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コナンくんの所業についてまじめに考える


僕たち夫婦は名探偵コナンが大好きである。


僕はコミックスを
25巻あたりまで集めて
以降は毎週土曜日のアニメを
ちょこちょことみていた程度だが、


夫は毎年の公開作をひとりで
時には複数回みにいく本気度合いだ。


よって一年に一度の新作公開は
夫婦で映画館へ足を運ぶのが
なんというか年中行事になっている。


名探偵コナンを? www
という声もあると思う。
実際、僕にもここ数年までは
そういう心の声があった。


けれど結婚して十年近く
この行事を続けていると、
それ自体に意味が生じてくるようで
気づくと僕も
コナン君の様々な行動に夢中になっている。

一度でいいから
全ての偏見と先入観をとりさって
コナン君の映画
(特にブルーサファイア)を
みてみてほしい。

突っ込みどころが多すぎて
気になるところが多すぎて
目が離せなくなると思う。


おそろしい。
一種の麻薬だと思う。

我が家のレコーダーには
名探偵コナン映画が一作目から
最新作まで全て録画されており、
いつでも観られるように準備されている。


こわい、僕は夫から
洗脳をされているのかもしれない。


さて
特に最近のコナンくんが
物理の法則やらそういった
なんとういうか
人の頭の中に存在するリミッター、
みたいなそういうのかな

そういったものを超えてね
敵をなぎ倒して行く様がね

ちょっと無理あるんちゃう?

いや絶対死んでるだろ

もう三人目なんじゃないの?


みたいに感じられるという話は
すごく書きたいけれどもおいておいて。



僕がコナンくんの映画にせよ
アニメにせよ
毎回毎回気になっているのは


大好きな蘭ちゃんの父親
将来の義父に向かって
睡眠薬を(常に)盛っている

そしてそれに対して
罪悪感や羞恥のかけらもない

ということなのである。

しかも考えてみてほしい。
おっちゃんはお酒をよく飲んでいる。
銘柄種類問わずなんでも飲むのだから
もう飲みたいのはお酒ではなく
アルコールなのだろう。

そのレヴェルの人間に
睡眠薬を常用させたら
いったいどうなってしまうのか。


頭のいいコナン君なら
江戸川くんなら 新一なら
絶対わかっているはずなのに

おっちゃんに眠剤を盛り続けている。

おっちゃんは幼なじみの子の父親で
将来家族になるかもしれない相手なのに。


もはや狂気の沙汰である。

おっちゃんの首筋の色は
ものすごい変色していて、
ただれてきてしまっているのではないか?

このままでは
アルコールと眠剤のちゃんぽんで
廃人になってしまうのではないか?

誰かおっちゃんを助けてあげられないのか?


そういった懸念を夫に話すと、
夫は「君はわかっていないんだな、
ほんとうになんにも……」といいたげな
実に慈悲深い表情を浮かべてから
こう教えてくれた。


「博士の調合する睡眠薬は
どんどん進化している。
だから何にも心配は要らないんだよ。
わかったね? 博士を信じるんだ」


え? 一番やばい人は隣にいた系?


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