＃21 自分を傷つける人からは離れて良し、の意味がわかった　

今月末で新卒入社した会社を辞めることにした。
もともと一般職として入社したけど、入社5年目で一般職が廃止になって全員総合職となり、私は営業になった。

女性も多い会社ではあったけど、営業は男性中心の社会だ。
さらには超縦社会、体育会系の会社だったので、そんなところに一般職入社の女性社員がいきなり放り込まれたら、もう震えるしかなかった。
異動したのが8月で、9月の期末に向けて数字を詰めていく最中だったから、空気感は最悪でめちゃくちゃピリピリしていて本当に恐怖で震えていたのをいまだによく覚えている。

そんな私を助けてくれたのが元上司Aだ。
数字が思うように出ない時は、一緒に外を回ってくれたり、愚痴や弱音を聞いてくれたり、飲みに連れて行ってもらったり、、、会社員人生の中で1番きつかった時に助けてもらったので、とても感謝していた。

たくさん助けてもらったけど、たくさんいじられもした。
「おい、ブス！」
と言われるのは日常茶飯事で、学歴のことを揶揄されたこともあった。
「ブスってひどいですよぉ〜」
なんてお茶らけて答えていたのは私なりの処世術だった。
日頃助けてもらっているから、これくらいのいじりは仕方ないよね。
パワハラはないし、可愛がってくれているからこそのいじりだ、そう思い込ませていた。

元上司Aは一緒に働いていた店舗から異動した店舗で、上司からのひどいパワハラに遭ってメンタルをやられて退職した。
退職後もたまに連絡を取り合って近況報告をしあったりもしていた。

しかし、徐々に拭いきれない違和感が湧いてくることになる。

私が出産したときに子供の写真を送ると
「猿か？」
と容姿を馬鹿された。
2人目を妊娠したときの報告に対しては
「あ、猿はお前だったか笑」
と絶句するほどの発言。

妊娠を猿呼ばわりするとか、どれだけデリカシーがないのだろう。
我が家にだって我が家なりの悩みがあり授かった命。
自分にも子供がいるにも関わらず、自分がやっていることは完全に棚に上げて（不倫。どっちが猿だよと言いたい）、この時代に何の配慮もない何も考えていないことが丸出しの発言にうんざりした。

何かあるごとに、私の親の仕事を馬鹿にしたり私の出自を馬鹿にされたこともある。
今回、退職することを伝えると、私の夫の仕事を馬鹿にし、私がこれからする予定の仕事も胡散臭いと馬鹿にした。

まだ自分がブスと言われたりとやかく言われるのは我慢できたけど、自分の子供を猿呼ばわりされたり、親や夫の仕事を馬鹿にされるのは正直腹が立って仕方なかった。

私より10年も長く生きているのに、人を平気で傷つけたり馬鹿にしたりできるその人間性に愕然とした。

辛い時にたくさん助けてもらったから、とても感謝していて関係を続けてきたけれど、今回のこの発言を機に、もう連絡を取るのはやめようと思った。
こんな人のために心をすり減らす必要はない。

よく「人間関係も断捨離だ」なんて話を聞いて、あまり好きな発想ではなかったけれど、時には断捨離も必要だね。
自分の大切な人、好きな人、守りたい人のために自分の命を使いたいと思いました。

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