
ここは例いれるまでもなく実感した人は多いのではないでしょうか?
もし目標に向けた宣言に実感が持てない時は日にちで崩す戦略に戻ることを覚えておいてください。
人間いつ死ぬかは分からない
本書はストーリー形式と書いてきました。
時間の神である男こと黒野、黒野を慕う春香によって話は進んでいき、黒野が春香を特別視する理由が終わり際に明かされていきます。
ネタバレ防ごうと思いつつこの見出しで察されそうですが重要な事なので進めていきますね。
人生100年時代とも言われる昨今。
私も30代が現実味帯びてきている身なので単純計算で70年あるか無いかという立ち位置です。
しかしこれは寿命が基準であって人間明日が最後ということだって有り得るというわけでもある。
事故や事件にあうかもしれない。
ガンなどの病気が進行していて手遅れになるかもしれない。
人はいつ最後になるか想像以上に分からないものなのだ。
そう考えると、仮に後20年で人生終わります宣告されたりなんかすりゃ人生後悔しかないと本気で思ってしまう。。
ココ最近で叶えたいToDoリストが増えたばかりなので尚更立ち止まっている場合じゃないと真剣に感じてしまう。
日頃から会ってる家族や親戚、職場の人や、コンサートで会う人たちとも永遠に会える訳ではないのだ。
仕事も今の状況から変えたいと日々思っている身。
転職決まらず、ましてやフリーランスやノマドワーカー(場所や時間の縛りなくどこでも働ける人)になる選択すらできないまま今終わってしまうのは成仏してもしきれない。
時間の本を何冊読んできたとしても限りある人生というものに何度も打ちのめされる。
でも忘れた頃だからこそ実感するのに意味がある。
と思ったので触れただけで特に意味はありません。
ただ人生には間違いなく終わりがくるということだけは肝に銘じて突き進んでいただければ投稿作った身の私、そして著者の願いでもあることでしょう。
本書のまとめは以上ですが最後にどうしても書いておきたい事があるので興味あれば読んでいただけると嬉しいです。
【 余談 】つい最近気づいた私の価値観
ここは文字通りの余談。
著者の星渉さんの説明を冒頭に書きましたがそこで思い出した点を残そうと思いました。
繰り返しの説明になりますが、著者は東日本大震災をキッカケに「好きな時に、好きな場所で、好きな仕事をする個人を創る」をキーコンセプトに活動している方です。
結婚を機に札幌に移住し、東京にある自身の会社と行き来する生活を実現されているそうです。
私も時間・場所に囚われず働きお金も稼げているテレワーカー、フリーランス、経営者に強い憧れを持って生きています。
そう思わされた理由も偶然ながら著者の話にでてきた北海道で、過去にコンサートで北海道に朝から向かい、コンサート終演後すぐ新千歳空港から羽田空港に向かったことがあります。
その翌日に北海道の飛行機・鉄道が運休となり難を逃れた経験がありました。
他にも新幹線が岐阜 米原あたりの積雪で止まる可能性ある中で翌日仕事というプレッシャーに当たったこともあります。
その日は無事帰れましたが。
こういった経験から場所に囚われず遠征先を楽しめる生活がしたいと強く願うようになりました。
大変なのも承知ですが正直サラリーマンや営業、接客が絶望的に不向きなのもあり、インターネットひとつでビジネス関係築ける仕事への興味へと徐々に惹かれていきました。
これらの投稿もあくまで趣味、自分が読み返すためにまとめている(少なからず承認欲求もある)がポートフォリオとしても残せたらと思い作っているまでです。
著者の経歴に感銘を受けたこと以外にも気づいた点がありまして。
それが自分が本当に大切にしたい生き方について。
過去に作った自己紹介にて「 上京したい 」と理想を掲げました。
私の行っているヲタ活が関東でのファンクラブ限定イベントが多いためこの願望が強く生まれてしまいましたし、出版業界にも少し興味湧いてしまったのも理由です(本社東京が多いイメージなので)
ただ関東で生活しているビジョンが浮かばない事がやはり引っかかってました。
俗に言う 引き寄せの法則 などにある「どの場所で、どんなマンションで、乗ってる車の色は?」などの明確なイメージが浮かばない。
そんな感じのもどかしさがありました。
上京したい。都民になりたいと言いつつ望みきれていない自分がいたと言うのが現時点での本音です。
逆に、最近になってはるばる地方から遠征して現地を楽しむスタンスも悪くないとも思えるようになったんです。
それと飛行機や新幹線、高速バス、ホテルで泊まる時間などの " 遠方を楽しんでいる " という実感を得られる時間が私は大好きなんだなとも改めて気づくことができました。
私は大阪在住なのですが、仮に沖縄に遠征したとしましょう。
開演が日曜夜だったとして日帰りできないにしても翌朝パソコン1つで仕事してからプチ観光して那覇空港へ!みたいな生き方がしたい。
・時間、場所を選ばず働くこともできる。
・コンサートいわゆるヲタ活を楽しむ。
・各地で様々な体験をする。
・自己投資もしたい。
・自分が自信もって働いていると胸張っていえる。
・稼げる自分になる。
もしかしたらそんな生活こそが私が求めるライフスタイルなのかもしれない。
そんな理想・目標が脳裏に過ぎった。
というだけのお話でした。
本書で得た『時間とは「人生の投資」』『人生目標を明確にする』に近づけるよう精進していこうと思えました。
人生は1度きりなのだから。
これで以上にしましょうか。
本書には他にも
学校では教わらない「人生の公式」
断り方のコツ
スマホがパフォーマンスに与える影響
メモのメリット
できる人ほど会社を去りやすい理由
など数多くの時間攻略や他知識が書かれております。
・忙しくて時間が無い。
・自分の人生を見直したい。
・すぐやれない自分に鼓舞したい。
・限りある人生を無駄にしたくない。
など悩まれている人には特にオススメです。
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