バイト中に書いたもの(休憩時間)

秘密おじさん 小さいことでも秘密にしたがる。女房が怖いためタバコもポケットに隠す。髪はもちろんハゲている。

自尊心というカードが今までないがためにクソ客に負けナヨナヨしていたが、今、愚痴ミサイルを搭載した私の肉体では通常、自尊心の枠にぶち殺し日本語爆弾が入っているので笑顔でカス客の対応をしている。あいつらは人間ではなく条件をクリアしたらお金を渡すことをプログラムされた肉でこちらはお金を清算して色々運ぶだけの肉。動物園の飼育員と飲食店の店員は変わらない、クレーマーがくれば猿が脱走して暴れているのと変わらないから上司にくどくど連絡しなきゃいけないし、まあ私はしないのだが。ガハハ(ニュウドウカジカが大根おろしを使って一生懸命に前足で擦っている。)ニュウドウカジカとは何なのか、知らない人間。知らない僕はニュウドウカジカを知らない。シカかカエルかその他なのかわからない。ただ見つけたら食べてみたいそれだけのジビエ。ヒャッホー!!殺戮。人間ジビエ、大根おろしを添えて。完成!!今日、胎盤、明日もバイト。あと五時間、明日八時間。

四角を曲がった先に少女がいる。赤い頬をして微笑みを浮かべこちらをみている。上目遣いの目には微かに涙が膜のように張っている。その処女性に私はビクリ震え上がる。あまりにも罪がなく飛び上がり泣きたく、死にたくさえなる。いっそあの小さな手で一生懸命絞殺して欲しい。刃物で滅多刺しにして殺して欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?