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78才の母が鉄砲で撃ちたいくらい憎いものとは・・・・

昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます

おばchannelは花より団子
実のなるものが好き
だから庭にはブルーベリーを植えている

今はこんな感じ

まだまだ青いが7月中旬頃になれば青紫になり収穫が楽しめる

実家の母のところにはジューンベリーが植えられている
こちらは収穫時期がすでに始まっている
にも拘わらず 全く収穫できないらしい

原因は これ

ムクドリ

まあムクドリだけではなくいろんな鳥が食べに来るようで

「覆いをしたらいいで」
と畑で使う不織布を切って渡した

後日 ジューンベリーどう?と聞くと
あかん 雨の日なんか鳥たちが不織布の中に入って雨にかからんし丁度いいわって感じで食べてるわ
とのこと

なるほど 中途半端な鳥よけは かえって鳥にとって都合がよかったということか
何事も中途半端はダメとはこういうことなのか・・・

そして
「もう腹立って腹立って 鉄砲で撃ったろかと思うわ」とまで言う始末

鉄砲って(笑)

いつもは優しい母が穏やかではない…

生前父は「ええやんか 鳥に食べさせといたったら」とよく言っていた
なんと 優しい・・・・いや…

父はジューンベリーの世話を何にもしていないから腹が立たないのだそうだ 舌切り雀の爺さんといっしょだ
爺さんは何もしていないから かわいそうなどと言えたのだ

舌切り雀のばあさんは 自分がせっせと洗濯にと準備していた糊を食べられたから腹が立ったのだ
ばあさんは 家事で毎日大変だったに違いない
洗濯物に糊をきかすなんてカリスマ主婦並みの働きではないか
それなのに 化け物入りのつづらで恐ろしい目に合わされるなんてひどすぎないか・・・・・

なんか 急に舌切り雀の意味合いが違って見えてきたぞ

何にもしない じいさんだけが雀にもてなしてもらって 金銀財宝をもらうなんて なんか 男社会に都合のよい話のように思えてきたのは私だけだろうか

そんなこんなを考えている横で  母は今ではひと粒も実がなくなったジューンベリーを見て
「なにもなくなったら 毎日心穏やかに過ごせるわ〰」
と ある意味悟(さとり)の境地を開いたようで…

間もなく収穫を迎えるブルーベリーを前に鳥に対する心のあり方を考えるおばChannelであった





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