【読書感想文】傲慢と善良/辻村深月
読むと心が痛いけどとても大切な1冊になった本。
女性が日々感じている恋愛や結婚、交友関係においてのモヤっとした気持ちや言い表せない自分の感情や社会的な状態を見事に言語化していて、読んでいて疲れてしまうほどに細かい心理描写と的確な思索。
女性ならグサグサと刺さってしまう言葉と描写の数々にとても驚かされた。
大体の人の人生や恋愛は「傲慢と善良」によってい説明できてしまうのではないかとも思えるほどに、身の回りのことや自分のことが当てはまりすぎて怖い。
特にリアリティーを感じたのは