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ワーキングメモリを育てる

"ワーキングメモリ(working memory:作業記憶、作動記憶)とは、短い時間に心の中で情報を保持し、同時に処理する能力のことを指します。"

数年前に受けたWISC-Ⅴの結果をもとに、自閉スペクトラム症/ADHDと診断された息子。多動よりも不注意優位傾向で、まさにグレーゾーンの知能指数。ただ、全体的に知能が低いのではなく、ワーキングメモリが著しく低いせいで出た数値とも言われています。

ワーキングメモリが低いと、物事同士のつながりが分からない。
国語の文章題を読んでいても、本文を頭に置いて設問を解くことができないのでいつもいまいちな結果に…
0か100か思考の息子にとって100点以外は失格なので、国語の時間は苦痛が大きいようです。

生きていくうえでも、この能力は本当に大事だと思うのでどうにか伸ばしてあげたい…
ワーキングメモリを楽しく鍛えるためにどんなツールがあるんだろか…

しばらく探した結果、プログラミング教室に通うことに。
教室もいくつか見たけど、その中でも療育のプロが在籍されている教室に決定しました。息子はゲームや動画が大好き。物を組み立てたり、創造することも好きなので、無理なく通えるかなと期待しているところです。

子どもの才能を伸ばすためには、その子の「得意」や「好き」を見つけることが大切だとしみじみ思う。苦手なことや嫌いなことに注力しすぎても、その過程で自己肯定感を積んでいくのは難しいし、むしろ傷つくかもしれない。
今回のプログラミング教室も、もともと好きなものにどっぷり浸かった結果の副産物として、ワーキングメモリも鍛えられたらというスタンスです。
それに、好きなことであれば、多少躓いても大きく傷つくことはないのではないかと思います。


自己肯定感や達成感、失敗を財産と捉える心(折れない心)は、それまでの過程でどれだけ自己決定ができたかが関わってくるそうです。自分で決めたことと、親に決められたことではモチベーションが違いますよね。

子どもの決定を否定せず、上手に導いてあげられるスキルを身に着けたいところです。



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