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【読書記録】新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく 大平一枝

育休中、読書量が増えました。
娘をベビーカーに乗せて図書館へ行くのが、一番お気に入りの気分転換になっていて、あれも読みたい、これも読みたいが止まらなくなっています。
最近よく読むのはエッセイ。
小説よりも気軽に読めるのが今の私にぴったり。
こんなにエッセイがおもしろいということをこの歳になって初めて知りました。

こちらは、大平一枝さんの子育てエッセイ。
お子様の年齢順に構成されていて、子どもの成長に合わせて、悩みや捉え方が変化していくさまがリアルでおもしろい。
そして、たまに鼻の奥がツンとなる、なんとも言えない切ない気持ちになる章もありました。
読み応えがあって、手元に置いておきたくなる一冊。

目の前の娘のことでいっぱいになっている私に、肩の力を抜いていいよ、完璧な母よりドジな母の方が上手くいくかもよ、母でいられる時間は案外短いよ、だから今を楽しもう!という応援歌のような、そんな本でした

私はまだまだ新米母ですが、そんなこと言っているうちに娘はどんどん成長しています。
これからの娘との時間はきっとあっという間に過ぎていき、後から振り返ると、この時間が人生で一番幸せだったなと懐かしむ日がくる、そんな尊い日々の中に今自分はいるんだろうなと思います。

子育てが上手にできなくても、とにかく今この時を楽しみたいと強く思わせてくれた大切な一冊となりました。

そしてもうひとつ。
娘さんからの言葉。
「好きなことを仕事にしているから、ママはそれだけですごいよ。勝てない」
わたしも、娘にかっこいいと思われるお母さんになりたい。
仕事でなくても、何かかっこいいところを自分に持ちたい。そのための種まきをしっかりしていこうと思いました。
女性の人生は3年ごとに節目がある。だから、3年ごとに目標を立てるとよい、というお話も載っていたので、早速3年後のありたい自分を描いていこうと思います


人生も子育ても思うより短いんだろうな。。。

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