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10年に一度の大チャンス?始めやすいフィリピンの株式投資と特徴について。

投資信託、株式投資、不動産投資、仮想通貨、FXなど、投資の種類も色々あります。

実際フィリピンで人気なのは、コンドミニアムなどの不動産投資ですが、実は株式投資も近年注目を浴びています。

1.フィリピンの現状

人口:1億900万人(2020年1月現在)
GDP:3600億ドル(2019年、名目値)
1人当たりGDP:3,294ドル(2019年、名目値)
GDP成長率:6.1%(2020年予測)

フィリピンの人口は年々増えており、現在は約1億900万人。

GDPは約3600億ドルで2018年時点では世界40位、1人当たりGDPは3,294ドルと、ここだけ見るとまだまだ発展途上だと思われますが、GDPの成長率は2019年が5.8%、2020年は6.1%と予測されていて、数年前から高成長を続けていることが理解できます。

また、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、2022年までの成長計画である「フィリピン開発計画」を掲げており、以前からの課題だったインフラ整備の改善が盛り込まれています。

そういったことからも、フィリピンは今後大きな発展の可能性を持つ国として注目されているのです。

2.フィリピンの株式市場について

フィリピンの上場銘柄数は2020年3月現在、270銘柄です。

参考に、東京証券取引所の1部、2部の合計は2,649名柄(2020年2月現在)ですので、東証の約1/10ほどしかなくかなり少ないのがお分かりだと思います。

また、その中でも財閥系の企業が多く占めているのも特徴の一つです。
SMモールやBDO銀行などのSMインベストメント・コーポレーション、アヤラモールやGlobeなどのアヤラコーポレーション、ロビンソンマーケットやセブパシフィックなどのJGサミットホールディングスなどが有名です。

3.フィリピン株式投資の特徴

フィリピンの株式投資の特徴は、大きく分けて2つあります。

まず1つは、基本的には国全体の経済成長に投資する長期投資がメインとなること。
今後フィリピンは経済成長を続けていくことが予想されるため、それに乗っかった5年から10年の長期目線で配当金を受け取りながらずっと持ち続ける「バイ・アンド・ホールド」が基本戦略になります。

2つ目は、小額からの投資が可能なこと。

日本の場合、基本的に100株単位での売買になるため、フィリピンにも進出しているUNIQLOのファーストリテイリングであれば、株価は約48,000円(2020年4月現在)ですので、48,000円×100株=480万円が最小売買金額になります。

それがフィリピンの場合、最低注文株数が株価によって細かく分かれています。
簡単にいうと、株価が安いものは最低注文株数が多く、株価が高い物は最低注文株数が少なく設定されているため、お財布に優しい投資となっています。

下記が最低注文株数の一覧になります。

0.009ペソ以下   1,000,000株
0.01ペソ~0.049ペソ 100,000株
0.05ペソ~0.49ペソ  10,000株
0.5ペソ~4.99ペソ   1,000株
5ペソ~49ペソ     100株
50ペソ~999ペソ    10株
1,000ペソ以上      5株

あまり1ペソ以下の株を買うことは少ないと思いますが、フィリピン総合指数(PSEi)採用の30銘柄を最低購入価格で買っても30万円程になりますので、日本に比べて投資がしやすいのがお伝えできるかと思います。

4.今後のフィリピンとまとめ

先ほども紹介しましたが、現在フィリピンは高成長を続けています。

人口は東南アジア内でも最長の2062年まで増え続けると予想されており、GDPは現在の40位から2050年には16位まで上がるといわれています。

ここ最近はウイルスの影響で株価も下がっており、フィリピンで株式投資を始める良い機会かもしれません。

次回は、フィリピンの株式投資におすすめの銀行を紹介します。

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