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ときどき日記(243)政権にとって都合良すぎる防衛費増強

五輪談合・汚職、物価上昇、経済失政、旧統一教会問題、30年間放置した少子化、相次ぐ不祥事。順不同でどれをとっても政権にとって頭痛の種だ。
きちんと取り組もうとすれば、痛くもない、もとい、痛い腹を探られるどころかえぐられてしまう。支持率も底なしに下落している。

しかし、ここへもってきて、政権に追い風が吹いた。というか、うまく風をつかまえた。
周辺国による軍事侵攻、軍事侵攻圧力だ。

軍備を増強すると言えば、何だか真面目にやっているように見える。コトがコトだけに話題が集中しがちになり、支持率下落のネタも隠蔽できる。

そして見逃せないのは、政権悲願の増税、復興予算の値切りだ。
さらに踏み込んで、防衛利権だ。

防衛は誰でも公開競争入札によって受注できるものではないから、単独随意契約になりがちで、すなわち利権に結びつく。

防衛費増強は、政権にとって一石何鳥になるのか? 数え切れない。
国民よ騙されるな。
一石何鳥の分、何重苦にもなることを忘れるな。

憲法改正にも結びつきがちになるだろう。
自衛隊が憲法に規定されれば、自衛隊を維持することが合憲になり、徴兵や兵役も合憲になる。欠員が発生することの方が違憲になってしまう。

そして、日本は国連の敵国条項(=何をしでかすか分らない国)に規定されている国だから、軍備増強(=ファイティングポーズをとること)自体が宣戦布告になってしまい、国土にミサイルが飛んでくるおそれも高まる。

ロシアも中国も常任理事国だ。
「敵国条項の国が何かしようとしていたからヤベーと思って」と言われてしまったら日本はぐうの音も出ない。

増税や復興費の値切りにとどまらず、こんな危険も背負わされるのだ。

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