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私と手帳と夫

おはようございます。

しょうもない私の日常から感じたことを書きます。

日曜日、私は手帳をなくしました。

信用できない自分の記憶



物忘れがひどい私は自分の記憶は信用できず
手帳に書いたことを信用しきって過ごしてきました。


この週末
金曜日は、師事している先生のワークショップを企画。
日曜は、三重県最大級のyogaイベントとして開催される
goodness homeに登壇して、
自分のキャパからあふれるほどの企画に携わってきました。

私って
しっかりしていそうだというイメージを持たれることが多いのですが
実はすごく抜けている部分があって
『手違いでお客さんに迷惑をかけないように・・・』
注意して過ごしています。
(それでも取りこぼしがあるので皆様温かい目で見守ってくださいませね)(笑)


日曜日のイベントで渡すチケットはいつも手帳に挟んでいて
「よし!このチケットを明日にはお渡しできる。
今まで無くさなくてよかった~」
と土曜日の夜に見ていました。



手帳は重たいから家に置いてくか?
何かあったときのためにもっていくか?
を迷っていました。

イベント会場に到着してから
大切なものだけを巾着に入れかえていた時、
『やっぱり手帳おいてくればよかった』とおもったのです。

無事お客様に
チケットをお渡しできて一安心。

イベントも滞りなく進行し大盛況のうちに幕を閉じ
師匠からいただいたおおきなエネルギーとともに
ルンルンして帰宅。
母の日のプレゼントや手紙をもらったりして
さらにルンルン。



幸せをかみしめ終えて・・・・

さぁ~て、日常に戻ろう!

手帳ちゃん、どこかしら~?

荷物を解体しても出てこず。

ん????????

いつものように手帳ちゃんが出てきてくれないのです。

いつもなら、あっちゃこっちゃに置いていても
パっと見つかって、私の手元に来てくれるのに
あら~???

病は気からpart1


雨や、大きな声をだしていたせいもあって
喉に痛みがでてきました。
手帳がない・・・
と不安な気持ちが増すごとに喉の痛みが膨らみます。

体力の低下を感じ、無理に探すことは諦め就寝。

月曜日の朝、大汗とともに起きました。
喉の痛みから発熱したんだろうけど
汗で下がったようでした。

家族にも手帳がないことを伝えると
夫も出勤前に一通りみてくれました。

「手帳なんて他の人は興味を持たないものだから
持っていく人はいないし、
無くしてから日もたってないんだからきっと見つかる!」
そう言ってくれました。

「確かに!そうだ!」
気持ちは強くなりました。
そもそも夫はとても探し物が上手です。
「帰宅したら一緒に探すから、大丈夫だからね!」
と励ましてくれると、また大丈夫な気がしてきました。

私は朝一、PTAででかけましたが
帰宅すると、やっぱり手帳の方が気になって
たくさんの洗濯物を片付ける気持ちになれず放置。
(結局月曜日は干せずに火曜日の今日大洗濯)
再び手帳探し・・・


ワシもとうとう、食器棚や冷蔵庫、ウエアーを取り出した箪笥の中
とかにでも入れるようになったかのぅ。
と、
それらの場所を探しても見つからず・・・ 

時系列で考える

夫から
最後に手帳を確かにみたのが何時でどこだったのかを
思い出すよう言われていたので
思い出す作業に移行しました

確かに見たのは
土曜日の夜。このチケットを日曜日に渡す!
見たことは絶対でした。

日曜日になって
手帳が重たいからおいていこうか?もっていこうか?
迷っていて結局どうしたのか?
確かに、公園でやっぱり持ってこなければよかった!
とおもったはずだけど・・・


でもそれは、想像?
はたまた事実?
もうそれは錯覚?

はい。
さっきまでは絶対と思っていたことに対しても
もう絶対と言えなくなってきたのです。

自分を信用できなくなる

私の記憶ってなに?

私がおもっていることも実は全て幻覚なんじゃない?

