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習わせてもらえなかった習い事【バレエ】

こんばんは

習わせてもらえなかった習い事【ピアノ】の
記事にたくさんのスキをいただきありがとう
ございました。

世の中にはこんな子もいたんだなと
知ってもらえて嬉しかったです。

今日は習い事パート2の
【バレエ】です。

小学生の頃、お友達が数人バレエをやっていた。
「バレリーナ」という響きがもう可愛くて好きだった。
チュチュとかバレエシューズとかもう、
可愛すぎてあんなものを身に着けてくるくる回るなんて
なんて素敵なんだろう。

友達は習い始めたばかりで、バレエの次の日は
興奮気味にバレエについて語っていた。
その全てが楽しそうで、羨ましかった。

ダメに決まっているけど、
母に友達が習い始めて楽しそう、
近いし私もやりたいと言ってみた。

しばらくの沈黙の後
「トト、あれはさ
細くて美人で金持ちの人が跳んだり跳ねたり
回ったりするもんでしょ。
習ってる子なんて、太い足を出して
ピチピチのレオタード着て、
可愛くもないのに引っ詰めお団子にして、
顔を丸出しにして見ていて恥ずかしいったら
ありゃしない。
トトもそう思われたいの?
あー恥ずかしい。
それに、大してうまくもないのを
見せられる発表会にいくらかかるか知ってるの?
くるくる回ってるだけの発表会に10万とか
かかるのよ、それでも
やりたいの??」

「うん、いいや。」

と、なる。
わかってた。
たいていいつも否定してくるけど、お金がかかる習い事だと
認識しているのか、絶対認めない意志が、
この次から次へと出てくの全否定の言葉の数々から伝わった。

何度も書いているけど、私は世界的バレエダンサーになりたいわけでも、
遠くの国で開催されるピアノコンクールに出たいわけでもない。

ただ人並にやってみたかったたけなのだ

この何かを始めたい時に全力で潰しにかかってきた母の姿勢は
今でも私を苦しめている。

何かを始めたい時に、まずマイナスのイメージを膨らませる。
母に何かを始めることは【悪】だと
植え付けられてきたので、
頭の中でポジティブな想像が出来なくなる。
そこでだいたい諦めてしまうのだ。

それに自分の得意なことや向いていることがいまだに
分からない。

子供たちは、いろいろな習い事をしたけど、
その中でなんとなく向いていないことも感じ取っている。

それでいいと思う。
向いていなかった。
深く興味をそそられなかった。

そういうこともあると思う。
それを知るための習い事でもあるのだ。

でも、それは足を踏み入れたからこそ知ることが出来たことだ。

私は足を踏み入れることを許されなかったから、
それがよくわからずにいる。

もしかしたら、ピアノの才能やそこから広がる
音楽の才能があったかもしれない。
多分ないと思うけど、あったかもしれない。
バレエダンサーにはならなくても、ダンスが好きになったり、
道が広がったかもしれない。

でも、スタート地点に立たせてもらえないから、
やっぱりわからないのだ。

子供たちには、
お金は何とかするから、
やりたいことは全てやってみなさい。
やらないとわからない。
でもやっぱり楽しくなくて止めたくなったら、
パパとママが必死に働いたお金を無駄にしたくないから、
サボらないで、すぐに止めるように。

それだけ約束させて、習い事を楽しんでいる。

子供たちがいつか何かを始めたくなった時に、
泳げるから、ダイビングを始めてみようかなと思えるように。
ピアノが弾けるから、バンドに参加してみようと思えるように。
私みたいに劣等感の塊にならないように。
軽やかに生きて欲しいと思っている。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。














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