死体の隠し方について考えてみた話

ミステリーを書こうと思って色々と考えていた事がある。
死体を隠すにはどうしたらいいだろうと思案した結果、肉と骨に分けて骨はトンカチで細かく砕き、肉はミキサーでひき肉状態にして数回に分けて廃棄すればバレないんじゃないかという結論に達した。
　まず、家庭用のミキサーの中で一番でかいやつを使って被害者の肉をミンチにしたあと、海にまく。　
　次に骨である。骨を遺棄するにあたって一番の懸念は頭蓋骨である。頭蓋骨は人間の身体の中で一番ユニークな形をしている。あとの部位はこちらが強弁すれば警察をごまかすことも可能かもしれない。が頭蓋骨だけは無理だ。あれは是非とも、復元不可能なぐらい粉々にしておきたい。すると不眠不休で骨を叩き続ける羽目になりそうだ。トンカチで骨を砕くのは諦めてバーベキューで骨を焼いて灰にしてしまうことにしようか。しかし、家庭用のバーベキューセットで骨を灰にできるほどの火力は出るのか謎である。もし、仮にすべての難題をクリアして死体を上手く隠しおおせたとしても、刑事の聞き込みで被害者との接点がバレてしまうと自分が犯人だとわかってしまう。死体が見つからなくても、行方不明になったこと、その後見つかっていない事などが分かれば殺人事件として捜査されることがありえるし。愛犬家連続殺人事件の時みたいに。こんな事をするぐらいなら自白したほうが良くない…。作者である私がそう思ってしまったため物語はどん詰まりに陥ってしまい結局頓挫してしまった。
　色々調べたせいで私のケータイの履歴は大変な事になっててちょっと人に見せられない。