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置き忘れた感情と向き合い始めたら

契約終了により4月より無職の自分。この数年間は、仕事にプライベートにと走り続けるだけの時間を過ごしてきたので、キャリアの棚卸と共に、自分自身についても少し見つめてみる時間を作ってみることにした。

次の就職先を決めるまで、ゆっくりとじっくりと向き合えば、今後のキャリアや人生のプラン作りにも役立つだろう・・・そう思い、ノートを前にペンを手に持ってみる日々。

ところがどっこい、自分自身を見つめてみようとすればするほど、まったくもってペンが進まない。なんとか、ペンを進められる日があっても、ノートに並ぶ言葉たちが、自分の言葉ではないような気分で府に落ちないのである。

やりたいこと、欲しい物リストを書いてみたら見えてくるかも!と書いてみたが・・・こちらも、なにやらしっくりこない。ならば性格診断だ!と、ネットで調べてやってみるものの、結局これもなんか違うな・・・のループで完全に迷子であった。

そんな状態が続いたある日、息抜きで聞いていた好きな音楽、好きな曲に悲しい曲が多いのはなぜだろ・・・ふと、そんな疑問がふと沸いてきた。そこで、ネットで検索してみると

【悲しい音楽を聴くことは、自分自身とつながり、自分の感情的な経験を振り返ることができるので気分の調節に役立つ】

とあった。感情的な経験・・・?うん?!そういえば・・・この数年は誰かと誰か、何かと何かの調整役として、目の前の状況や問題への対応に追われることが多い職場で自分の感情なんぞないも同然。さらに振り返れば小さいころから現在に至るまで、家族の間を伝書鳩のように飛び回っている日々。その結果、当たり前の日常生活の中で、いつの間にか自分の感情や状況に鈍感になり、自分自身との距離が遠くなってしまっていたのかも?!だから悲しい歌が好きだったのかも?!

そんなひらめきをもとに、ウソ偽りなく自分を見つめながらノートに書きだした言葉が写真の【プラス面が痛い・苦痛】である。

なぜならば、短所でなく長所に書かれた自分を眺めていると【しなくてもよい経験】から自分の長所が生まれているように見えること、長所を見るとその経験自体を思い出し【憂鬱】【苦しい】【胸が痛い】気分になる、そんな自分が隠れているように感じていたのだ。そして

・なぜそう思った?
・そう思った時の状況は?
・その時の感じたことは?
・その先に自分のどんな気持ちがあると思う?
・そこには、どんなフレームがあると思う?

40年以上の長い間、置き去りにしてきた感情や状況、そしてその中に取り残されていた自分話しかけてみると、次々とふたをしていた本当の感情、気持ち、本当の自分が見えてきたと同時に、【好き】や【得意だから楽しい】と思っていたことも、実は仕事だから、役割だからこなしていただけで好きではない自分も見えてきた。

まさかの40代も後半に入るこのタイミングで、本当の自分の【好き・嫌い】【感情】を知るとは・・・人生なにが起きるかわかりませんね。

人生の小休止をくれた前職場よ、めちゃくちゃ苦労させられたが感謝するぜ 笑


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