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転生したらVの世界に

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愛する彼女を失い、ゲームと動画視聴だけの日々。彼女の命日に車に轢かれた主人公が目を覚ますとそこはバーチャルの世界だった。
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記事一覧

「転生したらVの世界に」 第9話:プログラミング世界

 13時過ぎ。スターリースカイの事務所。俺は少し遅れてやってきた。 「遅刻よ」  事務所…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 第8話:謎の空間

 スタジオ撮影を終え、一旦、休憩することにした。  俺たちは食事を必要とはしないが、疲労…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 第7話:才能

 スタジオは広く、教室一つ分の大きさがあった。手前にはドラマで使われているような三脚付き…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 第6話:始動

 翌日。昨日来たビルの13階に位置するスターリースカイの事務所の一室。  そこには代表と…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 第5話:面接

 10分ほど経過しただろうか。扉がノックされ、室内に面接官が入室してきた。  それぞれの…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 第4話:出会い

 朝の9時半。  俺はずっとアルトをプレイしていた。  この世界では食事を必要としていな…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 第3話:視聴者数0人

「……おかしい」  俺はアルトをプレイしながら呟く。  画面にはバトルロワイアル1位のリザルト画面が映っている。  一方で俺のチャンネルの画面を見つめる。  視聴者数0。 「なんで!?」  俺はうめき声をあげ、何度も画面を見つめるが数字は変わらない。  もう2時間はプレイしている。それにも関わらず視聴者が0ってどういうこと!?  普通の配信者よりも巧みなプレイをしている自覚はある。かれこれ5回は1位を取った。 「ちょっとおい!」  俺は大きな声を上げる。返事

「転生したらVの世界に」 第2話:Vライバー

 走馬灯が流れゆく中、俺は意識を取り戻した。  横になっていることは分かる。でも、ここは…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 第1話:彼女

 轟霊亜。  一風変わった俺の名前は、ごく普通の親が名付けた。  両親が普通だからこそ、…

影山ナイト
4か月前
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「転生したらVの世界に」 プロローグ

 俺の彼女は去年、花火のように散っていった。  勇気を出して告白し、付き合った当日のこと…

影山ナイト
4か月前
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