この世も、今ある私という存在もマヤカシ?

スケールを大きくして、この小さな悩み(手帳をなくしたこと)を
どうにか払拭する現実逃避をしたり。

次の瞬間には、
自分の人生のレールに軸を置き直して
将来すぐにぼけてしまいそうだと将来の不安に繋げてみたり。


breaktime!

まだまだ長く続くのでここで私の最近のボケをご紹介

先日、次男に
「トマトとって」
と言った10秒後。
次男が冷蔵庫でゴニャゴニャしていてから
「何やってるの?」
と言って、そこにいた子供達みんなに唖然とされました。
「お母さん大丈夫?お母さんがトマトとってって今言ったんだよ」
って。
確かに、口の余韻でトマト取ってって言った感覚があった。
あぁ、私はこうしてぼけていくんだ・・・
と自分の行動に軽く恐怖を抱いた最近の私のボケエピソードでした。

たかが手帳、されど手帳ちゃん

とまぁ、脱線しましたが
冷静になると思えてくること。
たかが、手帳・・・
本当、そこなんです。
たかだか手帳で、ド騒ぎしたくない。

自分だけで解決したかったけど、
もう私だけの手には負えなくなってきて
恥をしのんで周りの人にも聞くことにしました。

主催の先生に連絡。
忘れ物はなかったとのご回答。
会場に連絡。
落とし物にはないとのご回答。
受付をしてくれていた店長に連絡。
忘れ物はなかったとのご回答。

あまったれな私は
夫に電話。

「やっぱり見つからない。泣
どうしよう?」

「会場に行ってみてきてごらん。」

そうだ!自分の目でみにいく、やってなかった。
会場に行く。
探す。

やっぱりない・・・

さてさて、どんどん探せるところがぜばまる・・・

不安な気持ちを落ち着かせたくて無駄に食べ物を口にいれる。

そして、また
『いやいや、たかが手帳でしょ。』
に戻る。

うん、たかだか手帳。

でもね、私の記憶を一手に担ってくれている手帳ちゃん。
もうこの手帳ちゃんは物ではなく、
仕事をする上での大切なパートナーなのです。
ブレイン。
右腕。

⇒でもね、こうもおもってた。

一旦はみんなに迷惑をかけるけど、
優しいみんなはスケジュール教えてくれるでしょう。そうしたらもう一回手帳を復活させることはできる!

⇒そして、またこうも思う。

手帳には自分が思ったこと
これからの考え、
習ったこと、
すぐに忘れてしまう過去の記録
いろいろ書いていて替えのきかないもの。

この二つの堂々巡り。
もう、頭のなかぐっちゃぐちゃ。

病は気からpart2

喉の痛みから、
首が痛くなってきて、背中に悪寒がはしりだし
熱の兆候。
でも夜レッスンあるし、絶対それまでに見つけなきゃ
と追い込まれてくる。

家にかえってきて、何度も見たところをもう一度みて
車のなかもはいつくばって探して
ねぇ、この作業何回目・・・

ほとほと自分が情けなくなってきて。

貧弱マインドに自分のちっぽけさを感じてまた切なくなる。

ってね。
私はこんなかんじで以前鬱になったんだって思い出す。

病は気から

私は断然このタイプ。

だからこそ、
体を元気でいさせて気持ちを健全に保っておこう
とyogaのアーサナを大事にしていたんだっけと、思い出す。

限界をむかえる夕方へ突入

でも、もう限界。
赤ちゃんが黄昏泣きをするように
精魂尽き果ててきます。

娘や息子が帰宅して、子供に甘えにいく。
「やっぱりまだ手帳みつからないの・・・
熱のせいで筋肉痛がひどいから、マッサージしてくれる?」

子ども達も、一生懸命励ましてくれる。
「お父さんが帰ってきたらきっとみつけてくれるよ!
少し寝なぁ~」

寝たくても、呼吸があさくて寝入れない。
無駄にみんなでドラマなんかをみて、
この人あり得ないねぇ
とかいって少しほっこり。

長男を塾にどうにか送り終えて
夜レッスンこれではやっぱり無理だと、
お休みさせてもらうご連絡を入れる。
申し訳なさすぎますが、
自分がこんな状態でなにが伝えられようか・・・
と。

ガチャガチャ

「お父さん帰ってきた~~~!!!!!!!」

我が家のスーパーヒーローお父さんのご帰宅です!!!!!!!!

