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闘いとしての演劇

米国と対峙していくことはきびしいことだ。
しかし、それでもわれわれは毅然として生きていこう。
ときに不幸な目にあうかもしれない。
でもそれをみんなで乗りこえていこう。


例えば、革命にはお金がかかる。
膨大なお金だ。
そのお金はどこから出るか。
大抵は、邪悪な者たちがお金を出している。

60年日米安保闘争において
金を出したのは、財界人だ。
安保闘争を煽ったのも
岸信介政権を倒すためでしかなかった。
樺美智子さんの死は、彼らにとって
降って湧いたラッキーだったのだろう。

72年には、あさま山荘事件が起こり
戦後日本は一気に
精神的大崩壊を迎える。

カラー革命、アラブの春。
アメリカに逆らう自主路線政権は
学生運動にスパイを潜り込ませ
沈没させるに限るのだ。
アメリカのいつもの手口である。

プラザ合意、TPP参加で
日本経済も崩壊させる。

第五福竜丸事件でわあわあ騒がせないために
日本に原子力発電所をつくってしまう。

テロ組織ではないタリバンを叩き
大量破壊兵器を結局は
「持っていなかった」イラクを
ボロボロになるまでやり込める。
世界の警察だからだ。

今はシリア、ウクライナ。
アメリカが果たして彼らを守ろうとしているのか。
アサドやプーチンを批判する前に
アメリカが何をしているかを知らなければ
世界の真実は何一つ見えないままだ。

対米自主か、対米追従か。
それがすべてだったのではないか。
いまもまた。
左翼か右翼かなんて
もうどうでもいいんだ。

老夫婦を追及する女と男は
安保闘争を戦った学生や
あさま山荘事件を起こした若者たちを
想起させる存在だ。

彼らは、ただ糾弾しに来たのだろうか。

助けを、求めに来たのかもしれない。

ずっと黙っていた
ずっと黙殺していた
加害者のひとりとして。

あくまでも
闘いとしての演劇を
貫きたいと願う。

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