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COPが地球を潰す
地球のため、全人類、夜は戒厳令(143)
「COPが地球を潰す」
COP27の新聞記事を斜め読みしてぼやく。
11月5日の読売新聞(朝刊12版15面特別面)はCOP27に向けて特集を組んでくださった。
きっちり読む能力が無いので、斜めに読んでブツクサのたまってやる。
「(パキスタン)気候変動相はSNSで、大洪水は地球規模の気候変動が原因だと断じ、『世界に差し迫っている危機の前触れだ』と訴えた。」
し、日本の環境相も
「2020年代は、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする『カーボンニュートラル』に向けた『勝負の10年』と言われる。残された時間を考えれば、今年から来年にかけての取り組みがとても重要になる。」
と認めている。
すでにIPCCも
「温暖化の原因は人類が排出した温室効果ガスであることに『疑う余地はない』と断定。」
している。
換言すれば、人類の経済活動により温暖化したと疑う余地はないと断定できる。
にもかかわらず
「これまでのCOPでは、過去の温室効果ガスの排出量が多い先進国に補償や支援を求める途上国側と、資金援助を抑制したい先進国側が対立」
する体たらくだったし、温暖化の原因となった経済を再び優先させ、
「ドイツが今年6月、石炭火力を一時的に拡大する方針を表明した。」
し、
「イタリアやオランダ、英国なども石炭火力の再活用に向けた検討を打ち出した。」
「新興国や途上国でも、経済成長のために相対的に安価な発電手段である石炭火力を活用する動きが出ている。」
世界が地球の量的限界、機能的限界を冷静に悟り、経済のあり方、人類の生き方、暮らし方を見直さない限り、絶対に解決できないことの表れだ。
温暖化の原因を温暖化の原因で解決するなんて、ちゃんちゃら可笑しい。
せっかく定められた
「京都議定書」
だって、
「法的拘束力のある具体的な削減目標を定めた初の国際枠組みだったが、最大の排出国だった米国は不参加を表明。
(そんなアメリカって正義なの? 日本人はいっつもアメリカが正しいって勘違いするけど。 そしてすがるけど。)
中国やインドといった新興国の排出量も増え続け、日本も『米中が不参加の枠組みは効果的ではない』として2013年以降、義務を負うことをやめ」
る始末だ。
効果的じゃないけど貢献はできたはずなのに放棄しちまう日本情けない。
COPがやろうとしていることは、経済を経済で制圧することだ。
生ぬるい。
無理だ。
危険だ。
世界のGDPの総和を圧縮する以外に方法はない。
格差の是正で圧縮は十分に可能だ。容易いよ、富の逆三角形を崩すだけの話だからだ。
「残された時間」
は少ない。
その時間が満了したときは万事休すだということもきちんと理解しておきたい。
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