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同僚が値上げは、嫌がる。投資もしたくない。その行動心理について、考えた。

私が勤務する、会社内の自動販売機や売店でも値上げが相次いでいます。
インフレが進んでいるので当然と言えば当然。

値上げしている商品を見ての会話のやり取り。同僚「また値上げした。高くなっている」と話していて。
私「たかだか数10円の値上げで、ギャーギャー言うな。これが10年20年続くんだぞ!」と心の中で叫びながら聞いてました。
又今年から始まった新NISAも調べている様子もあるのですが、その同僚曰く「損したくないから、NISAは始めようか迷っている」と言う事でした。

この話のやり取りから、潜在意識として、デフレ脳が全く抜けていないと言う事が透けて見えます。

インフレ(物価が上がる)=現金の価値が下がる。
当たり前の経済理論です。
そうなると、現金ではなく、株式、投信、不動産といったリスク資産運用が必須になってくるのですが、約30年デフレが続いてしまった為に、”安いのが当たり前”という刷り込みが全く抜け出せなくなっていると感じます。

インフレ経済では、資産運用は必須になって来ます。
そして、資産運用が”資産防衛”にもなっていると言うことを理解していなのでしょう。

値上げは嫌だ。
投資も損したくない。

こういったデフレ脳から抜け出せない人の行動について考えてみました。

  • 購買活動は、徹底的に安い物を追い求める。

  • 自宅から10分圏内等近くにスーパー、量販店があっても、安い物を求めて、わざわざ遠い片道1時間も掛かる店に買い物に行ってしまう。

  • 頻繁に、折り込み広告やSNS、インターネットの広告を閲覧し、安い商品を探してしまう。

  • 安い物を求め過ぎて、ついつい衝動買いをしてしまう。

  • 何点買うとポイント◯◯倍や、1個買うより3個買うとお得。といったポップ広告に、騙させて要らない物を買わされてしまう。

  • テレビの通販番組CMや、インターネット広告で、「通常価格10000円の所、40%割引の6000円です」と言うの割引価格に乗せられてしまう。

実は、👆上記のこれらの安売り文句は、消費者を誘導する為の、巧みな罠なのです。
行動経済学で、消費者心理を突っついた、売り方が含まれています。
アンカリンク効果とも言ったりします。

デフレ脳の人は、👆このような行動経済の心理トラップにハメられる可能性が高くなります。
結局、使わない物を買ってしまったり、部屋の棚が物で溢れたりと言った現象になっていくのです。
必要な物は何なのか?使う物は何なのか?例え日用品だとしても、はっきり言語化して買い物する事がインフレ経済には重要になって来ます。
売れない商品、サービスは自然に消えていくし、付加価値が高い物がインフレでは残るのです。
周りの皆んなが買っているから、人気商品は絶対残るかと言われたら答えはNO!

お菓子を例にします
A商品100円
B商品300円
目標売り上げは、10000円
A商品は、100人に売って10000円
B商品は、34人に売って10200円
利益率は、34人に売った方が高いです。
300円−100円=付加価値の差です。
この付加価値がインフレの時代には、重要になってくる為、例え人気商品だとしても安売り商品は無くなる可能性が高くなるのです。

ながら買い物、衝動買い物ではなく、何が欲しいのか?買った物で何がしたいのか?例え日用品だろうが、買い物する時は、商品の付加価値について考えながら行動すると、値上げの時代も楽しく生きれるはずです。
言語化してインフレの時代を過ごしましょう。

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