私は虫のような声で
「まだ見つからないの泣」

「そうか!大丈夫だよ!お父さんが帰ってきたから!
さぁ、りょうま(次男)明るいうちにキャッチボールしよう!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ん?・・・・・・・・・・・・・


私、また、幻聴聞いた?


おい、嘘だろ!

お父さんの帰りを待って、今にも死にそうな妻の私を越えて
きゃきゃきゃきゃきゃきゃyかきゃkyかかkyかkyかyかykky


キャッチボール!!!!!!!!!!!!!!!

usodarooooooooooooooooooーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「最後の一葉」
状態の私を通り越した~!!!!!!!!

想像の斜め上がきた~!!!!!!!!!

でもさぁ、これ。
私が悲劇の主人公で一日を過ごしていたからそう思うわけだよね。

他の家族からとったらそうなんだよ。
今日って別に日常だよね。

でもね。
でもさぁ。
家族の一大事だよね。

あんまり熱ださないわたしが熱でてるんだよ。

太陽みたいなお母さんがしょぼんとなってて元気でないよ~って
子供達いってるよ。
お父さんよ!
あなたの帰りを待ちわびていたここにいる3人は
さっそく手帳探しをしてくれることを期待していたのだよ。

夫婦喧嘩

ムスっとしながら、最後の力を振り絞って
「キャッチボールしたい気持ちもわかるけど
手帳探してほしいです」
言いました。

すると、夫は二階に行く。

ねぇ、私一階の住人で二階に行くこと洗濯物干しにいくい以外ないよ(泣)

かすっかすの声で
「二階もみたけどないから、下から探してほしいのーーーーーー」

もう、泣けてきます。
うん、泣きましたね。

そしたらね、思ってもないさっきのドラマのセリフをいってしまったの。
「私が仕事しなくてもいいくらいお父さんの稼ぎがあれば
こんな思いしなくてもいいのに」


え????

待って、我。



まったくおもってもないこといっている。
完全にキャッチボール発言にむかついて
何か夫が嫌だと思うことを言いたくなったのです。

完全に、傷つけた。
私は夫の給料を知らない。
から、この言葉も全然意味ないんだけど
夫の表情からめっちゃ傷ついてるのがわかった。


あぁ、覆水盆に返らず・・・
そのまま泡ぶくになって消え去りたい。

ごめん・・・

なんとバカなことを言ってしまったのだ。

でもね、それでもいつも夫は私の傍にいてくれる。
ありがとう。
いや、ありがとうじゃない・・・
これはいっちゃいけないことだった。

本心を話そう!正直に話そう!
そういっている私なのに、全然正直じゃない。

夫婦喧嘩が始まって
娘が一生懸命とりもってくれようとしている。
泣きながら、
「お母さんしんどいし、
お母さんも、お父さんもお互いに責めないでーーー」
(3年生とは思えない発言)

6年生の次男は
別の部屋をうろうろしているのがわかる。

私と夫
威嚇しあう


カオスだぜ!

