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【社会人留学】 Week2~Catch the wave~

大学院の授業の2週目が終わりました。今週はあっという間に過ぎていった感覚ですが、なんとか必死に踏ん張って金曜日を迎えています><。

ハードなエヴリディについてお話しする前に、嬉しかったことから書き始めていきたいと思います。大学院に入学して未だ2週間ですが、新しくできた友人達が、とてもあたたかい言葉をくれました。

" You are a great listener." (聞き上手だね)
" You' re a natural mentor who brings the best out of others."
(人の良いところを自然に引き出してくれるね)
" I really really get a lot of inspirations from you."
(本当に本当に、たくさんのインスピレーションを受けているよ)
" I have a sense of being fueled up after connecting with you."

(あなたと会うと、エネルギーが沸いてくるよ)

人間として、HRに携わる人間として大切にしたいと思っていることを、異文化環境でも表現することができ相手に届けることができたこと、何よりこうして素直な言葉で伝えてくれる素晴らしい友人に恵まれたことを本当に嬉しく思います。

それでは、ハードパートです(´・ω・`)

学期を通じて、科目ごとに、期末試験とは別に3つほど課題が出されるのですが、ビジネススクールはそのほとんどがグループ課題となります。学期2週目にして、すでに各科目のグループメンバーとともに、1つ目の課題に取り組んでいる状況です。

予習・復習に加えて、各科目の課題に取り組んでいくのは、うっかりすると呼吸するのを忘れる程度にハードでした。いったい何が、ハードなエヴリディをハードたらしめているのか、記しておこうとおもいます><。。

・(最初の学期ということもあり)どこまで深く理解し、どの程度の質のアウトプットを出せば、どの評価になるのかがわからないので、手の抜き方を掴めていない。大前提として、大学が求める水準は高い

・課題の絶対量が多く、毎週100頁読むことが求められる科目もある(仮に精読しないで授業を受けると、科目によってはついていけないはず)

・課題の文献がジャーナルの場合はとくに比喩や婉曲表現が多かったり、著者の出身国の文脈(たいてい米国)を知らなければピンとこない例が使われていたりするので、読解に時間がかかる
例:A corporation has to know whether it is winning or losing on each plane*. By sheer weight of investment, a company might be able to beat its rivals to blue-sky technologies** yet still lose the race to build core competence leadership.
  *plane: ある特定の領域やプロジェクト
  **blue-sky technologies: 新しい革新的な技術やアイデア

・今期の授業はすべて1回3時間のレクチャーとセミナーのコンビネーションなので、一回の授業でかなりの知力、気力、体力を消耗する

・日本語のマーケティング用語は、ほとんどが英語由来のカタカナになっているため、英語になっても理解しやすい一方で、ファイナンス(財務)用語は、カタカナでないことも多く(債権:Dept/Claim、時価総額: capitalization、金融商品:instruments)、英語になると瞬時に自分の知識にアクセスできない。そもそもの知識が中途半端なので、英語になったときになおさらピンとこない。結果、英語と日本語を行ったり来たりしているので、時間がかかってしまう

・会話のテンポが速いとき、英語で思考を整理しアウトプットするスピードが追い付かないことがあると、スローダウンさせてしまうか、語彙や表現が稚拙になるか、ロジックが迷子になる。そしてしょんぼりする

・一つ終えるとまた次の山、次の山、次の・・・という具合に続いていく。何かを終えても、次の瞬間には別のことを心配しはじめている。学期が終わるまで、この状況が続くのでしょう(´・ω・`)

・・・という、書き起こしてみてあらためてなかなかストレスのかかる状況にいることを自覚します。特に問題があるわけではないのに、ずっと緊張状態が続いていることがしんどく感じ、気持ちの凹凸もありました。願ってもない環境で学びに打ち込めていることを幸せに感じる一方で、どうして負の感情が出てくるのか、その矛盾を抱える状態にもつらさを感じていました。

各授業でクラスメートと話すとかならず「課題大変だよね・・・」という話になりますし、親しくなった友人(台湾・大手Eコマース出身)も、「授業や課題について考え出すと、心配しすぎてしまい眠れなくなるときがある」と言っていました。

日本での学部時代を振り返ると、授業は(卒業時に成績優秀賞をもらう程度に)しっかり受け、教職をとりながらも、サークルに入り、バイトをしながら、それなりに遊べていました。裏ではこっそり吐血ゼミといわれるようなゼミに入り(けして吐血したかったわけではなく、テーマに興味があったのです)、最終的には数十枚に及ぶ卒論を英語で、納得いく形で書き上げました。喉元過ぎて熱さを忘れてしまっただけかもしれませんが、その当時なりにハードだった学生生活を振り返っても、課題に対して常に不安に思っていたり、いつも強いストレスを感じたりはしていないと思います。

今は異文化環境下、かつ大学院で学んでいるため、学部での経験と単純比較はできませんが、米国に留学した時を踏まえても、多くの欧米(豪)の学生は教育システムのなかでレジリエンスを身に着けていくのだな、と体感覚で実感しました。ちなみに、学校側も、学生にストレスがかかっていることをよく理解しているので、"Look after your wellbeing as priority"と言いますし、具体的な救済措置として、カウンセリング機能も大変充実しています。

私のストレスマネジメントの策として、日本にいる大切な友人が一緒に考えてくれたのですが、私の場合、どんなに忙しくても一日に一回はかならず、”オーストラリアに来られたことの喜びに触れる” ことを大切にしようと思います。たとえば、課題のことは一旦脇に置いて、外を散歩したり、お気に入りのコーヒーを味わったり。(こちらに来て三週間になりますが、ハネムーン期は続いています。気候が不安定なメルボルンですが、晴れた日のお散歩の気持ちよさは、本当に、筆舌に尽くしがたい。)幸せ時間を死守しながら、焦らずに、波にのってすすんでいくことを目標にしていきます。

関連して、今週のマネジメントコンピテンシーの授業では、ストレスマネジメントについて扱いました。課題のリーディングには、ワークライフバランスに関する学術的な記載がありました。以下、機械翻訳した要約です。

家族、友人、コミュニティ活動、休暇、スポーツやレクリエーション活動などの要素は、私たちの仕事外の強みや仕事のストレスに対する障壁を構成しています。「ワークライフバランス」という言葉がこれらの要素を包括しています。これらの要素全てに強力なバランスを持つ人々は、より回復力があります。ストレスへの最も適切な対処方法を持つ人々は、彼らが自分の人生のさまざまな側面を発展させる時間を費やしただけでなく、全体的なパターンが比較的バランスが取れていることを示しています。片寄ったパターンは、非回復力の指標としての役割を果たします。一部の領域を他の領域を無視して過度に強調することは、しばしばストレスを軽減するどころか、より多くのストレスを引き起こす原因となります。バランスが鍵です。

ワークライフバランスは、日本では、仕事と生活のどちらも充実させお互いに好循環を生み出すもの(相乗効果をねらうもの)として語られることが多い印象ですが、学術的には、ストレスマネジメントの文脈で語られていました。今の自分に引き寄せて考えてみますと、学びに忙しいといって学びばかりに没頭すると多くのストレスを引き起こす原因になってしまうので、テニスや友達とのキャッチアップなどもしながら、バランスを取っていこうと決意した次第です・・・!!

最後まで読んでくださってありがとうございました~♡

数あるメルボルンのカフェの中でも特にお気に入りの場所。天井にはSunshine★

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