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7月24日 100日で完成する本 22日目

・読書とノイズ

今日からは、わたしの好きなものをジャンル問わず自由に書いていきます。書いていくうちに新たなつながりが出てくるかもしれません。それを楽しみに書いていこうと思います。

わたしは本を読むことが好きです。何も予定がなければ、ずっと読んでいられるほど好きです。私を語る上では、読書は外せません。

ということで、今回は読書についての本の紹介です。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という本で、今かなり話題になっている本です。たまたま本屋に行ったら、めっちゃ置いてあったのでついつい買ってしまいました。

私はどちらかといえば本は結構読んでいる方だと思います。割と時間がある時には本の世界に入ります。教育書だけではなく、芸術文化やコーヒーなど様々なジャンルの本を読みます。最近は小説も。

ですが、周りの人は忙しくて本を読む時間がないといいます。ですが、本当は本を読みたくないのではないのかとも思ってしまいます。本を読む選択肢をだいぶ早い段階で外している。そんな気がします。

本を読むことは、働くことの、ノイズになる。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』より

本書を読み解く時、『ノイズ』という言葉がキーワードとなります。ちなみに、パズドラなどはノイズがないようですね。日本の働き方が読書離れに影響を与えていることを、歴史を紐解きつつ教えてくれます。

この本自体がノイズのようなもので、本のタイトルのアンサーを簡単に出していないところに、著者の伝えたいことがあるのでしょう。なかなかニクい構成です。思えば、自然なんかもノイズですね。

自然はコントロールできないものの代表のようなものなので、今の社会では必然的に避けられてしまう。子どもも一つの自然ですね。だからこそ少子化になっていっているのではないかとも考えました。

本書を読んで感じたことを大きく2点にまとめてみます。

1ノイズと他者の文脈を受け入れられる余白をもつこと

大切なのは、他者の文脈をシャットダウンしないことだ。
仕事のノイズになるような知識を、あえて受け入れる。
仕事以外の文脈を思い出すこと。そのノイズを、受け入れること。
それこそが、私たちが働きながら本を読む一歩なのではないのだろうか。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』より

この引用文は、昨日noteに書いた、自分の世界だけではなく、相手の世界にもお邪魔するということにつながっていると思います。心と体に余白をもち、ノイズを積極的に受け入れていく。

子どもの文脈を知ることで、自分の世界も変容していきます。私の場合は、トカゲとかコオロギとかプログラミングとか。結果的に、そのノイズがいずれ役に立つのではないかと思います。というかすでに、面白い繋がりができています。

わたしが仕事以外にさまざまな関わりを求めているものこれだなと思います。意外なところで繋がると本当に面白いのです。

本校にゲストティーチャーをたくさん呼んでいるのも、子どもにさまざまな文脈を感じでもらいたいからに他なりません。

そんな感じで上記の文章を解釈しました。

2トータルワークをやめる

「トータル・ワーク」とはドイツの哲学者ヨゼフ・ピーパーが作った言葉だ。ピーパーは『余暇ー文化の基礎』において、生活のあらゆる側面が仕事に変容する社会を「トータルワーク」と呼んで批判した。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』より

生活全部仕事になってしまうとの指摘ですが、ここだけは少し分からない部分ではあります。仕事の定義が曖昧だからですかね。私はむしろ仕事と学びと遊びの境界がなくなっている感じです。

職場で拘束されている状態が仕事なのだとしたら、確かにそれは減らしたほうがいいと思いますが。休息は一番大切ですね。

ただ、仕事でも家事育児でも一つのことを集中的にやることはまずいとのこと。うつ病や燃え尽き症候群につながるみたいです。だからこそ、ノイズと他者の文脈を受け入れていくことが大切なのです。

結局、読書はノイズを得られる一つの手段でしかないということです。大事なのは、ノイズを受け入れたり、他者の文脈に入ったりする余白を大切にすること。結論はそこです。読書以外でも他者の文脈を知る方法はいくらでもあります。ただ、仕事が忙しすぎるとそんなことやっている暇がない。

しっかりと休む時には休んで、様々なノイズを受け入れられる状態にしていくこと。当たり前の結論ですが、やはり大事なことなんだと改めて感じました。今日もぼちぼちいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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