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結局のところ「今」がイチバン幸せッ【小さいことにくよくよするな!しょせん、すべては小さなこと】リチャード・カールソン


おはよう・こんにちは・こんばんわ


「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」を投稿しています。
今のところ毎週後半の投稿をこころがけておりますが、仕事などの都合で前後する場合もございます。

※制作スケジュール大幅に遅れてしまったのでこの投稿は先週分となります。お待ちしてくださっていた方々ホントに申し訳ないです。


今回紹介するのは


リチャード・カールソン 著

小さいことにくよくよするな!
しょせん、すべては小さなこと

この本はまわりで起こる様々なことに動じないようにするための人生攻略が100項目も詰まった1冊。


1998年に和訳で出版と書かれています。
今回紹介するのは、その本の新版となります。

ちなみに過去版の再販版ですが
こちらも持っています。



自己啓発本の代表格として25年以上も読まれ続けている大ベストセラー本です。

・野球チームの監督が選手の為に大量買いしたり
・女子プロゴルファーが好きな本に上げていたり
・本要約YouTuberが紹介したり

今でも愛読され続けている、まさに人生の真理が書かれているような1冊です。


・少しのことで凹みやすい癖をどうにかしたい
・ちょっとやそっとで動じないメンタルが欲しい
・人生で最も大切なことが何かを知りたい


など悩む全ての方にオススメです!


著者のリチャード・カールソンさんは心理学者をされていた方で、テレビやラジオ番組を受け持ちながら、全米の視聴者にむけてストレス軽減のコツを伝授されていたそうです。
本書続編の宣伝に向かう飛行機での突然発作により45歳の若さで亡くなりました。
(本書巻末を参考)



世の中の「いやな知らせ・気難しい人との交流・なにかしら失望」など私たちは日頃から多くのできごとに直面しています。

それに過剰に反応したり、拡大解釈したり、頑固になったり、悲観したりと、ますます悩みネガティブという底なし沼にはまっていくもの。

この本を読み終わる頃には、すべての悩みが秒で解決!!とまでは都合よくいかないでしょうが、項目ごとに100個に別れていますので、あなたの心の支えになるページに定期的に戻れる仕様になっております。


紹介する項目絞るのに一苦労しました汗

解説長くなったのでさっさと紹介に移りましょう。




◆いま、この瞬間に意識を向ける



私たちの心の安定は、結局のところ「いまこの瞬間をどれくらい生きたか?」ということに直結するのが結論みたいなものです。

私たちは常日頃から「過去の問題」や「未来への不安」について考えることを優先しがちです。

こうしている間にも子供が育ったり、愛する人が引っ越したり他界したりと、身の回りにある人や物事は変わっていくものです。

人生を来るべき本番の舞台稽古でもあるかのように生きている人が多い。そうではないのだ。実際、彼なりに彼女なりが明日もここにいるという保証はないのだ。
私たちにはいましかない、コントロールできるのはいましかない。

42ページ

今がこの先当たり前である保証はないという事実は言うまでもないでしょうが、言われなければ実感できないことでもあります。

将来への不安、過去の後悔をなだめる最前策こそが「いまを考える」ことなのです。

まずは「今を意識する練習をする」ことから変えていきましょう。


『本書項目 10』




◆まず相手の立場から理解する


続いては対人関連に触れましょう。

夫婦だと「妻がなぜ貯金したがるか理解できない」「夫が浪費する理由がわからない」などの対する不満は作られがちです。


上記は本書の参考なので解決策から出します。
この夫婦は〔相手の言い分をじっくり聞く〕を実践しまして。

妻が過去に、両親が経済破綻したこと。
夫が「母を充分に楽しませなかった父」の二の舞を踏まないようにしていたこと。

お互いの事情を知ったことで夫婦は支出のバランスをうまくとった暮らしを実現しているとのことです。

自分と相手間のコミュニケーションを成立させるために「自分が相手を理解することに重視してみる」ことは特に重要です。

これはお互いについての例でしたが、ここで伝えたいポイントはこちらから理解する姿勢を示すこと!

こっちから理解しようとつとめると、相手は自分の言うことを聞いてもらっている、自分はわかってもらっているんだと感じる。それがよりよい人間関係につながっていく。

93ページ

良好な関係をきずくうえで必要なのは、自ら相手へ理解を示すことということです!


