【映画メモ】青春18×2 君へと続く道
5月に入ってからも何個か映画館で観たけど、感想書くのはちょっと久しぶりになってしまった。
主演のシュー・グァンハンは、ちょっと前に「時をかける愛」を見て知った、自分が台湾に興味を持つきっかけになった俳優さん。
あのドラマでも今回も、無邪気な役と影のある役を使い分けた演技で、とても繊細な表現がすごく見どころだと思う。
肝心の今回の映画の感想としては、
「ああ、やっぱりそういう系か」って思ったのが正直なところだった。
内容的には面白かった。
観ていて青春時代特有の青くて甘酸っぱい感じとか、ジミーの不器用さに終始ニヤニヤしながら、ジミーとアミちゃんの関係を見守ってた自分がいた。
すごく楽しそうで、人生ってもっと自由でいいんだなって感じれた。
もっともっと楽しんでいいんだなって思った。
ただ、途中から先が読めてしまった。だからこその「そういう系」。
でも観れてよかったと思える、素敵な映画でした。
タイトルの『18×2』の意味に気づいた時は
「遠くて長い道のりだったんだな」と少し切なくなった。
誰かのために生きたいと思う、強い愛を見た。
白銀世界の映像も、その中の音のない世界の描写も、すごく美しかった。
青春真っ只中の人にはすごく刺さるかもしれない。
でも、青春を忘れかけた人も、青春に気づかず通り過ぎた人も、
ジミーのように青春を置き去りにしてきた人も、
きっとみんなが楽しめる映画だと思う。
少しだけ切ない愛でした。
ちなみに映画館で周りに座ってた20代前半くらいの子(推定)たちは、結構泣いてる率高かった。