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夢の国、再び

 皆さんこんにちは、魚木まるですよ~~~~。

 こないだの土曜日、夢の国に行ってきたので、今日はその話をしていきたいと思うぞ!

 ディズニー、前よりも距離的に行きやすくなったのを良いことに一年に2回行くという贅沢を味わっています。贅沢ってのはね、できるときにやっとかないといつできなくなるか分かりませんからね(貧乏人の発想)

 新エリア、なんか特別なチケット?を購入すれば入れたみたいなのですが、今回はパス。次の機会に行ってみようと思います。

 前回行ったのは2月、その時は両親と行きました。その時の記事はこちら

 で、今回は高校時代の友3人と行きました。大学生になるまで、ディズニーに友達と行ったことがなかったのでめちゃくちゃ新鮮で楽しい。(中学生の修学旅行はノーカン。あれは、ディズニーを楽しんだとは言えないからだ!!!!時間的にも、メンバー的にも…)ちなみに、このメンバーとは去年も同じ時期にシーに行きました。本当に愉快でラブなメンバーです。

 家族と行くのも楽しいんだが、友達と行くのはもっと楽しい!高校時代の思い出話、大学の愚痴などなど…話すことが尽きない。ずっと爆笑してた。一番盛り上がったのが、高校時代の一癖も二癖もある我らが担任の思い出話。めちゃくちゃ面白い先生で、倫理の先生にも関わらず、若干サイコパス味のある性格が最高だった。AI説を唱える生徒もいたぐらいです…。恩師になんてことを…!

 あと面白かったのは、友達の不憫話です。ほんとは笑っちゃいけないんだろうけど、まるで一つの漫才のようで…。

 話はその友人(Aとする)が、骨折をしたところから始まります。その日は、Aの大学の文化祭があり、友人が部屋に泊まりに来ていたそうな。(ちなみにその友人もディズニーメンバーに入ってます笑)文化祭が終了し、友人を見送って、その帰り道、楽しかったな~~るんるんという気持ちで自転車を漕いでいたら転倒。転んだ拍子に指を折ってしまったのです。ここまでならただただ可哀そうな話なのですが、そのあと事件が…。その時は夜だったので、病院開いてないしな~~と途方に暮れていると、あるおばさまが「大丈夫?」と声をかけてくれたそう。親切なマダムの車で、無事開いている病院に駆け込むことに成功、なんと家まで送っていってくれるというのでその時は本当に感謝していたそう。その時までは…。
 車を降りようとすると、マダムに呼び止められる。なんだろうと思っていると、「これ読んでみて」とあるものを渡される。

 それは、宗教関連の新聞だったのである。Aはとっさに「あかんやつや!」と察し、逃げようとするが、助けてもらった恩義もありなかなか別れを切り出せない。しかしあまりにもおばさんの押しが強いもんだから、これは断らねば!となり、「私は宗教のことについてあまりよく知らないので、大学でいろいろと学んでからそういうのは決めようと思ってます」と学生らしい百点の回答を。それで何とか逃げ出し、家に帰り、あまりにも情報量が多すぎる一日にぼーっとなっていたところ、ラインが来ているのに気づくA。

 それは、先ほど別れた友人からであった。
「今日は楽しかったよ~~!体調には気を付けてね!」








 なんというフラグ回収。実際にトーク画面を見せてもらったのだが、あまりのオチの美しさに、腹がねじ切れるんじゃないかというほど笑った。このエピソードは後世に語り継ぐべき。

 その後も話に華が咲き、「ディズニー発言まとめ」なるものを帰宅後Aが作成してくれたのだが(さすが有能)、およそディズニーでなされた会話とは思えない言葉の数々で、あの会話ごと全部夢だったんじゃないかと思う。本気で。あとなぜかタクシーにひかれて無傷の友もいた。君は何なの?

