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前橋トライアスロンフェスタへの挑戦状


前橋トライアスロンフェスタについて

本格的なトライアスロン大会というより、トライアスロンを介した「お祭り」という感じの大会である。とにかくファミリー連れ、仲間連れが多い。なにしろ未就学児から挑戦できるので、午前中はちびっこで溢れている。

詳しい前橋トライアスロンフェスタに関する公式HPはこちら。

https://mae-tra.com/

そういう大会なので、トライアスロンの競技人口を増やすことには一役買っていることに間違いないし、トライアスロンという競技の楽しさを多くの人に知ってもらう良い機会だと思う。

(1)スイム
スイムは県営敷島プールを使用する。敷島プールは群馬県では最大のプールである。当然のことながら、水質は良好だし、リスクも最小である。6秒おきに2人ずつ一つのレーンからスタートするので、大きなバトルはないが、私は前の人を抜く時、2人の間を縫って真ん中から抜いたのでそういう大変さはある。(海のバトルほどではないので心配はあまりないが)

県営敷島プール

(バイク)
自転車は敷島公園に隣接している道路(通称国体道路)4kmを通行止めにして、1往復する。(一般コースは2往復)極めてフラットだが、群馬という地形上、北上する時は若干登る。私の場合、降りは40km/h前後、登りは25-28km/h前後で、結果平均31km/hだった。

google mapより

(ラン)
ランは敷島公園内をぐるりと走るコースなので安全だ。2.3kmで一周、一般コースは二周。ただ、松林の中も走るので、若干トレイルランの様相あり。

敷島公園の松林ルートはコーンで整理されている。


区画整理されたランコース。レースのない時は通路になっている。

ラン自体は整備された道という感じではないが、ゴールが豪華。

正田醤油スタジアム群馬(ここを1周してゴール!)


スタジアムの外観

このように、県内一の公園を借りて安全に楽しむことができる大会なのである。HPの公開写真をご覧になればわかるかもしれないが、本当にちびっ子が楽しそうにレースをしている。(そして子ども以上に親が夢中になって子どもを応援している)


ところ狭しとテントが並ぶ

前回結果から考えた目標設定とトレーニング

距離設定が特殊なので、わかりやすいようにペース配分で前回のスコアを記載すると、次のような結果だった。

第6回 
・SWIM 2:08/100m ( 8:38 )  7位
・BIKE  30.2km/h ( 16:19 ) 12位
・RUN  5:05 / km ( 11:58 ) 18位
 結果 36:55  8位

【前回の反省と対策】
(スイム)
レーンを泳ぐので、並ぶのが遅くて、前の人も遅いと抜くのが大変。
→なるべく早く並んでおく。

(トランジ)
バイクジャージを着るのに手間取る。
→トライスーツがあるので今回は大丈夫なはず。

(ラン)
単純に遅い。
→順位を見ても相対的に三種目中最も強化が必要。2.3kmハイペースで走れる走力をつける。

【トレーニング】
(ラン)
9月は近くの公園のランニングコースなどを使い、距離よりもキロ4分台で走れる距離を伸ばすようなトレーニングを週1回程度行った。正直今までは5:10でも「速いペース」だったので、4分台は未知の領域。また、5キロ走でも最後は「流し」で5:00/kmまで持っていったり、5:50/kmから30秒ずつ上げていくなど、スピードを意識したトレーニングを行った。これは前回記載した「ネガティブスプリット」のためのトレーニングも兼ねている。その結果、3キロ程度なら、4:40〜4:50/kmくらいで走れるという結果に至った。 ちなみに、8月以前はその本に出会っていなかったのと、猛暑もあってそのようなトレーニングはしていなかった。前回から20秒/kmだけでも縮まれば、トータル50秒短縮可能と計算した。

(バイク)
バイクは実際あまりトレーニングできていなかった。8kmという短い距離なので、もう少しスピードを上げることができるかもしれなかったが、時間が取れなかった。

(スイム)
スイムは週1程度でコンスタントにトレーニングをしていたが、多くはタイム短縮というよりは、「水をかく」練習をしていた。これは練習場が市民プールであるため、他のスイマーもいることからスピードを上げるのは困難であるということもあるし、自分の課題はこの「水を捕まえる」ことであると練習会でも教えてもらったからである。ただ、練習の成果から300mでも1500mでも100mを2分は切れると思っていたので、前回タイムより短縮できるだろうとは思っていた。