こんなんしてても、事態は収束しない。

またしても、大げさにいっていますが
たかだか手帳をなくしたということんですよ。
渦中にいると冷静さを失うんだなぁと今は思える。

クライマックス



さて、趣向を変かえて
最後の記憶はいつか?
について話をして、もう一度会場にいってみることに。

自分では運転するのが怖かったから夫に運転してもらい
会場近くに警察署があることを伝えるとそこにも行くことに。

警察署に入ると、
だれもおらず電話で呼び出し。
警備が薄いんだなぁとおもっていた場所は
警察署でなく市庁舎・・・

私の思い込みって・・・
チーーーーン
また自分を嘆かわしくおもう。

気を取り直して警察署に紛失物届をだし、

店長にもう一度事務用品の中を確認したいと連絡を入れる。
他の先生の荷物に入っていなかったか聞いてみよう!
と、連絡を入れる。

公園内を再度ライトで照らしながら探していると


店長から連絡が・・・・


ゴミ袋を入れてい段ボールの中にあったけどこれ????


って。

うん、そうです!それです!それですーーーーーーーーーー!
私の手帳ちゃん。


そう、私の手帳ちゃんがあったのです。

おお、御霊が喜びまくっているのがわかる。

優しい先生方からのメッセージも届き
あぁ、こうしてまた私はみんなに支えてもらいながら
生きているんだぁと実感しました。

発見したことを子供達に伝え
長男の塾のお迎えに行き
手帳とともに、家に帰ってくると
娘がこんな状態に。
 

心配していた糸が切れてほっとしたらおなかが空いたんでしょう。

翌朝、夫が得意な肉うどんを作ってくれました。

夫の価値観

「昨日はごめんね」

といっても、夫は心が疲れたと言って釈然としない様子。
それもそうです。
教員の夫は月曜日から定期考査で
寝不足の日々がしばらく続きます。

定期考査の時期は
寝不足の夫が事故を起こさないように無事に帰ってくれることを祈る日々。
それなのに、余計なことを引き起こした私。

出勤する前に再び夫は子供達に

「いいか、手帳はたかだか手帳だから。
命や体、替えがきかないものじゃないんだからな」
という。
また、言ってる・・・
チョイとムカつく(-_-メ)。

私だったそう思ってましたよーーーーーべーーーーーーーだ!(。-`ω-)

私の価値観

たかが手帳、されど手帳。

大切にしているペット。
人からみたらペットでも、もはやペットは家族です。

大切にしているぬいぐるみ。
人からみたらたかがぬいぐるみでも、もはやぬいぐるみも家族です。

たかが手帳、されど私の大切な相棒手帳チャン

価値観

夫の意見も
私の意見も
どちらも同じ手帳という対象物への意見で、価値観です。

正解、不正解というとらえ方ではなく
どちらも大切なそれぞれの価値観。

どっちかに意見を合わせなくていいんです。
多様性の時代。
いろんな意見をそうなんだね!と、言えるゆとりをもっていたい。

受け入れるにはやはり、心と体の健康が必須です。

昨日の体調の悪い時の私では
彼の言葉を私の中に入れられる余裕はなかったです。


大切なもの

ここで気づいてきたのです。

大切な相棒=手帳
大切な相棒=夫

手帳≒夫

私にとっていつもある大切な手帳は、
私にとっていつもとなりにいてくれる夫と同じ。
どちらもめちゃくちゃ大切な存在でした。


無視をしても
嫌いだ~
といっても
夫はいてくれる。

いつもある手帳。
いつもいる夫。
失ってみて初めて、やばいどうしよう
となるんでしょう。

この手帳事件は、
夫の存在を自覚しなさい!
と知らしめるための出来事だったのかもしれません。

夫がいて支えてくれているのが当たり前になっていたのかも。
感謝してたかな?
甘えてばかりじゃなかったかな?

この事件が
夫がいなくなる事件でなく
本当に手帳でよかった。

すごくそう思えています。


でも、これから先
手帳は絶対絶対絶対になくしたくない!!!!!!笑

MOMOトーク

皆さんそれぞれの価値観、大切なものって何ですか?

失敗から学ぶこと
いろいろありますね。

こんな話をしながら、
皆さんと一緒に気づきに繋げていきたいなぁと
思っています。

ほっとして
健康で日常を過ごすことができている今が
一番の幸せです。








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