『本書項目 28』



◆与えること自体が報酬だ


ここは先程の話にすこし近いかもしれません。

「与えること自体が報酬だ」ということわざが本書に載っていました。

「電車で老人に席をゆずる」は特にイメージしやすいでしょう。

この " 与える " という行為は、本書の内容として幅広い解釈ができるのです。

・道でゴミを拾う
・人のために率先してうごく
・グループの前で話をする

など。これだけ書いても理解はムズカシイっすよね汗

わかりやすく説明するなら

自らの意思で『動く!』


に近いかもしれません。

「愛されたいなら、まず自分から相手を愛せ!」
という理論もここに該当するでしょう。

ほんとに大事なのは
じぶんが率先することで、それと同じ、もしくはそれ以上のモノ・コトがあなた帰ってくる
ということです。

この教えの気をつけるべき点は見返りを求めないこと!
あくまで<俺がやりたいからやった!>のスタンスで粋に行うことが大事なのです。

与えることは与えられること。事実、受けるものと与えるものの大きさは同じだ。
いろいろなやり方で自分を与えるにつれ、思いもかけなかった穏やかな感情が与えられる。だれもが勝つ、とくにあなたが。

215ページ


『本書項目 73』



◆この世に永遠など存在しない


この題名は、本書を読んで私がいだいた感想のひとつ。

すべての始まりには、いずれ終わりがくる
これがこの世の真理かもしれません。

・グラスはいずれ割れてしまう運命
・始まったアニメはいずれ最終回となる
・人は生まれて、最後は死へとむかう

当たり前ではあるものの、我々が忘れがちな世の決まりごとなのです。

不変の真理とわかりつつこれは私含め無意識に避けている事実かもしれませんね。

すべては時間の問題だ。私たちは生まれ、やがては死ぬ。グラスはいずれ壊れる。
この教えは心の平和をもたらしてくれる。すべては壊れると思っていれば、そうなったときも驚いたり失望しないですむ。なにかが壊れてもギョッとするかわりに、それをもっていた時間に感謝するようになる。

160ページ

親族、結婚した相手とも、離婚や死別という形で終わりがやってくるもの。

「すべての物事には終わりがくる」という心構えをするだけでアナタの平穏はつくられ、周りへの感謝が実感できていくはずです!


『本書項目 53』



◆ほしいものより持っているものに意識を向けよ



これがあれば、もっと幸せになれる!

という思考を無意識下にいだく人は多いでしょう。

仮にそれらを手に入れたとしても、次の「これさえあれば!」という欲望にかき乱されるのが人間という生き物です。

裏を返せば
「それを手に入れてない状態は幸せじゃない」
という解釈にすらなってしまうでしょう。

そんな負の状態をくつがえす手段が存在します。

幸いにも、幸せになる道はある。ほしいものではなく、もっているものに意識を切り替えるのがその鍵だ。

195ページ


・あいつはフェラーリ乗り回してっけど、俺はみんなでいろんな場所いけるワンボックスカー持っててHappy!
・新型iPhone出ちゃったけど、今そんな不自由してないし、壊れるまで使い倒してやるまで!

周りと比べるんじゃなく、今じぶんにあるものの「有り難さ」にフォーカスすることこそが幸せの第1歩ということです!

妻のいいところを褒めることで、彼女はもっと魅力的にうつりますし、今の仕事に有難みをかんじるだけでスキルアップに近づくことだってあるかもしれません。

「ほしいもの・失ったもの」じゃなく「今あるもの」に目を向けるだけで自分の気持ちは安定していくことでしょう。


『本書項目 66』



◆人生とは瞬間的に変わっていくもの


長くなってきたのでここで最後にしましょう。

・親族、知人が亡くなった
・この店ついに閉店きまって落ち込み
・部活で落ち込んだ
・嫉妬で狂いそうになった
・営業でトップ取った喜びは快楽だった
・コンサートのセトリ最高だった

どんなに楽しい・悔しい・悲しくとも、これらの感情は持続しなかった。
という経験を、読んでるけど閉じようとしているアナタも経験あるかもしれません。

そういった感情はどこにいったのだろう?その答えはだれも知らない。私たちが知っているのは、すべてはやがて無に帰るということだけだ。

262~263ページ

楽しい記憶が永遠につづけばいいのに。
苦痛と感じるいまが終わればいいのに。

この希望や失望はともに、いずれは過ぎていくもの。

この世に不変なものなどひとつもない。
これはどれに当てはめても辻褄が合うもの

という意味合いに近いでしょう。

人生とは次々に変わっていくものだと気づくことが、この訓練にとても役だつ。いまこの瞬間のあとに、またいまの瞬間がやってくる。

263ページ

幸せな瞬間も、苦しい瞬間などの「いま」しかないものは貯金できないのです。
こう聞くと苦しいかもしれません。

『この世に変わらないもの、永遠はない』という心構えさえ持っていれば、少しのことでクヨクヨする時間が無くなる!とまでは言えないにしろ、心を平穏に保ちやすく、生きやすくなっていくことでしょう。