 アトラクションで一番面白かったのが、スプラッシュマウンテンに乗っているとき。大サビの前、ライドが急な坂を上っていくじゃないすか。その時に見える外の光を見て、「確定演出じゃん…」って半分絶望、半分手を叩いて喜んでいたのがその日のハイライトでした笑 私の隣に座っていた友人は洗顔したのかな?ってぐらいびしょびしょでした。暑い日のスプラッシュをなめてはいけない。

 ディズニー、いろんな楽しみ方ができるな~~と最近感じた。今私が一番やりたいのは、ディズニーに行ったことのない子供を、前知識0の状態で連れていき、「どうだい、これが本物だぞ」とやることです。だれか、私に子供を預けてくださいませんかね…?きらきら目を輝かせている横顔って素晴らしい。ちっちゃい子を連れて行くって、結構大変なことだと思うんだけど、それでも連れていく親が多いのは、きっと喜ぶ顔を見たいからなのかな~って。去年シー行ったとき、私以外ソアリン乗ったことない状態で、一緒に乗ったんですけど、「うお~~~すげ~~~」って反応が嬉しかったからさ…。いやなんも関わってないんですけどねソアリン建設に。

 あと単純に、「ほえ~~ここは○○様式か~~~」とか、「このアトラクションはこういう仕組みなんよね~~」っていう見方しかできなくなってしまったので…。それはそれで楽しいんだけどね。細かいところまでこだわって作りこまれているので、考察したり調べたりするのも一興。建造物の時代考証なんてもう教科書レベルですから…。でも、小さかった頃の、「うわ~~~~きれいだな~~~大きいな~~~」っていうあの感動が欲しいんだよ。

 そんな大人の階段昇ってしまった私でも、放心状態になれちゃうのが、夜のファンタジーランドとワールドバザールです。

 ファンタジーランドは、シンデレラ城のふもとに広がるエリアなのですが、アリスのティーパーティーや、空飛ぶダンボ、キャッスルカルーセルなど、子供向けの可愛らしいアトラクションが並んでいます。オレンジ色の暖かい電飾の光に包まれて、夢見心地になること間違いなし。私は小さいころから、ここの風景をなぜか懐かしいなと感じていて、勝手に心の故郷と呼んでいます笑 幸福な時代を思い起こすような、ノスタルジックに浸れます。


 ワールドバザールも、私の心の故郷です。朝、心を弾ませながらアーケード街を抜け、帰りもまた、ここに戻ってくる。そのギャップにやられるんよ。僅かな足の痛みを感じながら、ここを出口に向かって歩くと、充足と寂寥が入り混じった複雑な気持ちになるんだ。小さいころは現実に戻りたくなさ過ぎて、美しい景色とは裏腹に泣き出しそうだったのを覚えてる…。きれいな景色と寂しい気持ちって結びつきやすいと思いませんか。

 ゲスト全員が、同じ場所を通ってパークに入り、そして、帰る、という構造にこだわったのはウォルトディズニー本人だと言います。初めと終わりを統一することで、ゲストに一つの物語を提供することが狙いらしい。映画人らしい発想ですね。

 ディズニーの良いところは、時間帯によって雰囲気が変わるところだと思っています。夜のファンタジーランド&ワールドバザールは言うまでもなく。私は夕方のウエスタンランドも大好きです。本物感がすごい。西部の街は黄昏ていてほしいですからね。

 そうそう、前々から行きたいと思っていた「センターストリート・コーヒーハウス」にも行ってきました。アールデコ様式の洗練された素敵なレストランでした。料理も最高だっだぜ。ディズニーに限って、料理の内容よりも建築様式のほうが気になってしまう私です…。今度はクリスタルパレスレストランに行ってみたいんだ~~!ちょいとお高めだけど…。ヴィクトリア時代に大流行した植物園をテーマにした優雅な外観、内装がドストライクすぎます。s.s.コロンビア号とか、そこら辺の雰囲気がすこすこのすこなんですよ。

 ワールドバザールを右手側に抜けると、アールデコ様式、そしてその先に「未来」をテーマにしたトゥモローランド、左手側に抜けると、ヴィクトリアン様式、コロニアル様式を経てアドベンチャーランド、ウエスタンランドという過去の世界、まっすぐシンデレラ城のほうへ抜けると、ファンタジーランドというこの構成が素晴らしすぎるんよ。シーももちろん大好きなんだけど、ランドのこの配置力は異常。なんか前もこの話したよな。それぐらい大好きなんだってばよ。

 現代を生きる我々からしてみれば、ヴィクトリアン様式、アールデコ様式なんてのはあまりなじみはありませんが、ウォルトが生きた時代はこれが当たり前の時代だったんだろうなあとしみじみ。うらやましいぜ、こんなおしゃれな街並みに住んでみたいな。


 ディズニーの楽しみ方って無限大だよな。誰と行くか、どこに着目するか。それによってだいぶ見方が変わってくる。皆さんも、ディズニーに行く時は、ぜひいろんな楽しみ方を試してみてね。


 それでは、この辺で、さようなら。

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