誰にも言えない。過敏性腸症候群。

小学生のころに発症した過敏性腸症候群。
誰にもいえずに、中学生になりました。

症状はどんどん酷くなるばかり。
朝、きちんと排泄して、お腹を整えて学校に行っても、1時間目からお腹が苦しくて。
授業なんて頭に入らない。ただただ、お腹が気になって。ガスがでてしまわないように、音がでないように、、。

ずっと顔色悪かったと思う。自分の感覚では、顔はみどり色してたんじゃないかと思う。

1番苦痛だった時間がある。
それは、朝の全体朝礼だ。確か毎日あったんじゃないかな。体育館に、ひと学年がみんな集まって学年主任らの話を聞いたりする。時間にすれば15分ぐらい。

体育座りで。

これが地獄だった。お腹を圧迫する体育座りがとても辛かった。たった15分がとてつもなく地獄な時間だった。

ガスが漏れてしまわないように、体育座りをしながら少しずつ重心を変えたり、足の角度を変えてみたり、とにかく冷や汗が止まらなかった。

はたから見たらそわそわ落ち着きなく見えていたと思う。というか、そうだろう。学年主任の先生から、ギッっと睨まれたり、怒られたりしたこと、今でもフラッシュバックする。もうほんとにほんとに苦痛だった。

学校にいくのが苦痛で、少しずつ休むようになった。家でゆっくりしてたら、もちろん症状もでない。

でも、恥ずかしくて誰にも言えなかったので、休む口実が難しくて、母には「体調が悪いから」や「お腹が痛いから」などと言って誤魔化した。「ガスが出そうになってしんどいから学校に行きたくない。」とは到底言えなかった。

真面目に勉強することも、友達といっぱい遊ぶことも大好きだったのに、勉強も分からなくなり友達とも上手くいかなくなったり、した。

高校受験にも失敗。ていうかどうでもよかった。お腹がよくなればなんでもいいと思っていた。

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