カネだけグルグル回っても腹は満たされない

地球のため、全人類、夜は戒厳令（１１３）

「カネだけグルグル回っても腹は満たされない」

「財務省の主張『日本経済はいずれ破綻』は本当か？　騒ぎ続ける理由とは」（bizＳＰＡ！フレッシュ　8/15　8:46配信）というネット配信記事を見かけた。
私見だが、経済も財政も、それどころか国家が破綻する可能性があると思っている。

経済は天地からもたらされる資源（食料も含む）・エネルギー、そして、地球の物理的機能があってはじめて成立するものだ。
人間はゼロから物質を作り出すことはできない。
カネだけグルグル回っても、いわば天地の恵みがなければ経済は成立しない。

だから金融云々で破綻することもあるだろうし、逆に金融的に安全とも言えないような気がする。
財務省がどーのとか、
税がどーのとか、
金利がどーのとか、
資産がどーのとか、
そんな些末な話ではない。
財務省の破綻するという主張を論破したところで意味は無い。

日本は資源の多く、食料の多く、エネルギーの多くを海外から調達している。
つまり自前で賄えない。売ってくれるかの全ては外国様次第だ。

昨今の世界情勢や鎮静化を見せない気候変動により、「天地の恵み」が満足に輸入できなくなる可能性が大きい。
特に食料が輸入できなければ、他の資源・エネルギーと違って我慢が利かない。

外国様に無限大のカネをむしり取られる可能性もあるし、食料不足による治安の悪化。悪化で済めば良いが、殺し合いも考えられる。

こんな姿は破綻した姿にほかならない。