教えて和尚さん!

呪われた日々を送っているせいか、「世にも奇妙な物語」3本立ての夢を見て目覚め、最悪な気分で1日が始まりました。

「世にも奇妙な物語3本立てだから仕方がない」と夢の中で納得してしまい、3本立て続けに襲いかかる恐怖に耐えていました。

1本目では、老犬のような顔をした真っ白な龍に噛みつかれてイタタタタタタ!言うていました。
2本目では…

他人の夢に興味ある人がどこにおりますかいな。
この話はやめとこ。

今日は久しぶりにお墓掃除に行ってきました。
すると、先日の地震の影響で、困った事態になっていて、困った事態を解決したいと頭を捻りましたが、私1人の力では埒があかない結論に達したため、一旦の諦めを決してトボトボと歩いていると、ド派手な袈裟でキマった和尚を発見。
このチャンス、いざ逃がさん。

「和尚さん!」

我が人生で初めてのセリフ爆誕の瞬間に若干興奮しましたが、そのことについては後で振り返ることとして、早速「墓が倒れていのですが」と相談をもちかけました。

「地震のあと見回りをしたんやけど、気づかんかったんやね。何が落ちとった?」と聞かれて、ハッと、メインの墓は立っていることに気が付き、あれは墓ではなかったようなのだけれども、いざ伝えんと、

「墓の横にあるやつで、丸いのとかひさしみたいなのとかがあるやつの、丸いのが2ヶとひさしみたいなやつ1ヶです。」


と伝えたところ、

「灯籠やね。」


とニコリと微笑むので、

「灯籠と呼ばれるんですね。」

とディス・イズ・阿呆の微笑み返し。

和尚は、「こういうときだから、こちらで直しますよ。」とディス・イズ・慈恵の微笑み返し返し。

そのときなぜか、私の第六感がこの和尚は恩着せがましさを含んでいると警告してきました。それでもこのチャンス、解決への見通しを作るよりほかはありません。
「家族と相談してみて、こちらでできそうなことをしてみます。もし難しかったらよろしくお願いします。」「わかりました。」といった内容とほぼ一致している会話をし、互いに微笑み返し返し返しをしてそれぞれの道へと別れたのでした。
ちなみに、積み直す折にはコンクリートや石材用の接着剤を塗布するのがオススメとのことでした。

私はあのやつは、墓ではないんだ、「灯籠」という名前なんだということを石だけに意識的に胸に刻もうという思いを意識しました。平時であれば、もしかしたら「灯籠」ということばに辿り着けていたのかもしれないと思わなくもないのですが、これを期に、「あのやつは灯籠」ということをはっきりと胸に刻むことで、次からは非常事態であっても、丸いやつだのひさしみたいなやつだのと言わずに、まぎれもなく「灯籠」だと和尚に伝えられるはずです。

それから、「和尚さん!」と、そのワードチョイスができたことは、自信に繋がりました。
普段心の中では一律「お坊さん」と呼んでいたので危なかったです。

帰って調べてみたところ、今回は宗派も考慮すると「ご住職さん!」が最も相応しかったようですが、「ご住職さん!」と呼べるほどの人格に私自身がまだ達していないような気がするので、これはこれでやっぱりよかったんじゃないかなという結論です。

また1つ、大人の階段をのぼったような感じです。

翌日の続きの出来事投稿しました。
そりゃ悲しいわなって同情していただけると思います。ぜひご覧ください。











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