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おかしな侍たち 神坂次郎 東京文藝社

またもや
和歌山コーナー
作者は和歌山市生まれ
(私はこのコーナーのおかげで知りました)

7人の侍たちのお話がまとめられています
ここに出てくる侍たちは
下級武士たち
真面目に生きていけばいくほどの
おかしさを表現

素朴な人生模様
そこが面白くなってくる
逆にその素朴さを読んでいても
飽きなく面白いのが
文章力の強さっていうのかな
語り方には色々変わってくるやん
だからすごい作者ってこと
(私がいうことではないけど)
改めて思いました

時代物だけど
今の世の中でも置き換えられる

時代が変わるときこそ
劇的なことはなくても
そこに従っていくのは
当たり前のことであっても
滑稽にも見える

真面目に仕事して
必死に生きていこうとすればするほど
なんだかうまくいかないのは
いつの時代も同じ
それだからいつまでも
読まれているのかも

こちらは、珍しく
直前に人が借りていたようだしね

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