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頂き女子の年齢層は50代60代

 いつも思うのだが、ネット上の男女論は偏りがあまりにも激しい。その理由は色々考えられるし、後ほど考察記事を書きたいのだが、今回は置いておく。

 ネット上でしばしば話題になるのは「頂き女子」だ。年収400万の独身孤独男性からお金をだまし取って「捕食」する20代美女の生き様はアンチフェミ的な人間に刺さるらしい。

 しかし、頂き女子の本流はそんなものなのだろうか?筆者の考える頂き女子はもっと泥臭くて汚いものだ。彼女らはそもそも「女子」と名乗れる存在なのかも怪しいのである。

 日本で最も有名な頂き女子は誰だろうか。最近話題の「りりちゃん」だろうか。いや、違う。日本で最も有名な頂き女子は令和の日本を揺るがしたあの家族だった。それはこの人である。

 かの小室圭さんの母上である、小室佳代氏だ。この人は当時50歳を超えていたし、あまり美人と言える雰囲気でもなかったが、70代男性と婚約し、数千万単位で金銭を受け取っている。似たような行為を以前にしていたかは分からないが、行為としては頂き女子そのものだと思われる。

 そもそも頂き女子は20代の女性には向いていない。20代であれば他にも様々な選択肢が開けるし、よほどの依存症でも無い限り、頂き女子になるメリットはない。それよりもまともに転職活動をしたり、婚活した方が遥かに実入りが大きいだろう。一方で50代はどうか。職歴を積み上げることは現実的ではないし、家庭形成も手遅れだろう。こうなると、頂き女子として金銭を巻き上げ、孤独を贅沢で埋め合わせるしか生きる道がない。

 男性の側の事情もある。男性側にとっては性欲よりも孤独の解消の方が優先であるため、20代である必然性は実は弱い。そのような年代からは相手にされないことが分かっているし、会話も合いにくいだろう。実のところ、70代の人間から見ると50代は「ピチピチ」して見えることが多い。人間は相対的に物事を推し量る生き物なので、自分より年下であればそこまで大きな問題にはならない。

 また、孤独な年収400万の独身中年が実入りの良い獲物とは限らない。むしろ経済的には既婚者の方が余裕があることが多い。50代になると子供の成人を期に熟年離婚する人が現れるし、死別というパターンも出てくる。また、異性の積極的な人間は人生のどこかしらに結婚を経験しているだろう。こうなると、資産を沢山持っている結婚経験者を狙った方が実は実入りが良いのではないかと思う。

 色々踏まえると、「りりちゃん」は頂き女子のパターンとしてメインストリームではない。むしろ50代おばさんが70代の妻と死別・離婚した富裕層の男性から金銭を搾取する方が遥かに規模は大きい。この年代の男性は金を自分のために使うことに興味が無くなっていることが多く、仮に騙されてもそこまで怒らなかったりする。どのみち後少しで死ぬのだから、大盤振る舞いしてもいいじゃないかということである。

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