「私は結構、コモビの自分が好き」

⭐️この記事は各項目5分～ほどで読めます。

はじめに

この『ー私たちの新世界ー　大陸横断記録』では、10月2日(日)に大阪で行われるミュージカル『A COMMON BEAT』関西公演に出演されるキャストの方にインタビューをして、インターンやお客さんがまだまだ知らない舞台の一面を見て行く連載になっています！

今回は、ミュージカル初参加のキャストであるまーちゃんさんにインタビューさせていただきました！
担当インターンはジュンです。

ミュージカル『A COMMON BEAT』が活動休止している時に、コモンビートのオンライン企画に参加したのがきっかけだというまーちゃんさん。
イキイキとお話をされている姿から、ミュージカルに参加している生活が充実していることが感じられました！

なお、まーちゃんさんの記事は全4回。

【今夜　9月24日(土)】
パート③「私は結構、コモビの自分が好き」
　　　④「心地良くやれる場所を作ったり、探したり」

【前回　9月23日(金)】
パート①「何か面白いことをしてる人たちの側にいれば自分もできる」
　　　②「この人たちと一緒にかっこいいって思ってもらいたい」

の予定でお送りします。

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⒈ポジティブじゃなくてもポジティブな行動に変えていける

ーーミュージカルをしているというと、「みんなポジティブマインド」ってなんとなく見られがちだと思うんですけど、中にはそうじゃない人もいて、自分の性格に合う形を見つけてこのミュージカルを作る場に関わっている人もいるんだなと、まーちゃんさんを見て感じました。

私はポジティブになろうとしてるネガティブだからね。
最近ネガティブは結構穏やかになってきてるけど、本当はポジティブじゃない笑

ーーそう考えると、そんなまーちゃんさんがミュージカルに出るって本当に劇的じゃないですか？

うん。だから私は、過去の私を知ってる人に観てほしいなって思ってる。
弱い私を知ってる人にこそ見てほしいなって。私が色々悩んでるところを見てきたお母さんとか、高校の先生とかに「たくさん悩んだり落ち込んだりは絶対するけど、今こんな素敵な人たちと一緒にやってるんだよ、いいでしょ。だから大丈夫だよ！」みたいな。
その先生とか、「オンラインで見るよ！」って言ってくれて嬉しかった。

ーーネガティブだけどポジティブになろうと頑張ってて、しかも色んな人に連絡して自分の変化を見てもらおうって気持ちや姿勢がカッコいいですね。

ありがとう。本当にチケットの宣伝の仕方も変わったと思う。
私はチケットをバーッてみんなに告知するのが苦手なんだよね。元々LINEとかSNSすごく苦手で、メッセージを送ったらそれを返さなきゃだし、さらにそれを何十人と一気にやるなんて頭パンクする笑
でも、それを「私はこうなんだよね」って相談できて、「まーちゃんはまーちゃんのペースで見てほしいと思った人に届けたらそれでいいよ」って言ってくれる人たちがいたから。

ーー確かに。この企画は集団でやるプログラムじゃないですか。ミュージカルだからなおさら、「周りに頑張って合わせなきゃ」と無理をしてしまう人ももしかしたらいるのかなと思っていたので、個人のペースを尊重してくれる人もいるのがありがたいですね。

本当にまじでお世話になってます笑
ただ、私は「今こうなんだよね」って言えるからいいけど、言えない人ももちろんいるだろうなって思う。もちろん言いやすい場ではあるとは思うな。
(場にいる時の)キャラはさ、別に一つに絞らなくていい。コモビの私と、会社での私と、大学時代からの友達の中の私は全然違ってもいいと思うし。
その中でも私は結構コモビの自分が好きだから。そういう自分が出せてありがたいなと思う。

⒉変化のためには環境の力が必要

ーーキャラの話で「ネガティブだけどポジティブになろうとしてる」とまーちゃんさんは言っていましたが、自分のことを考えたときにどうしてもネガティブしか出てこないんだよなーみたいな時が私にはあって。そういう時のポジティブ変換はどうやればいいでしょうか。

もう人に聞きまくるしかないんじゃないかな笑
自分でできる方法は、変換する言葉を知っておくことかな。例えば、ネガティブを変換してみると慎重、みたいな。でも自分からしたら別にそうでもないんだよなあ、みたいなのもあるじゃん。自分で変換できたらそれはそれでいいんだけど、自分で完璧に変換できたら悩まないわけで……そこで、やっぱ人に聞くことだね。
信頼している人というか、建前とかで言わんだろうなって人に聞くのがいい。
それが私の場合だったら学校の先生だったり、ずっと仲良かった友達だったり、あとコモンビートの人は、多分そういうところで建前は使わないと思う。
みんな一生懸命相手の良いとこ探してくれようとするし、私もコモビで「ムードメーカーだね」って青大陸の権力者役の人に言われてめっちゃ嬉しかった。ムードメーカーって言葉、ネガティブな意味だと騒がしいとか空気読めないとかあると思うんだよね。でも例えば、私が推しに向かって「めっちゃ今日もかっこいい」って言ったり、「青大陸が好きだ」って自分が楽しんでるだけで「ムードメーカーや」って言われて、そういうふうに見てくれてるんだって思ってすごく嬉しかった。
まだまだ自分じゃネガティブな自分しか見えない時もあるけど、自分がそうだと思ってなくても相手から見たらそう見えることって多分きっといっぱいあって、信頼できる人たちが周りにいたら「この人建前で言ってるんだろうなとか」っていうのも嫌だなって思うし。周りの環境って大事だなって。

ーーなるほど。自分自身や環境の変化を求めて参加したのは、私がコモンビートでインターンを始めた理由とも重なるところがあって親近感が湧きます。すごいと思うのは、やっぱり社会人で仕事しながら練習をされているところですね。

前職の職場がバイタリティが必要なところだったからバイタリティはそこで育ったんだと思うし、自分が思うかっこいい大人って、仕事も趣味も楽しんでどっちもこなしてる大人のことだなって思うから。今仕事を楽しんでるかって言われるとちょっと微妙なんだけど笑
しかも楽しいしね、コモビ。スタッフさんをやってたら色々と大変なこともあるだろうけど、今はそこを考えずにキャストとして気楽にやろうって決めてるから楽にできてるっていうところもあると思う。

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☆関西公演情報☆

【ミュージカル「A COMMON BEAT」再開記念シリーズ 関西公演】

▼日程
2022年10月2日(日)
初公演：開場 12:30 開演13:00
千秋楽：開場 17:00 開演17:30 ★オンライン配信あり

▼会場
吹田メイシアター 大ホール

▼詳細
https://commonbeat.org/musical-acb/comeback2022/ticket2/

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