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意思決定前に、オファー面談を受けましょう! (番外編/2回実施するとか)

こんにちは、人材エージェント歴15年の圓鍔です。

オファー面談マニアというわけではないですが、私のポリシーは「ミスマッチを減らしたい、双方納得感のある意思決定につなげたい」です。
その中でオファー面談は大事な要素の一つ、と認識してます。
最後に番外編と称して、前回の「その他いろいろ」に書いたような例外編ともいえる!?エピソード紹介です。
「こんな事も依頼できるの?」→「はい、頑張ります!」という感じで、挑んできた事例の一部紹介です。

【1】口コミのネガティブ情報の真意を探りたい
「パワハラ・体育会系・忙しい」こんな口コミを見つけ、内定前後に「会社のカルチャー大丈夫ですか?でも規模も大きいし業務も魅力的だから解消したいです」という相談を受けた際のこと(相談者は管理部門の方)。
本件で大事だったは、「ご本人が関わる周囲(所属部署や対外的なやり取り)においてどうか」というところだと思い…。数年前にたまたま同じ部署に入社した方がいるというので、その方と個別面談をセッティングいただき、ざっくばらんに聞いてもらいました。
聞いた話では、所属部署は営業と違って落ち着いた人が多い、中途入社が多く、異動もまずないから、管理部門内にいる限りは大丈夫という話、また対外的なやり取りにおいても、経理や法務のような専門性の高いところに対しては、管理部門判断に一任するところがあり、あまり厄介なやり取りが発生しにくいという話でした。
また会社側もこう言った問い合わせが結構あるみたいで、面談については快く対応いただけました。

【2】オファー面談をもう1回やる(2度目の正直!?)
内定後のオファー面談で、役員面談・オフィス見学、食事なども経たのに、行きたい会社だけど、どうも会社のことが理解しきれない…という話。
そこで、何がわからないのか、そのモヤモヤを具体的に引き出すことを目指しました。候補者へ複数回ヒアリングしました。そもそもなぜ転職?という根本的なところを聞き直したり、だいぶ昔のこと、少し先の未来を見据えた話とか、本題と違うことも話す。そしたら徐々に、「自分・当該ポジションにどんな役割期待をしてるのかもっと明確に伝えてほしい」「社員・役員間の関係性(風通し)が分からない。そもそも見学したときオフィスに人が少なかった」等が出てきました。
そこで企業に、具体的・客観的な情報を伝え相談したら、確かに○○コメントが抽象的だった等、心当たりがいくつか出てきて、すぐに再面談を組んでくれました。今度は社長と役員2人が同時に参加し、互いがざっくばらんに事業について話し合いながら、候補者とも話す、まるで経営会議に参加してるような雰囲気での面談が行われました。さらに運よく、その日に社内食事会があり、そこにも顔を出して、社員とも話ができた。双方、すごく良かったとおっしゃっていただき、一件落着しました。

ちょっと長くなってきたので、短いのをあと2つ。まだ2つもあるのかw

【3】私が同席して代わりに質問する
管理部長ポジションの採用で、企業は質問に真摯に答えてくれるが、話が抽象的で具体性に欠ける。もっと細かく聞いていったらよいか?でも印象悪くしたくない。
そこでオフィス見学と称して、私も御社理解を深めたいから同席させてほしいと頼み候補者と一緒に面談へ。事前に聞いてもらいたいことを候補者にレクチャーしてもらい、私から聞く→候補者から合いの手出す作戦へ。結果的により具体的なことが聞けました。

【4】面談後に印象を崩さず辞退する
色々聞けたから、承諾する・・・わけではないです。違うなら辞退します。辞退の時は、理由をしっかり企業に伝えます。そうすると企業も、「そんな懸念をもって入社しても、うまくいかないね…」となります。そういった逆の意味で納得感があれば、企業はその辞退に対して悪い印象を持たないです。では次どういった人を探すか、という次につながります。

以上です。転職がすべてではない。でも今のモヤモヤに決着をつけるために転職活動をする人もいる。結果良い出会いがあっても、今の会社に残っても、納得感が得られればとても良い毎日が待っているはず。お互い頑張りましょう!

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