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24歳、11月、歩きながら綴る

子供なんていらないと思っていた。
月を見上げて涙をこぼした孤独な夜を
朝が来てしまったと重い瞼を開けた絶望の朝を、
こんな想いを自分の血を継いだ子供にさせない自信がなかった。
なんのために生きるのかと不安にさせない自信が。
でも24歳になった今、少しだけ分かる気がする。
これが人生なのだと。
最初から幸せが約束された人生の何が面白いのかと。
今少しだけ自信がある。
あんな想いをさせてでも、ずっと、隣で、見守ってあげられる。

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