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3月24日 日曜日 第一回 LCL

いよいよ始まりましたLCL!おそらく、いや確実に今年の学びの柱となるでしょう。

今日は朝から気合い入りまくりでした。仕事の日と同じ時間に起き、9時からのスタートに向け、コンディションを整えていきました。家族にもおはようの挨拶をし、4時間ほどの学びのために家事など諸々のことは終わらせておきました。

そして、15分前にはベトナムのファインロブスタという美味しいコーヒーをラテにして淹れ、最高の準備ができました。そして、やるぞ!とパソコンの電源を入れます。ここで10分前。

ん?あれ?電源が入らない!プチパニックでした。昨日の夜充電したはずなのに!そんなことを思い出す余裕もなく時間は過ぎていきます。

急いで電源を入れ、待ちます。でもなかなか電源がつかない。そんな感じでソワソワしていると、ちょっとした手の動きで、コーヒーを勢いよく机にぶちまけてしまいました笑

本当にもう笑うしかないです。机の面積のほとんどがコーヒー染めになってしまいました。近くに置いていた本もコーヒー染めに笑

急いでコーヒーの処理をしながら、パソコンの充電を待つ状態に。なんとか時間には間に合った!とはいかず。少し遅れての参加に…

まあ、そんなことも気にならないほど、LCLの学びは最高でしかなかったです。4時間があっという間。そして終わった時には心地よい疲労感。やはり同じ価値観の方と話すのは良き時間です。

一方で、クリティカルな視点は持ち続けていきたいと思います。本当に探究はいいものなのかという疑問は持っていたいですね。このような場だからこそですね。

今回は、初回ということで簡単な自己紹介とアイスブレイク、感じたことを共有する時間が主でした。特に今回印象に残ったことは、「時計の時間」と「星の時間」という時間の概念についてでした。

この時間に関する言葉は、ミヒャエル・エンデの『モモ』に登場する言葉です。主催の藤原さとさんから、「探究と時間」の関係について話題提供があり、モモからの引用から話がすすんでいきました。

わたしは、モモだけではなくとエンデの著作には非常に興味があります。「はてしない物語」などもそうですが、ファンタジーの中にエンデのさまざまな思考が内包されており、味わいながら読むことができるのが好きです。

確かに、「探究と時間」というのは話すと永遠に止まらない、深めがいのあるテーマだと思います。「時計の時間」というのは、ある種時計に支配されている状態だと思います。わたしの捉えだと、心が動かないやらなくてはならない義務的な作業に使う時間のことだと感じています。

特に、現代ではタイパということばに代表されるように、やるべきことをいかに短い時間でこなすかということに重きがおかれています。ですが、結局そのタイパで稼いだ時間でさらにやるべきことを詰め込んだりして、結局余白がなっているのではないか。みんなどんどん忙しくなっている。

これこそまさに、モモに出てくる灰色の男たちがやっていることです。本当にモモは予言書のようなものですね。

これに対して「星の時間」というのは心で感じる時間というのでしょうか。自分の命がシンクロするというか、自然と感じる時間が星の時間なのではないかと思います。

藤原さんの話を聞いて、わたしは今年度の自分の実践とシンクロしてちょっと感動してました。まさに、今年の探究の時間が「星の時間」となっていたと感じています。

学校のカリキュラム自体が、基本的には「時計の時間」で動いています。それが、英語教育やプログラミング教育など、ビルドインビルドで増え続けていった結果、子どもも余白をなくして忙しい状態になっています。

しかし、わたしは強く感じています。「星の時間」は自分で見つけていくものだと。今年度の、ビオトープフェスティバルをはじめとした「星の時間」の実践もあるため、結構自信をもって言えます。

ただ、もう一度確認しますが、学校は基本「時計の時間」で動いています。いかにそこに「星の時間」のデザインをしていくか。両者は二項対立ではなく、それを超克していくものです。いかにバランスをとりながら高めていくか。これは学校現場だけでなく、どの場面にも当てはまる普遍的なものだと考えています。

自分がマイスター・ホラになって、モモのように「時計の時間」に飲み込まれそうになっている子どもたち、若者たちを「星の世界」に誘いたい。そんなことを藤原さんのお話を聞きながら考えていました。

そう、来年度はもっと同僚や介助員の先生方をこちらの「星の時間」に連れていきたい。そんなことを目標としています。どうすれば、「星の時間」が作れるかを一緒に見つけていきたい。

おそらく、人によって「星の時間」の入り口は違ってくるのだろうと思います。それを一緒に探していきたい。自分自身が今年度「星の時間」過ごすことの面白さを満喫できたので、来年度はみんなで過ごしたい。

そんなことを考えた1日でした。楽しかった!
次回も非常に楽しみです!!!




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