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アラ40公務員が株式投資を始めたきっかけ(2019年)

私が株式投資を始めたのは、5年前の2019年1月である。きっかけは、職場の大先輩が株式投資をしていたこと。その人は、当時再任用という立場で、正直仕事は全くしておらず、毎日お金儲けの話をしたり、株式投資をしていたりして楽しそうに過ごしていた。見た目はスキンヘッドで、言葉遣いも悪く、粗暴に見え、当時は怖く、近づきたくないという印象だった。

当時、私もその大先輩も喫煙者ということもあり、仕事中や昼休みに煙草休憩をした際に、少しづつ話すようになっていった。距離が近くなったきっかけの一つは、当時職場に仕事はできないことを隠すためか、やたら高圧的で嫌な上司がいて、その上司がいつものように部下を怒鳴っていた。いい加減に五月蠅いと思った私は、その上司の言っていることについて、つい反射的に「それは言い過ぎだし、余りに理不尽だと思います」と言ってしまった。自分でも予期せぬ一言だったため焦ったが、もう後戻りができなくなり、そのままの勢いでその上司を言い負かしてしまった。

そんなことがあった昼休みに、煙草を吸っていると、大先輩が話しかけてきて、「さっきは面白かったよ。俺もいつもうるせぇと思っていたけど、言っても無駄だから黙ってた。お前かっこよかったぞ」と言ってくれた。その一件でかわいがってくれるようになり、次第に株式投資の魅力を語ってくれ、いつの間にか株式投資について興味が湧いてきていた。(そのあと、嫌な上司は私を取り入れようと近付いてきたが、無視した。)

そこから、楽天証券の口座を開設した。元々、楽天経済圏のユーザーでもあったので、いきなり現金で投資するのは怖かったこともあり、ポイント投資から始めた。最初は訳も分からず、投資信託を100円単位で人気順に20銘柄くらい購入した。当時は、オルカンやS&Pが今ほど人気化していなかったので、選択肢は無数にあった。今では絶対に買わないが、配当が出るが手数料が無茶苦茶高いタコ足配当なども購入した。

そんなこんなで、半年ほど様子をみて、銘柄選定を間違えなければ損はしないし、寧ろ増えていくことを実感し、そこから特定口座で積み立てを開始。税引き後年利1.5%の共済貯金が最強の世界線にいたため、こんな簡単にお金が増えるというのが、新鮮で驚きだった。当時は、NISAを活用しておらず、2021年4月から積み立てNISAを始めた。今思えば、最初からNISAを使用していればよかった。

そこから、個人年金を解約した50万円を元手に、2021年4月に約50万円で無料食事券の優待狙いのマクドナルドと、約14万円で配当狙いのソフトバンクを購入し、その後、積み立てNISAを始めた。この辺りから、株式投資のメリットと可能性を感じていた。短期で見るとマイナスになる時期もあったが、当時購入した投資信託や個別株は今では立派な稼ぎ頭になっている。銘柄選定を間違えず、長期投資をすれば勝つ確率は格段に上がるし、社会参加している感じが単純に楽しい。今まで知らなかった世界が広がった気がしたし、経済という世界はとても魅力的で今でもワクワクさせてくれる。資産も知識も増え、大人に近付いた気がするし、実益を兼ねた趣味になった。まだまだ下手だし、損も多いけどね。でも何もしないで将来に対して不安になっているよりは、足掻いて機会を狙っていきたいと思う。

以上が私が株式投資を始めたきっかけ。気になっているのであれば、失敗してもやった方がいい。何かが見つかるかもしれない。これが何かの参考や後押しになるといい。

最後に。
株式投資に興味があるが、何を買っていいか、いつ買っていいのか分からない人は多くいると思う。最初は、練習のつもりでポイント投資や1,000円でも良いので少額で試してみるのがいいと思う。今なら、S&P500とかオールカントリーや日経平均など、証券会社のランキングで気になるやつを片っ端から購入してもいいと思う。複数購入して買い続けたいやつが出てくれば、それを継続的に購入すればいいと思う。手数料が安いやつがいいけど。まずは、買ってから勉強すればいい。そこで面白さを感じてほしいし、お金が働くという感覚を理解してほしいと思う。そうなったら、投資の魅力にはまっていくと思うから。

次回は、投資の始め方について少し書きたいと思う。


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