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キラークライアント11 「甘ったれるな」

正直 聴かされる側も 楽じゃない



「彼女が~と言ってくれた」

「ドタキャン喰らった」

「〇〇を受け取ってくれた」

「板前修業時代に習った 秘伝のたれ(これだけは旨かった)を リクエストされた」



もう 辟易だぁ



彼女は自分と 真剣に向き合ってくれています



はぁ? 



そりゃぁ その通りかもしれない



しかし 家に帰れば 真剣に主婦をやり 妻を演じ 母親の顔だってみせる




すべてに真剣なはずだ



試しに その違う顔に 領域に 踏み込んでみろよ



想像もつかないような しっぺ返し 喰らうぞ



「先生 もしかして 呆れかえってます?」


あたりまえだろう


「誰がこんな話 喜んで聴くんだ?」


「そりゃぁ  そうです よねぇ」



で 



お前さんは 最終的に 何を望んでいるんだ?



この話に ゴールはあるのか?



もう とっくに 匂わされている



ラストシーンの台本は 完成しつつある



岡目八目というが



これだけ冷静に 近くで 見続けていれば


誰でも 手に取るように わかる


今時 これだけお花畑で天然記念物は 絶滅危惧種 だぜ



その日が来るまで



せいぜい楽しむが良い



次に会うのは


君が夢も希望も打ち砕かれ 


呆然と立ちすくむ 中年オヤジに なった時だ



それまで



連絡してくるな!



そう 言い放った

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