「隣人の迷惑行動」に対する報道や、報道された周囲の反応を福祉的にみて思った話
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たまーに報道される大きな声で隣人、アパート住人に迷惑をかける人の報道を目にします
自分も実際にそういう状況に陥ったらくそ迷惑で起こると思います
基本的には
・どんな行動をとっているのか
・どんな実害が出ているのか
・近隣住民はどう思っているのか
・本人はどう思っているのか
・法的措置はとれるのか
みたいな形で報道されます
ただ、中には福祉関係者方見たら、身近にこういう「周囲には迷惑ととられる行動」をとる人はいて、支援は普通に行われているんですよね
言動・行動を聞くと、「あー」と察してしまうこともあるんですよ
人は結構簡単に精神疾患を患います。以前までは健康で病歴がなく、健康に過ごしている人でも
突然怒りっぽくなったり、叫ぶことで情緒の安定を図るようになることはざらです
最終的に、周囲の住民が耐えるのか、裁判になるのか みたいな形で結びをつける報道が多いです
で、ちょっとやっぱり違和感があるのは、報道の中で福祉につながるような道筋は紹介されないんですよね
もし、そこの動きもあれば紹介してほしいのです
思うのですが、ここに出てくる近隣住民の方、報道、警察の方、そして市や県にいたるまで
そこに関わる人の「精神疾患に関する理解」ってそこまでないのではないでしょうか
福祉的な動きは分かってれば
・福祉につなげる必要の有無の判断はあるか
・ソーシャルワーカーは動いているか
・関係家族に連絡はとっているか
・措置的な動きはとれるのか、もしくは取れない場合はなぜなのか
・こういう動きが取れないのであれば、市や県の福祉の枠組み作りに改善点はないのか
という見方からの取材もできます
こういう内容も報道されてしかるべきなんじゃないか って思うんですよね
今の報道の枠組みは「精神疾患で困っている人を追い詰める、いじめる」みたいな形になっているように感じます
もちろん「迷惑」なことに対しては憤っていいと思います。私も怒りますし、それが人として普通です
ただ、
・周囲の知識、理解がなく、裁判で立ち退きが決定して、引っ越した
・周囲の知識、理解があり、措置が働いて、引っ越した
だと、結果が大きく違うと思うんですよね
「特性」、「障害」の強弱で人と人が一緒の場所で過ごせないことは普通にあることです
しかし一番簡単な表面上だけの排除にならないように気を付けなければなりません
「迷惑」「いなくなってほしい」とひとしきり感じた後に、
「じゃあどうしてこうなっているのか」
「お互いにいい方法はないか」
と考える余裕が住民にも報道にも警察にも自治体にも欲しいものです
以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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