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今村翔吾に学ぶ 経済と技術に人類は滅ぼされる

地球のため、全人類、夜は戒厳令(206)

「今村翔吾に学ぶ 経済と技術に人類は滅ぼされる」

いつも思っていることがある。

〝経済はサイコパスだ〟(拙著)

経済という化身は、己のことしか考えず、足るを知ろうとしない。
人間にどんな不幸が訪れようとも知ったこっちゃない。
地球がどんなことになろうが知ったこっちゃない。
人間も人間で、そんなサイコパスにすっかり魅了されてしまい、洗脳され、サイコパス経済のために命を賭けてしまう。戦争という殺し合いさえもいとわない。

作家の今村翔吾先生は、技術のことを「得体の知れぬもの」と喝破した。

先生の近著「塞王の楯」の中で
「それが時として自らの命を縮めることになろうとも、人は研鑽の道を歩むことを止めない。そう考えれば人が技を生み出しているのではなく、技という得体の知れぬものが、自らが世に出るために人に憑依して操っているかのようにも思える」(141頁)と著わす。

人間は経済と技術に取り憑かれ、それらのために命を捧げた。

「それが時として自らの命を縮めることになろうとも、」「道を歩むことを止めない。」

地球、ヲワタ。

技術や経済の洗脳から解放され、「皆が均等に分かち合う。」(今村翔吾「童の神」217頁)こと、「天地の理(ことわり)に人が寄り添う」(同265頁)ことを実践し、「皆が手を取り合う日が来(る)」(同271頁)ないかぎり、地球人類の明日はないと断言できる。

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