離れてくなら、そうすれば

あれです、UVERworldの新曲です。そうです、好きです。ええ熱中してます高校生の頃から今も。
ちなみに「瞳の住人」も好きです、サビのあのバカ高いとこがいつまで経っても出ません。
新曲「Eye's Sentry」を聴きながら、先週の送別会で先輩や上司に言われた事をふと思い出した。

「素の自分とは違う自分を演じちゃえば良いんだよ」

私は何かと行動や考えるスピードが遅い。
けっこうなマイペース人間。
私の世界のフルスピードは一般人からするとおっそい。「俺がスロゥリィ??」
そうです私に足りないものは情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ。
そしてなによりも

速さが足りない

そんな感じ。
色んな事が遅いとやっぱり仕事の場では特にコイツは使えん奴やなあという空気を頻繁に感じる訳で。まあ自分でもけっこうな頻度で「マジでコイツあかん奴やん…やっば」と自分に思ったりしている。どこでやらかしたのかも自覚はある。(分かってない時もどうやらあるっぽいけど)
それで、そういうのを繰り返していくと自然声は小さくなるわけで、そうなると動きや思考も縮こまってさらに悪い流れになっていき、暗いし扱いづらいし猫背だし、あと暗いしみたいな奴になるデススパイラルを今の職場でも盛大にかましてしまっていたのだ。それでも何とか気持ちだけは見せねばと思って本気でやっていたら周りもその姿勢だけは認めてくれ、受け入れてもらえた。
そういう経緯を経て新しい職場へ移る私に向けて人生の先輩からのありがたいアドバイスとしてのこの一言なのであった。

クソっくらえである。
余計なお世話である。

すいませんちょっと調子に乗りました、ほんとすいません。でも一応理由はあるんです。
確かにその時の自分といったらダッサイことこの上なかった。声は小さいし猫背だしおどおどしてるしずっとビクついていた。視線を集めることが怖くて仕方がなかったから目立たないようにしていた。そんな第一印象の入りはどう見ても不正解だ、それはそう思う。

でも、それはその時の私の印象であって、その時と今の自分は明らかに違う。違うと自分自身でそう思えているということがかなり大きい、と思う。
今の職場で1年働いたことでひと山は確実に超えたと思っている。そしてこの山で大事な事はたくさん教わった。それにこの山がひと山目では決してない。
29年と4ヶ月目にして最新で最強なのが今の自分。
それは時と経験と環境と人で常に変わっていくしこれからも変わっていく。ここまでで最高傑作である自分を別の自分で覆い隠すなんてもったいなくて私には出来ない。それはこれまでの自分の全てを否定して生きていくことになりかねない、少なくとも今の私にはそう思えてならない。
上手いこと社会に適応するために必要な心がけだという事も分かっているし、表面的にそうやって振る舞う事で軽やかに生きていける道もあるのだとは思う。
けど、それも踏まえて上司よ、私はあの頃じゃないんだよ。今の私に追いつけてないあんたがひょっとしてスロゥリィなんじゃないの??ってね。

すいません言いたかっただけですすいませんでした。
今の私はこの過去最高の自分を知られて離れていく程度の人ならそれはもう仕方ない事。離れるのも上等というくらいの気分。1番強いのは今だと言いたい気分なのだ。まあ、そうやって言いながら明日には揺らいでいるのかもしれないけどね。
でもそうやって思える今があるって事はかけがえのない事だよなあって、そんな話。

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