前回は35分の選手が入賞していたことから、33〜35分を出せば入賞できるのでは、と考えていたが、以上の成果から、35分台は間違いなくいくだろう、あわよくば33分台もいけるのではないか、という目算だった。

レースレポート ビギナーの部(簡易)

(スイム)
300mという短い距離だったので、2ビートは維持しつつ、とにかく早く腕を回してペースをあげようと思っていたが、前の人を抜いてから夢中になってしまい6ビートでがむしゃらに泳ぐ、というスタイルになってしまった。集合20分前から並んでいた成果もあり、スタート6番目となったため、3人ほど抜いて(その後1人抜かれたが)、3番目くらいでスイムアップ。

(バイク)
事前に試走してあったのでイメージはできていたが、当日も快晴でだいたいイメージ通りに走れた。しかしどうしても本番は力が入ってしまうため、後車時に両足がつる。数名抜いて、バイクでは先頭に。

(トランジット)
先頭で来たことが裏目に。ネットで仕切られたランスタートエリアが把握できず、ウロウロ。これで2、3人抜かれた。まあお陰でスタート位置がわかったが・・・。

(ラン)
4:40/kmで走り出した。足が攣っていたが、「だからどうした?」と強気で走り出す。すると走っているうちに痛みが消えてきて、予定通りのペースでなんとか完走。(2日経った今、肉離れの激痛に襲われる!)1人抜き、最後に別の人に1人抜かれた程度。

レース結果

第7回 
・SWIM 1:42/100m ( 7:47 )  14位    
 前回 2:08/100m ( 8:38 )  7位

・BIKE  31.0km/h ( 18:16 ) 22位      
 前回 30.2km/h ( 16:19 ) 12位 
 *トランジットタイムはBIKEに含まれる

・RUN  4:45 / km ( 11:18 ) 19位   
 前回 5:05 / km ( 11:58 ) 18位 

 結果 37:21  8位       
 前回 36:55  8位       

以上のように、結果として前回と同順位、入賞はならなかった。バイクのタイム計測終了場所が前回から変更されたため、BIKEの時間が前回出場者は軒並み1分ほど遅くなっていた。その割に、入賞ラインは変わらず35分台だったことから、今回は上位者が前回より若干層厚となったと思われる。あと、反省点としては2つ。1つはT2のところでランスタートの位置を間違えて、違う方に走っていき、ウロウロしてしまったこと。(これで1分はロスしたかも) もう一つは、これだけ短いレースであれば、トランジットタイムの割合もバカにならないので、バイクシューズではなくランシューズで全部こなした方が結果としてタイム短縮になったかもしれないということだ。実際周りの人はほとんどフラットペダルでランシューズだった。

入賞という目標設定について思うこと

 入賞のために、種目ごとにトレーニングの目標を設定し、実際にその目標をそれぞれ達成できた。これは一つの成果である。その一方で、リザルトはシビアである。レースというからには相手がいて、それを上回ることができなかれば仕方ないのだ。つまり、「入賞を目標とする」ということは、目標達成のゴールは常に相手次第、つまり自分ではコントロールできない領域を含めた目標設定をした、ということになる。

 では、それが目標設定自体として正しいか、という問題になるが、決してそんなことはないと考えている。なぜなら、人生なんて常にそういう他者との比較の連続だから。大学受験だって、部活の大会だってみんな同じ。自分の思うようにはならないこともあるから、成功した時の面白さや快感もより大きくなるということもある。

 もっとも、私は「自分のペースで走れる面白さ」「風を切るバイクの快感」「自分が立てた目標(3時間以内完走等)」など、自己完結的な面白さが好きでトライアスロンやらマラソンやらをやっているので、本来こういう順位を争うようなことは自分の目指すところではない。でも、年に1回くらいならいいかなー。純粋に順位を競うものがあっても。

ああ、でもやっぱり悔しいなあ。見てろよ、来年またビギナーで出場して、文句なしのスコアで入賞してやるからな。


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