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性的虐待を受けた幼少期

10歳くらいの頃兄から性的虐待をうけた。
はじめは私の股のあたりを服の上から触る程度のものだった。
それがエスカレートしていき服の中に手を入れるようになり、服をずらして脱がせるようになり
指を入れられたりお尻に勃起した性器を擦り付けられるようになった。

そのうち兄は私が母に助けを求めないと思ったのだろうずらした下着を戻さずに居間にいくようになった。

服を正してトイレに行って体を拭いて何事もなかったかのように家族に接するのが辛かった。

一年ほど被害はあった。
あの一年私は被害に遭っている最中死んでいるふりをしているんだと言い聞かせて耐えていた。
とても母に言えなかった 
言っちゃいけないことだと思った。隠さなければとなぜか思っていた。
信じてもらえなかったらどうしようかとも思った。

もっと早くにSOSをだして誰かに助けてもらえていたら、治療をもっと早く受けれていたら
今の私の状態よりもマシだったのだろうかと、ぼんやりと考える
ありもしなかった世界。
被害がなかった世界、SOSを早くに出せた世界、助けてと言えた世界、やめてと言えた世界。

その世界はすべて存在しないのに今よりも良かったのかなって考えてしまう。
そして自分を責めてしまうことを今日も私はやめられない。

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