見出し画像

英語ばかりのIT用語をラクに覚えたい!

清水建二・すずきひろし『英単語の語源図鑑』を読んだ。(2023/04/06読了)

読んでほしい人

・英単語を効率よく覚えたい人
・英語由来の専門用語が覚えられない人
・大人になったいま、勉強以外のアプローチで英語に触れたい人

1. 読む前の自分

最近、私は基本情報技術者試験という、ITの資格試験の勉強をしている。
合格のためには、多くのIT用語を覚えなければならない。

IT: Internet Technology (= 情報技術 ) という言葉からわかるように、IT用語には英語由来の用語が多い。英略字(CPUやDBMSなど)やカタカナ英語ばかりだ。

パソコン好きの人ならよく見聞きしていて問題ないのだろうが、私のようなIT初心者にはIT用語は覚えにくい。

USBやHDDなど、身近に使用している英略字なら、何となく意味がわかるので、いちいちフルスペルを覚える必要はない。イメージもできる。
しかし、初めて知る英略字の場合は、何かしら手がかりがなければ日本語の意味に結び付けられない。

CPUという言葉をはじめてみたとき、何のことだかさっぱりわからなかった。
CPUのフルスペルがCentral Processing Unitで、それを「中心的なプロセスの装置?」と訳してはじめて、「CPU=中央処理装置」と理解できる。そしてやっとIT分野での意味を知るところにたどり着く。こんな調子で覚えていく英略字が200〜300個くらいある。

「英略字→フルスペル→英単語の意味→日本語の意味→IT分野での意味」

英略字は英単語でできている。その英単語も知っているものと知らないものがある。だから、英単語もできることなら効率よく覚えていきたい。

1回で完全に覚えるのは無理でも、英単語をパッと見ただけでなんとなくその意味がわかるようになりたい。
もしそんな方法があれば、その英単語の持つ意味から連想してIT用語自体の意味や機能を覚えやすくなるはずだ。

この本に期待すること:英単語の効率的な覚え方を教えてほしい

2. 気付き

WHAT:この本は何を教えてくれるの?
1. 英単語は接頭辞、語根、接尾辞の3つに分けられる
①接頭辞とは、単語の先頭に付いて方向や位置関係・時間関係、協調や否定などを表す
②語根とは、単語の真ん中に来てその単語の意味の中核を表す
③接頭辞とは、単語の最後に付いて単語の品詞の機能や意味を付け加える
例:attraction「魅力」:at(〜の方へ)+ tract(引く)+ ion(名詞)

2. 語根に含まれている意味を教えてくれる
3. 語源を中心に覚えれば、将来的に1万語くらい英単語を覚えられる

WHY:どうして語源から英語を勉強した方がいいの?
1. 同じルーツ(語源)の単語を芋づる式に増やせるから
2. 語源の意味を知ると、単語の「正確な意味」がわかるようになるから
3. 単語の意味を忘れても、語源の持つ意味を覚えていれば容易に思い出せる


3. 今度どうしていきたいか

IT用語を効率よく覚えるのが目的なので、
1. ぱっと見で意味がわからないIT用語(英略語・カタカナ語)をピックアップする
2. この本に載っている12の接頭辞グループと103の語根を軽く覚える
 → IT用語に出てくる英単語に限って調べたいときは、索引から探せばいい
3. IT用語の「英単語の意味」と「IT分野での意味」を両方調べる
4. 「英単語の意味」と「IT分野での意味」を理解したら、あとはひたすら覚える(きっと覚えやすくなっているはず)

この本に載っていない英単語は、以下のサイトでその語源を調べたい。
調べる手間もあるので遠回りのようにも思えるかもしれないが、一回で覚えて長期間忘れないようにしたいなら、語源学習も悪くないと思う。
まずはやってみよう。


この記事が参加している募集

#読書感想文

190,781件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?