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韓国料理14.大根の酢漬けとピリ辛和え~手軽に作れて長持ちする名わき役~
「あ、そういえば大根があったんだ」という気付きと、思い立ったが吉日という言葉は、どうやら同義語のようです。
「今作らなきゃ、いつ作る!」の精神で出来上がったのは、ムチェムチム(무채무침)という大根の和え物です。丸々と太った大根が、1本まるまる残っていたこともあり(ダジャレじゃないよ)、紅白色の和え物を作ることにしました。
무(ム):大根
무채(ムチェ):大根の千切り
무침(ムチㇺ):和え物
※以下、記載している分量はあくまでも目安です。必ず美味しく作れるよ! と保証するものではありませんので、悪しからず。
下ごしらえ
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いつ見ても思いますが、韓国の大根はかわいい形をしています。これと比べると、日本で見掛ける大根はスタイリッシュです。
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大根は、ストレス発散に最適の千切りにします。
食感を残すためにも、キャベツの千切りくらいに細く刻む必要はありません。多少太くても、この後塩で水抜きをするので大丈夫です。
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すべて切り終えたらボールに入れ、塩(소금)を適量振りかけてざっくりと混ぜ合わせます。
소금(ソグㇺ):塩
この状態で30分~1時間程度置き、大根がしんなりしたら出てきた水分をしっかりと切ります。
ここで一度、大根の味を見ます。塩味が強すぎる場合は、水で軽く洗い流して塩分を飛ばします。
白:酢漬け
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大根の水抜きをしている間に、酢漬け用合わせ調味料を作ります。
今回は、ネットで見つけた、魚醤(액젓)を使ったレシピを参考にしました。使ったのはカタクチイワシ(멸치)の魚醤です。正直、魚臭くならないかなあという心配はありましたが、臭みが残るようなレシピは検索上位には来ないだろうという信頼から試してみることにしました。
その他の調味料は酢(식초)とオリゴ糖(오리고당)とゴマ(깨)という至って普通の組み合わせです。分量は酢とオリゴ糖を1:1とすると、魚醤は半分の0.5くらいでしょうか。味を見ながら調整したので、正確な割合ではありません。最後のゴマは適当です。香ばしい香りが好きなので多めに入れました。
액젓(エㇰジョッ):魚醤
오리고당(オリゴタン):オリゴ糖
식초(シㇰチョッ):食酢
깨(ケ):ゴマ
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合わせ調味料が出来たら、もみ込むようにして大根と混ぜ合わせます。
このまますぐに食べても良かったのですが、味がしみ込むまで数日寝かせることにしました。
紅:ピリ辛和え
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次は、紅色のピリ辛和えです。
とうがらしの粉(고춧가루)、魚醤(액젓)、砂糖(설탕)、にんにく(마늘)、梅エキス(매실액)を3.5:2:2:1.5:1の割合で混ぜ合わせます。ここでもゴマ(깨)の量は適当です。
上記以外にも、さっぱりとした味に仕上げたいときは、酢を入れるようにしています。
고춧가루(コチュカル):とうがらしの粉
액젓(エㇰジョッ):魚醤
설탕(ソㇽタン):砂糖
다진 마늘(タジン マヌㇽ):潰したにんにく
매실액(メシルエㇰ):梅エキス(梅の実を砂糖に漬けて作ったシロップ)
깨(ケ):ゴマ
調味料を混ぜ合わせたら、味を見てから調整します。
実は、ここからが本番という説あり・・・。理由は、調味料の種類(メーカー含む)や材料によって味が変わるからです。例えば大根は季節によって糖度が変わるため、甘みが足りないと感じたら梅エキスを多めに入れたりしています。
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合わせ調味料の味が決まったら、大根と混ぜ合わせます。
こちらもすぐに食べても良かったのですが、味がバラバラでまとまっていなかったので、味を落ち着かせるために数日間冷蔵庫で寝かせることにしました。
出来上がり
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ということで、寝かせた後の酢漬けとピリ辛和えです。
どちらも思いのほか、満足のいく出来上がりとなりました。酢漬けは魚の臭みもなく、深い味わいに仕上がっていました。ピリ辛和えは見た目ほどに辛くなく、大根の甘みが効いて、一口食べると食欲をそそられる味に仕上がっていました。
両方とも、鶏や豚などの肉料理と相性がいい名わき役です。手軽に作れて長持ちもするため、作り置きにも便利です。
ではでは。
どろん!
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