こう考えれば、この世で起こることのすべてが
「小さいこと」なのかもしれませんね。

『本書項目 90』


『まとめ』

◆いま、この瞬間に意識を向ける

私たちは「将来への不安」「過去の後悔」に囚われがちな生き物。

この未来・過去に支配された状態から抜ける手段こそが「今に意識を向ける」こと。

こうしてる間にも子供は成長し、パートナーとの尊い時間も過ぎていく。

この瞬間を見逃さないうちに、今を実感しましょう。

ひとは【今】に集中することで幸福になれるのだ。


◆まず相手の立場から理解する


コミュニケーションの第1歩は
「自らが主体となり、相手を理解すること」

違う考えは、相手の事情と照らし合わせたうえで上手くつきあっていくという手段だって取れることもある。

まずは自らが、相手に歩み寄ってみること。
自分が先にそのトリガーを引くことを意識しよう。

◆与えること自体が報酬だ

ここでの「与える」とはとても幅広い意味となる。

モノや時間を与えることはイメージしやすいだろう。

ここでは
・老人に席を譲る
・道のゴミを拾った
・人のために率先して動いた

など【自発的にやること】も人や世になにかを与える行為なのだ。

《 俺がやりたいからやった! 》なマインドでいろんな事と向き合えば、おのずと人生は変わっていくものかもしれない。
決して見返りを求めてはいけない。

ただ、「与えたもの」は最終的に自分にとって大きなものとなり帰ってくることもあることを理解しておこう。


◆この世に永遠など存在しない

グラスはいつか壊れるし。
親族・知人・パートナーいや自分ふくめ人は産まれ、いつかは死へとむかう。

これらの運命からは誰も逃げることなど不可能。

【物事はすべて終わりがある】

と心構えしておけば、死別やモノが壊れることへの動揺は少なからず和らいでいくのかもしれない。

すべてに限りがあることさえ理解しておけば、今いる家族、パートナー。大切なモノが今まで以上に尊くみえてくるし、人生への有難みは格段に上がっていくはず。

いつか来る終わりに嘆くのではなく、今ある状態を悔いなく楽しむことが、人生をより良くする為には必須のマインドとなるでしょう。


◆ほしいものより持っているものに意識を向けよ

「この人は私より○○を持っている」
「私には○○が無いから幸せじゃない」

人は幸せの物差しを「自分の持っていないもの・なれていない状態」に寄せがち。

仮に理想のモノ・状態を手に入れたにしろ欲望は尽きないでしょう。

ホントの幸せとは「今に満足・感謝すること」

・理想じゃなくとも、今の仕事がある
・私には愛する妻、子供がいる

今あるもの、状態に感謝するだけで、人は今この瞬間から幸せになれる。



◆人生とは瞬間的に変わっていくもの

世の中は恐ろしい速度で変わっていく。

・営業トップ取り、満足度あがった
・今回のコンサート良すぎた幸福
・結婚式が、まさに人生イチの最高潮だった
・子どもが産まれた
・親族が亡くなった

これらの幸福・悲観的なできごとは最終的に過ぎていくもの。
その時の感情は貯金できず、その時に味わうしかない。

知人が昔のままでいる保証はないし、今の仕事が数年後には無くなるかもしれない。

それならば
『この世に残り続けるあたりまえなど無い』
と割り切ってしまえば、人は今をより一層楽しめるということ。

世の中は急速に変化していくものと意識さえすれば、今より凹む時間は減っていくのかもしれない。

【今】しかないこの時をせいいっぱい体感してしまおう。



といった所で終わりましょう。


他にも

・思いを伝えるのは今日しかない
・成功はあせらない人にやってく
・思いついた時に親切な行為をする
・毎日人のいいところを褒める
・ちがう視点の記事や本を読め
・幸せは今いる場所にある
・人のせいにするのをやめる
・直感を信じてみる

など、どれも人生を少しでも楽にしてくれるアドバイスとなる1冊です。

最後の項目こそ著者が人生かけて伝えたかった所だと巻末に書かれていましたし、読み終えた私としても激しく同意です。

とは言いつつ数日後には忘れてしまうのが人間という生き物。
定期的に読み返したくなる1冊です。




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今のところは週の後半を目安に投稿しておりますが、投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
可能な限り更新していきますのでよろしくお願いいたします。

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