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出雲夢見に八雲立つ

そうだ出雲に行こう

「せっかく山口県にいるし隣県の島根県に行けるじゃん!!行こ」
こんな軽い気持ちで旅行を決めてしまった。

旅行2週間前にホテルを予約して、前日に緑の窓口で学割の切符を買って、最近買ったキャリーケースに荷物を詰めて準備完了。

さぁ当日。電車に乗り遅れた。

そんな旅のお話、聞いてください。

出雲は星のごとく

1日目

先述した通り、私は電車に乗り遅れた。寝坊だ。
朝早くに起きられなかったので電車1本遅らせた。

電車1本あなどることなかれ、新山口駅から出ているスーパーおき号は8時を逃すと次は13時なのだ。なんと恐ろしい…

結局、最初の目的地の出雲大社に着いたのが16時過ぎ。社務所が閉まるギリギリでお参りとおみくじだけ引いて境内から出た。
夕日がとても綺麗だった。全然出雲大社を満喫出来なかったが神様からの贈り物ということにしよう。

多分神様からの贈り物

ほぼほぼ松江観光

泊まる宿は松江駅付近のゲストハウスにした。
出雲駅から松江駅まで電車で行き、そのまま直行でチェックイン。その足でコンビニで夜ご飯を買って宿のフリースペースで食した。旅行でコンビニ飯など風情がないなと思わないわけではない、がしかし、やっぱり食べ慣れた味が落ち着くのだ。

食べ慣れた味は一人旅のお供に欠かせない。知らない土地での刺激は心に充足感をくれるが同時に孤独も燻る。何かしらのリラックスアイテムが必要になる、私の場合は食べ物なのだ。
コンビニのフランクフルトや唐揚げ、マックの照り焼きバーガーでもいい。ジャンクフードでお腹を満たすと世界が小さく感じて安心する。

2日目

2日目からはガッツリ松江観光。

  • 興雲閣

  • 松江城

  • 小泉八雲記念館

  • 武家屋敷

  • カラコロ工房

行った観光地は上の通り、松江市を堪能した1日

フレンチトースト革命

興雲閣の建物内にあるカフェ、亀田山喫茶。
私はそこで朝食を食べることにした。ちょうどモーニングの時間だったのでフレンチトーストモーニングを頼み、1番奥の窓辺の席に腰掛ける。11月の半ばの木々はすっかり紅葉の見頃。和洋折衷の館内の装いもあり物語の住人になった気分だ。

しばらく待っていると頼んだものが出来上がった。
まずは何も付けずそのまま、なんとなくお嬢様になりきってナイフで1口大に切り取りフォークで口に運ぶ。しっかりと卵液が染み込んだ柔らかなパンが口の中でしゅわっととろける。うま〜〜〜〜
一緒に付いているハチミツとシナモンをかけても美味しい。フレンチトーストにシナモンの組み合わせがものすごく合う!!
何よりここまで卵液が染み込んでいるのにドロドロになっていないことに感動した。

間違いなく私の中で革命が起きた。
すごく美味しい。是非ともまた食べたい。

私のテーマカラー

カラコロ工房という観光施設がある。ハンドメイド作品を購入出来たり、工房体験が出来る施設だ。
今回は気に入ったハンドメイド作品があればいいなという気持ちでお邪魔した。

「ちょっとお嬢さん」

呼び止められて振り向くと、似顔絵体験をしているというおじいさん。無料でとおっしゃるので描いて貰うことに。
その方はモデルのテーマカラーを最後に描くらしく、私のテーマカラーは「赤」だった。曰く、私からは情熱を感じるとのことだった。
なるほど、自分では消極的な私ではダメだと一人旅を始めた部分もあるので、傍から見て私は積極的に映るんだ、と自分の成長を感じた。

出来上がった似顔絵の私は生き生きとして自信に満ちているように見える。自室に帰ったあとも飾っているくらい気に入っている。
ありがとう、カラコロ工房のおじいさん。

3日目

この日は足立美術館に行ってきた。
旅行前「島根に行くんだ〜」と友達に話すと友達がおすすめだと教えてくれた場所。
日本庭園の美術館。館内の窓が額縁のようになっていて美術とは何かを訴えているように感じた。

施設内はいくつか薄暗い場所があり(おそらく意図的に)窓からの日光に照らされた庭園と薄暗い室内の対比が美しかった。

足立美術館の後はすぐに電車に乗って帰路に着いた。
島根となると移動時間がかかるがそれでも来て良かったと思える。
また行きたい。今度はぜひ出雲大社をじっくりと見たい。

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