lucky_hare365

ミュージカルとアウトドアが好きです。

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最近の記事

後悔してること

高校のとき、母は3年間ほぼ毎日、お弁当を作ってくれた。 別に、キャラ弁とか映えとかそういうのはないけど、わたしにとってはすごいおいしいお弁当だった。 毎日、お弁当を食べるのが楽しみだった。 高3の卒業間近の頃、今日でお弁当は最後、という日に、いつもどおりお弁当を開けたら、母からの手紙が入っていた。 「3年間、毎日お弁当を食べてくれてありがとう」というような内容だったと思う。 でも当時のわたしは、そういう「感謝」とか「手紙」とかを家族間でするのがめちゃくちゃ恥ずかしいと思って

    • 未だに思うこと

      母の病気は、ものすごいスピードで進んでいる。 今や普通に話すことはできない。認知機能的にもうまく言葉は出てこなくなっちゃったし、声を出す筋肉も衰えてるので声自体が出せない。息のようなか細い音しか出ない。 食べるのもすごく遅くなった。ご飯の途中で疲れてしまう。 目線も合いづらくなった。はっきりとわたしのことを認識しているか不安になるときがある。 まさかこんなことになるなんて。 自分の母が、こんな病気になってしまうなんて。 いい加減病気のことは受け入れてはいるんだけど、、 心

      • 忘れたくないなと思ったこと

        母が入院した。 昨日の夜あたりからぐったりして息もゼエゼエしていて、かなり調子が悪く、今日の朝に父が病院へ連れて行った。 診断の結果、ずっと車いすで座っているからかエコノミー症候群のようなことになっているとのこと。肺に血栓ができてしまい、酸素が全身にうまく送れないらしい。血圧もかなり低い。 さっき面会に行ったら、思いのほか普段通り話せているので少し安心したが、 肺の血栓をとらないと体に酸素がいきわたらないため、このままでは様々な臓器に悪い影響がでてくるとのこと。 血栓をとりの

        • 家族とは

          母の病気を通して感じたこと。 家族って、本当に「血の繋がり」以外の何物でもないんだろうなあということ。 夫婦は別だと思うんだけどね。 自分が好きでその人と家族になったわけだから。 でも親子はそうじゃない。親は子を選べないし、子も親を選べない。 血の繋がりがあるからといって、自分が親のことを人間的に好きになれるかどうかはわからない。ただのガチャだと思う。 例えば自分に子供が生まれたとして、もちろん最大限の愛情をかけて育てるだろうけど、 でもそれはその子供が自分と血の繋がりの

        後悔してること

          ひどいと思うのはわたしだけか

          母は今や、常時介護が必要な状態にある。 4月から父が仕事を辞め、その役割を担っている。父は定年して1年間再雇用で働いたところだった。本当ならあと4年、働くつもりだったが、さすがに母の状態を考えると辞めざるを得なかった。 この前父の実家の親戚が亡くなった。葬式には父ひとりで行く。車で4〜5時間かかる場所なので、泊まってくることになった。 その間、母が一人になる。 本当なら、わたしがその間実家に泊まって母の面倒を見てあげたかった。 でもわたしの職場が遠いので、朝は早く、夜は遅く

          ひどいと思うのはわたしだけか

          取り戻したい

          彩りを。喜怒哀楽を。豊かな感情を。 少しだけ心がジェットコースターになってもいいから。 あの人への、昔のようなキラキラした感情を取り戻したい。 その瞬間現れる彩りの世界を取り戻したい。 あの人と話し合って、まだ半信半疑ではあるけどちょっとだけ覚悟を決めた。 あの人がもし変わってくれるなら、わたしはあの人と一緒にいられるかもしれない。 今までのように、一緒にいるのが辛くなったり、ひとりでいたくなったり、そういうのはもう終わりで、楽しくふたりで過ごしていけるのかもしれない。

          取り戻したい

          初めての感情

          前職で同僚だった方が、自死された。 なぜなのかわからない。 いろいろあってわたしたちは葬儀も行けないとのこと。 たくさんの時間を共に過ごした仲間だった。 仲間と言っても、父親くらい年齢の離れた先輩だった。 あの方がわたしのサポート役でついてくれて過ごした1年間は、 本当に充実した時間だった。 当時の仲間たち何人かで、今でもたまに集まって飲み会していた。 でも気づけば、最後に会ったのは去年の6月だった。 連絡をとったのも、去年の7月が最後。 そこから今までの間で、何があったの?

