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未知の鼓動 -日々是アート- 2003


(2021年11月より着手。それ故、記憶や記録が定かでなく不充分な時期や記述があります)

それは視えてくるのです。
己が求めに導かれて顔を上げると、未知の鼓動は聞こえます。
あの時この時、あの場所この場所、鼓動の響きが聞こえてくる処へ、どうしても逢いに行きたくなったのです。

ROCK’N’ROLL EYE ミック・ロック写真展@東京都写真美術館 on 2003

きっかけは新聞広告。
デヴィッド・ボウイ、ルー・リード、イギー・ポップ、フレディ・マーキュリーなどなど、ファインダーから切り撮られた70年代のロック。必ずしも同時代にそのパフォーマンスを共有できてはいませんが、Pictureは熱気や叫びはもちろん被写体自身の心象まで、動と静のいづれをも観せてくれます。「当時一緒にシャウトしていればまた違った生き方だったのか」との想いを巡らせてしまいます。それはまたそれで楽しかったろう。
それはそうと、スカーレットカラーのメルセデスがイカしてます!
会場にあった直筆メッセージ
Rock’n Roll Eye
     Don’t tell me no lies
     Gotta get to Memphis
     Before Elvis dies
                            Mick Rock
                            Tokyo, July 17th 2003


田中一光回顧展 われらデザインの時代@サントリーミュージアム on Dec. 29th,2003

それは、今にして思うと”衝動的”な訪れでした。
きっかけは今となっては定かではなく、その事が少々口惜しいのですが、丁度良いタイミングに天保山で鑑賞できることを知り出かけました。師走、ミュージアムへの道すがら、何か素敵なことに出逢えそうな予感にワクワクしていたことはよく覚えています。
館内では「あ、見たことある(観世能ポスター)」「あ、知ってる(各社ロゴ)」の連続、観ることができた様々な意匠やグラフィック作品の数々、いやあマジで嵌ってしまいました。同展の厚くずっしりとした図録集もその場で思わず購入し今も愛蔵書です(図録集の購入は今のところこの時限り)
タイポグラフィなど幾つかのグラフィックデザイン用語を知ったのもこの時です。それ迄は、デザインと言えば建築物でしたので、視野も拡がりました。

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