          初めての感情

          ひとりでいたい

          子供の頃から、 「家族や大切な人たちが死んじゃったらどうしよう」という漠然とした不安が常にあった。 子供の頃は、寝る前に、家族や大切な友達の名前を  思いつくだけ思い浮かべて、「この人たちがみんな明日も元気でいられますように!」と願ってからでないと寝られなかった。 小さいときから、弟はわたしが守らなくてはと思っていた。 悪い人に誘拐されないように。悪い友達にそそのかされないように。守ってあげるのが姉の役目だと、使命感を抱えて生きていた。(かといって常に弟を見張ってたわけでも

          ひとりでいたい

          もはや「結婚したい」とかじゃない

          一度きりの人生、結婚というものは体験してみたい。あと親のためにも。結婚はしたいよ。したいけど。 でももはや、「結婚したい」とかじゃない気がしてきた。笑 わたし、たぶん、結婚したいんじゃなくて、「好きな人がほしい」。 結婚したいと思えるくらい、好きだなって思える人に出会いたい。 自分が心から尊敬して、信頼して、好きだなって思える、そういう人に出会いたい。っていうだけなのかもしれない。 思えば、わたしの人生、「好きな人」(異性)ってほぼいたことない。もともとまったく恋愛体質じ

          もはや「結婚したい」とかじゃない

          2023年で諦めたこと

          母が病気の診断をされたのが2022年の8月。 思い返せば、そのことをなかなか受け入れられないまま2023年がやってきました。 あれよあれよという間に進行していく母の病状。 身体も動かなくなるし、認知機能もどんどん落ちていく。こっちの心が追い付かないほどに早く進みました。 それを何とか食い止めようと、少しでも進行を遅らせようと、いろいろなことを考えてきた2023年でした。 四六時中考えていたと言っても過言ではないくらい。 必死で考えた。 だんだんと転びやすくなる病気。その転ぶ

          2023年で諦めたこと

          父親と建設的な会話ができない話

          実家に帰るたびに思う。 なぜ父親とこんなにも会話ができないのか。 人間だから、合わない人がいるのは当然だ。 そしてその”合わない人”が自分の親であるというのも、悲しいけどありえなくはない事象だ。 ただ、わたしたちには一般の家族にはない事情がある。 それは「お母さんが難病患者である」ということ。 それさえなければ、父親と適切な距離を保って過度な接触を避けて、表面的には良好な関係を続けるということもできただろう。 でもうちの家族においてそれはできない。 難病の母の介護を父ひと

          父親と建設的な会話ができない話

          父が子供過ぎる

          12/3の話です。 母がおととい、ひとりで勝手に出かけてしまった。しかも歩行器も使わずに。 そして公園で転んで、頭を打った。 かなり大きなたんこぶができてしまった。 近所の人が救急車を呼んでくれたらしい。救急隊員がかかりつけ医まで搬送してくれた。 幸い大事には至らなかった。でも、それがきっかけかわからないが、また病気が1段階進行した気がする。 今日実家に帰ってきて、母と1日一緒にいて、ああこれはもう、自力歩行を諦めなくてはならないなと思った。 母が立ち上がれば必ず転ぶ。ど

          父が子供過ぎる

          どうしてこんなことに

          手すりの話が進んで、デイサービスの契約もできて、これで少し前向きになれるなあなんて思ってた矢先、 今日またお母さんがコンクリで転んで頭を打った。 幸い大事には至ってないし、今電話したら普通に話せてたから、冷やして様子見るだけだけど。 病気のことは受け入れたつもりだ。 前向きに頑張ろうと決めたつもりだ。 それでもやっぱり、こういう事が起きると、また気持ちがズドーンって堕ちていく。 同じことを起こさないためにはどうしたらいいか考えても、大規模なリフォームか、誰かが常時お母さんに

          どうしてこんなことに

          家族の理解度

          11/7に書いたものです。 父と弟の、母への病気の理解度が低い。 危機感も薄い。 意識も低い。 母はもう、手すりがなければ安全に歩くことすらできない。目を離したら一瞬で転んで、床や壁に頭を打つ。 本当なら家中に手すりをつけるべきだし、母の動きやすい動線を確保して転ばない環境を整えるべきだ。 ずっと父に訴えてきた。「このソファーはどかして。」「洗濯物は母がやるとき危ないから外に干さないで、部屋干しにして。」 でも父は、今までとやり方が変わるのが嫌みたいでいつもわたしの意見を

          家族の理解度

          人間失格

          母の病気はどんどん進んでいます。 昔はうるさいくらい送られてきたLINEも、今ではぱったり。スマホのタッチパネルで文字を打つことがうまくできないからです。 パソコンのキーボードならスマホより打ちやすいので、パソコンにLINEをインストールしてあげたのですが 脳の認知機能も落ちているためか、「LINEといえばスマホ」というのが頭から抜けないらしく、あまり使ってくれません。 打ちづらそうにスマホで文字を打っています。でもうまくできなくて途中で嫌になり、やめてしまいます。 誰とも連

          大事な友だち

          今日は大事な友だちに会ってきました。 わたし、本当にこの人たちと出会えてよかった、、と毎回思わせられる。 なんかちょっと不思議だよね、笑 そんなことって、なかなかないよね?笑 確かに今までは、こんな風に思う友達っていなかった。 もちろん普通に中学、高校、大学と人並みに友達はいると思うけど、 この人たちは、自分にとってちょっと特殊。 友達と言っても、職場の同期なのです。 いつも4人で仲良くしてるけど、年齢はばらばら。 わたしは転職してこの職場に来たので1番年上。 入職当時

          大事な友だち